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【インフレ】30年後の1億円は今より価値が低い→だから株式投資をする意味がある

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親友のむらちゅうさんがとても大切なことをtweetしていました。

tweetはこちら。

シーゲル神画像

この画像、超有名なんですが、どこが素晴らしいかというと、株式が超長期では圧倒的に強いことが一目瞭然で、しかもインフレ調整後の数字を出していることだと思うんですよね。(インフレを考慮するからDollar=ドル、現金が200年後に価値が0.052ドルと20分の一になっている。)

最近、インフレ調整後とか調整前とかあまり記事で書いてこなかったので、せっかくですし、ちょっと説明など含め記事にしていこうと思います。

もし良かったらお付き合いください。

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【インフレ】30年後の1億円は今より価値が低い→だから株式投資をする意味がある

コロナ禍まではインフレとか別世界のお話と思っていましたが、いざインフレが戻ってくると生活も大変ですね。

というか、昇給がインフレに追い付かないので、投資してなかったらめちゃくちゃしんどかったのでは。。インフレ、マジで恐ろしい。

さて、いま資産が1億円あったとしても、このまま年2%のインフレが15年間ずっと続くなら、購買力は15年後には今の約7430万円相当となります。(1億円 ÷ 1.02^15 ≒ 7430万円)

逆に言うと、15年後に今の1億円と同じ価値を持たせるには、1億3459万円が必要ということに。年2%でも15年でお金の価値は約26%減るということでもあります。

インフレ2%、やばくない?

 

むらちゅうさんが引用していたクロミちゃんのtweet。

年2%のインフレが40年間続くと、今の1億円は40年後には約4529万円相当の価値です。(1億円 ÷ 1.02^40 ≒ 4529万円)

逆に、40年後に今の1億円と同じ購買力を維持するには、2億2080万円ほど必要です。

年2%程度でも、

  • 15年後:約7430万円相当
  • 30年後:約5520万円相当
  • 40年後:約4530万円相当

と、40年で実質的な価値は半分以下になりますね。

インフレ2%、やばくない?(2回目)

 

ただ、クロミちゃんが心配してるような絶望感はなくて、たぶん、現在価値で収入の10%から20%を積立投資とかしてたら20年、30年、40年先とかは株式がインフレを上回るから、全然心配いらないかな、とも思います。

シーゲル教授の画像はインフレ調整後で株式の超長期リターンは6.7%でした。

なので、私たちが積立しているオルカンであったりS&P500というのはインフレ調整前の名目リターンだともっと高いリターンがあるのですね。(ざっくり9.7%程度と書かれてる書籍が多かった記憶。ただ、日本だとここに為替も関係するので少し変わります。)

 

実際にS&P500はインフレにどの程度打ち勝ってきたのか

さて、この話は管理人にも重要な話。

ワンチャン55歳で1億円になったとしても、そこから10年後には約8200万円相当となります。

たった10年でもインフレ恐ろしい。

だからこそ老後になっても株式投資をしておく意味があるんですね。

敗者のゲームを読んだ20年前とかは何となくは分かるけど大袈裟wwと思ってましたが、スミマセン、いざ自分の身にふりかかると老後でもある程度リスク資産を持つ必要が嫌と言うほど分かります。。

 

さて、せっかくなので、超長期の株式リターンとインフレを調べて表にしました。

まずは結論画像から。

1928年に100ドル投資したS&P500がどうなったか。

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S&P500の超長期名目リターンと実質リターン(1928年時点で100ドル投資を基準)

1928年に100ドル投資したS&P500は

インフレを考慮しない名目リターンで982,841ドル(9,828倍)

インフレ考慮後の実質リターンだと53,949ドル(539倍)

になります。

インフレ恐ろしい・・・となるかもですが、普通に539倍もヤバいですよね。まぁ、97年ガチホとかできる人はいませんが、実質価値が539倍はヤバいです。子供の誕生祝いに30万円のS&P500をプレゼントして、孫の代まで放置すれば100年後に1億6170万円です。しかも現在価値としてほぼ近いモノ。インフレもヤバいけど株式も十分にヤバい。(国語力・・・)

 

さて、データを表にしていきますが、S&P500の長期リターンとインフレ率については、ニューヨーク大学Stern School of BusinessのAswath Damodaran教授が公開しているデータを使用しました。

※Damodaran教授のデータでは、株式リターンに株価上昇と配当が含まれています。

出典はこちら。

>>Aswath Damodaran:Historical Returns on Stocks, Bonds and Bills

>>Damodaran:Annual Real Returns

 

今回のS&P500のグラフは、公開データをもとに管理人が計算・作成しています。表はけっこう長いのでサラーっと見て貰うと幸いです。(重要な部分は画像であとで紹介しますので。)

