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どっちが良い?|楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

どちらも良いけど悩む女性 お金と投資
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お悩みさん
お悩みさん

つみたてNISAを始めたんだけど、楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のどっちを選べば良いだろうか?

インデックス投資の頂上決戦的ともいえる両商品が気になっている人も多いかと思いかな、と。

ズバリの質問がありましたので記事にします。

 

結論から言いますと

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

が良いですね。

 

では、記事にて理由などを紹介していきましょう。

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楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のどちらが優れているのか

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読者様からの質問

全世界株式に投資するインデックスファンドについて、ななししさんの

楽天VTの隠れコストが徐々に見えてきた!これは安心して良いレベルでは?

という記事と

最終兵器eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)これ一本で投資終了

という記事を拝読いたしました。

 

私なりに記事を読み調べたところでは、、、

eMAXIS Slim全世界株式の比較メリット

  • 実質コストがVTよりも0.1%安い(Slimは0.25%楽天VTは0.35%前後)
  • 楽天投信投資顧問が中間に入らないので、今後も手数料の低下が期待できそう

 

楽天VTの比較メリット

  • 純資産が多い
  • 新設のSlimより運用期間が長く実績がある
  • Vanguardブランドのの信頼性
  • FTSEオール・ワールド・インデックスの方が(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスと比較して)中小規模の会社もカバーしており、カバー率が高い
  • FTSEの方がMSCIよりも過去20年間のシャープレシオが良い

 

だと感じました。

手数料の低さを取ってSlimにするか、その他のメリットを取ってVTにするか決めかねております。

ななしさんとしては、どのように考えどちらが良いと判断されるのかお聞きしたいです。

 

ご質問ありがとうございます。

管理人としての判断を、というのも感謝ですね。

 

どちらかなら三重課税を避けられるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の方がおすすめ

電子的グローバル

実質コストや指数の違いなども調べているので明確な部分からいきましょう。

一番大きな違いは配当への課税です。

【eMAXIS Slim全世界】
それぞれの国の配当課税+日本の配当課税
→二重課税
【楽天VT】
それぞれの国の配当課税+米国での配当課税日本の配当課税
→三重課税

 

楽天VTがもたらしてくれたコレ一本で全世界株式へ投資できるというインパクトは素晴らしいものでした。

VTを買うだけと揶揄されますがシンプルでメッセージ性の強い商品です。今となってはメジャーな手法ですが、出たときはお祭り騒ぎでした。

 

ただしVTはアメリカ籍の海外ETFという点に注意が必要ですね。

通常の米国株は、配当にかかる課税は米国で10%引かれ、日本では20.315%が引かれます。

これは良いとして、例えばネスレ(スイス籍)の配当はどう処理されるでしょうか。

VTの場合、スイスの配当課税35%(!)が引かれ、米国課税10%が引かれます。さらに私たちの懐に入る時に日本の配当課税として20.315%が引かれます。。

 

反対にETFでなく現物運用をしているeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の場合、国ごとでの配当課税になりますね。

スイス→米国→日本みたいな三重課税は不要です。

ちなみにフランスは30%、ドイツは25%かかりますが、イギリスは0%だったりします。

 

表にしてみました。

Slim 楽天VT
運用方法 現物運用 ETF(VT)を買うだけ
他国での課税 現地ごと 現地分が差し引かれて、さらに米国の10%課税がかかる
米国での課税 10% 10%
日本での課税 20.32% 20.32%
配当課税は? 二重課税 三重課税

 

全世界株式の場合、リターンを決める大きな部分は株価成長というキャピタルではありますが、配当というインカムもしっかり貰っておきたいですよね。

投資信託の場合、中の人が配当の受け取りと再投資をしてくれているので、目には見えませんがこんな感じになっていると思って頂けると助かります。

 

実際はそこまで気にするレベルではないと思いますが、それでも超低コスト競争になってくるとバカにならない数字でもあります。(最大で0.1%と言われています。)

外部リンクVT、楽天全世界株式(楽天VTプラス)の三重課税問題について解説します

 

バンガードVTを買うだけの投信よりも、信託報酬を下げた実績のあるeMAXIS Slim全世界株式と三菱UFJ国際投信を信頼したい

読者様が楽天VTのメリットで書かれていたこともあったので少し補足いたします。

バンガードの信頼は絶大ですが、楽天証券が20年後も安泰かと言われると怪しいです。未来は分からないので。(バンガードは50年後も大丈夫かな、とも)

運用会社としても楽天投信投資顧問、三菱UFJ国際投信を比べた場合、歴史や信頼性はeMAXIS Slimの三菱かな、と思います。

 

またMSCIとFSTEで指数が違いますが、値動きやリターンはほぼ近似します。

指数でのリターン差が小さい反面、ライバルとの競合で信託報酬を下げたオール・カントリーは着実に将来リターンに直結します。

こういった部分もeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をおすすめする要因になりますね。

 

おわりに|どちらかなら楽天VTよりeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を選ぶ

両方とも全世界株式へ一括投資ができて人気の商品です。

また両者を検討している時点で、どちらを選んでも資産形成はほぼ成功していると思います。

ただ、どっちが良いですか?と言われるとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)になりますね。

 

市場はこれからも急騰や暴落を繰り返しますが、全世界で見れば豊かになりたいという人の気持ちがある限り、それを株式会社が実現しながら成長していきます。

これは会社で働いている人は何となくですが腹落ちする部分でしょう。

大きな思想が根底にありつつ、せっかくなので三重課税よりは二重課税の方がお得、くらいで選んでおくと、投資の悩みは減るかも知れませんね。

 

ご質問ありがとうございました。

お読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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