年 S&P500 Total Return Inflation 名目100ドル(計算) 実質Return(計算) 実質100ドル(計算)
1928 43.81% -1.16% 143.81 45.49% 145.50
1929 -8.30% 0.58% 131.88 -8.83% 132.66
1930 -25.12% -6.40% 98.75 -20.01% 106.12
1931 -43.84% -9.32% 55.46 -38.07% 65.73
1932 -8.64% -10.27% 50.66 1.82% 66.91
1933 49.98% 0.76% 75.99 48.85% 99.61
1934 -1.19% 1.52% 75.09 -2.66% 96.96
1935 46.74% 2.99% 110.18 42.49% 138.13
1936 31.94% 1.45% 145.38 30.06% 179.66
1937 -35.34% 2.86% 94.00 -37.13% 112.93
1938 29.28% -2.78% 121.53 32.98% 150.18
1939 -1.10% 0.00% 120.20 -1.10% 148.54
1940 -10.67% 0.71% 107.37 -11.31% 131.75
1941 -12.77% 9.93% 93.66 -20.65% 104.55
1942 19.17% 9.03% 111.61 9.30% 114.26
1943 25.06% 2.96% 139.59 21.47% 138.80
1944 19.03% 2.30% 166.15 16.36% 161.50
1945 35.82% 2.25% 225.67 32.84% 214.52
1946 -8.43% 18.13% 206.65 -22.48% 166.29
1947 5.20% 8.84% 217.39 -3.34% 160.73
1948 5.70% 2.99% 229.79 2.63% 164.96
1949 18.30% -2.07% 271.85 20.81% 199.28
1950 30.81% 5.93% 355.60 23.48% 246.06
1951 23.68% 6.00% 439.80 16.68% 287.11
1952 18.15% 0.75% 519.62 17.27% 336.69
1953 -1.21% 0.75% 513.35 -1.94% 330.16
1954 52.56% -0.74% 783.18 53.71% 507.45
1955 32.60% 0.37% 1,038.47 32.10% 670.36
1956 7.44% 2.99% 1,115.73 4.33% 699.35
1957 -10.46% 2.90% 999.05 -12.98% 608.56
1958 43.72% 1.76% 1,435.84 41.23% 859.50
1959 12.06% 1.73% 1,608.95 10.15% 946.78
1960 0.34% 1.36% 1,614.37 -1.01% 937.23
1961 26.64% 0.67% 2,044.40 25.79% 1,179.02
1962 -8.81% 1.33% 1,864.26 -10.01% 1,061.03
1963 22.61% 1.64% 2,285.80 20.63% 1,279.95
1964 16.42% 0.97% 2,661.02 15.30% 1,475.82
1965 12.40% 1.92% 2,990.97 10.28% 1,627.55
1966 -9.97% 3.46% 2,692.74 -12.98% 1,416.26
1967 23.80% 3.04% 3,333.69 20.15% 1,701.62
1968 10.81% 4.72% 3,694.23 5.82% 1,800.59
1969 -8.24% 6.20% 3,389.77 -13.60% 1,555.77
1970 3.56% 5.57% 3,510.49 -1.90% 1,526.20
1971 14.22% 3.27% 4,009.72 10.61% 1,688.05
1972 18.76% 3.41% 4,761.76 14.84% 1,938.62
1973 -14.31% 8.71% 4,080.44 -21.17% 1,528.25
1974 -25.90% 12.34% 3,023.54 -34.04% 1,008.08
1975 37.00% 6.94% 4,142.10 28.11% 1,291.43
1976 23.83% 4.86% 5,129.20 18.09% 1,525.08
1977 -6.98% 6.70% 4,771.20 -12.82% 1,329.56
1978 6.51% 9.02% 5,081.77 -2.30% 1,298.96
1979 18.52% 13.29% 6,022.89 4.61% 1,358.83
1980 31.74% 12.52% 7,934.26 17.08% 1,590.91
1981 -4.70% 8.92% 7,561.16 -12.51% 1,391.88
1982 20.42% 3.83% 9,105.08 15.98% 1,614.28
1983 22.34% 3.79% 11,138.90 17.87% 1,902.77
1984 6.15% 3.95% 11,823.51 2.11% 1,942.92
1985 31.24% 3.80% 15,516.60 26.43% 2,456.42
1986 18.49% 1.10% 18,386.33 17.21% 2,879.07
1987 5.81% 4.43% 19,455.08 1.32% 2,917.08
1988 16.54% 4.42% 22,672.40 11.60% 3,255.46
1989 31.48% 4.65% 29,808.58 25.64% 4,090.20
1990 -3.06% 6.11% 28,895.11 -8.64% 3,736.74
1991 30.23% 3.06% 37,631.51 26.36% 4,721.73
1992 7.49% 2.90% 40,451.51 4.46% 4,932.34
1993 9.97% 2.75% 44,483.33 7.03% 5,278.97
1994 1.33% 2.67% 45,073.14 -1.31% 5,210.28
1995 37.20% 2.54% 61,838.19 33.80% 6,971.35
1996 22.68% 3.32% 75,863.69 18.74% 8,277.54
1997 33.10% 1.70% 100,977.34 30.88% 10,833.32
1998 28.34% 1.61% 129,592.25 26.30% 13,683.57
1999 20.89% 2.68% 156,658.05 17.72% 16,110.34
2000 -9.03% 3.39% 142,508.98 -12.01% 14,175.67
2001 -11.85% 1.55% 125,622.01 -13.20% 12,305.09
2002 -21.97% 2.38% 98,027.82 -23.78% 9,378.47
2003 28.36% 1.88% 125,824.39 25.99% 11,816.25
2004 10.74% 3.26% 139,341.42 7.25% 12,671.98
2005 4.83% 3.42% 146,077.85 1.37% 12,844.24
2006 15.61% 2.54% 168,884.34 12.75% 14,481.59
2007 5.48% 4.08% 178,147.20 1.35% 14,676.26
2008 -36.55% 0.09% 113,030.22 -36.61% 9,303.41
2009 25.94% 2.72% 142,344.87 22.60% 11,406.26
2010 14.82% 1.50% 163,441.94 13.13% 12,903.72
2011 2.10% 2.96% 166,871.56 -0.84% 12,795.50
2012 15.89% 1.74% 193,388.43 13.91% 14,575.61
2013 32.15% 1.50% 255,553.31 30.19% 18,976.96
2014 13.52% 0.76% 290,115.42 12.67% 21,379.90
2015 1.38% 0.73% 294,115.79 0.64% 21,517.13
2016 11.77% 2.07% 328,742.28 9.50% 23,560.88
2017 21.61% 2.11% 399,768.64 19.09% 28,060.39
2018 -4.23% 1.91% 382,870.94 -6.02% 26,369.15
2019 31.21% 2.29% 502,371.39 28.28% 33,824.88
2020 18.02% 1.36% 592,914.80 16.44% 39,383.50
2021 28.47% 7.04% 761,710.83 20.02% 47,267.81
2022 -18.04% 6.45% 624,317.20 -23.01% 36,392.54
2023 26.06% 3.35% 787,018.53 21.97% 44,388.90
2024 24.88% 2.75% 982,817.82 21.54% 53,948.46
年 S&P500 Total Return Inflation 名目100ドル(計算) 実質Return(計算) 実質100ドル(計算)

こうやってみるとアメリカのインフレは本当に大きいですね。あと、株価下落のときにインフレも大きいと地獄の様なので赤マーカー付けておきました。

しかし重要なのは97年をかけてインフレの波にさられて、なお、S&P500の実質的な価値は上昇し続けてきたことでしょう。

地獄のようなインフレ時をピックアップしました。

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1972年からインフレが進行し、1973年からは凄いことに。

インフレの粘着性というのは投資本の古典とかで読んでましたが、このレベルのインフレが10年単位で続くとかマジで地獄。

その間、オイルショックとかで株価も下落してるので、そりゃ株式の死とか言われるなぁ、とか思いました。

10年で見てみるとS&P500が決して不調過ぎたワケでは無いですが、名目リターンのあとにインフレを引いた実質リターンを見るとけっこう厳しい評価になるのも分かります。

事実、1972年時点での実質価値が1938(1928年初を100とする)だったのに、これを回復するには1984年まで待たなければならず、12年とかなり長い期間必要でした。

 

ちなみに1928年から2024年までの名目リターンと実質リターン。

– 算術平均 幾何平均
名目リターン 11.79% 9.94%
実質リターン 8.55% 6.70%

こういった場合、算術平均じゃなくて幾何平均で出しておかないとダメなので、右側を重要視しておきましょう。(算術平均は平均っぽく見えるけど実際の運用成果に近いのは幾何平均なので。)

そうすると

  • 名目リターン 9.9%
  • 実質リターン 6.7%

となって、シーゲル教授の画像から見て取れるデータと一致しますね。

あと、地味に上のほうで貼った画像は2013年までのデータですが、今回の表は2024年まで伸びているものです。11年引き延ばしても実質リターンがそれほど変わってないのも興味深いですね。

 

さすがに長くなってきたのでそろそろ終わりにします。

 

おわりに|インフレに負けないため引き続きリスク資産の運用をしていく

最近あまりSNSとかでも名目リターン、実質リターンとか言われてないな、と思ったので記事にしたのですが、自分でデータを掘ってみてシーゲル教授の画像と照らし合わせると面白い結果にもなりました。

そしてインフレに負けないよう、ある程度はリスクを負って株式運用をしていなければ、とも思いました。(すべて株式も危険ですが、すべて現金というのもやはり危険。要はバランスをどうするか。)

最後にインフレの恐ろしい画像を見て終わりにしましょう。

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この時代が自分の老後に来ないことを祈ります。。

 

というワケで今日は【インフレ】30年後の1億円は今より価値が低い→だから株式投資をする意味があるというお話でした。

インフレの備えとしても株式運用は必須ですね。

大変な時期もあるかもですが、ともにコツコツ頑張っていきましょう。

 

お読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理をしております。プロフィールは「ななし」で。

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