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ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は意外とハイリスク

6資産均等型ポートフォリオ お金と投資
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ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)という投資信託があります。

ことなる資産を分散投資をする事で、リスクは低減してリターンはそれなりを狙える金融商品です。

同じような商品では8資産均等型が人気ですね。

記事内容はあまり馴染みのないというかマイナーな6資産均等型投資信託の紹介です。
個人的には非常に思い入れのある投資信託です。ブログを始める前に、6資産均等型をメインに楽天VTI投信をサブで老後の積立資産にしようかと真剣に悩んでいました。

6資産均等型も悩みましたが、結果としては楽天VTI投信一本にしました。

その理由も含めてご紹介をします。バランスファンドと株式一本のどちらにしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

6資産均等型ポートフォリオ

同じような商品で野村6資産均等バランスという商品もあります。画像は野村6資産均等バランスの目論見書より引用しました。

画像の通り、株式、債券、REIT(不動産)と均等に3分割されています。また、日本国内が半分、海外が半分というのもバランスがとられています。信託報酬は激安の0.17172%です。

4資産均等型との違いはREITが含まれるかどうかです。個人的には当初、未来は誰にも分からないし、リスク資産も株式のみでなく分散をしておこうかと悩んでいました。

しかし、このRIETが曲者だったりします。(後述します。)

新興国株式、新興国債券まではリスクを高めるだけなので、不要と思って6資産の検討を始めたのです。

 

思っている以上にリスクが高い

myindexによると、過去20年の年率データではリターン5.3%、リスク11.4%とかなり優秀な数字を残しています。

ITバブル崩壊とリーマンショックを受けながら、この数字は非常に立派です。100万円を20年前に投資をしていたら283万円になっています。画像引用元はmyindexです。

6資産均等型100万円を投資したらいくらになったか

図だけ見るとかなり良い結果です。先進国株式一本でいくよりも6資産均等投資の方が、20年リターンも高くなっています。

値上がりの要因はどこかを見てみると、どうもREITが圧倒的に稼ぎ出しているようです。リーマンショック前に異様に上がった事と、暴落で死ぬほど叩き売られたのを覚えています。

 

6資産均等型がリーマンショック時にどれくらいの下落があったかを見てみます

リーマンショックの暴落耐性

最大でマイナス48.9%の損失が出ます。日本株式や先進国株式も大きいですが、日本REITと先進国REITの下落はそれすら上回ります。

上記の事から分かるのは、REITは想像以上にハイリスクハイリターンという事です。暴落時には株式以上に叩き売られます。

6資産均等型が株式のみよりも下落が少なく済んでいるのは、ポートフォリオの中に債券を組み込んでいるからです。特に国内債券が救ってくれています。

 

それを埋め合わせるほどの分散効果が期待出来ない

ななし
ななし

以下は完全に私の考えです。

上記の図をぱっと見たところ、過去20年間のリスク/リターンは素晴らしい。特に下落のさいに重要となるリスクが11.4%というのは驚異的です。

 

いざ、本格的に老後用の資産を積み立てていくか、と悩んだ時にやはりリーマンショックの体験が一番頭に残るのです。

あの時は、持っているリスク資産が全滅するかのような勢いで落ちていきました。その中でもサブプライムローンの問題をかかえていたRIETは容赦なく下がりました。

図で見ても分かるように株式以上の下落を見せつけます。

 

結果として自分が信用するものはリーマンショックの暴落体験となりました。保有していた海外ETFや株式は、恐ろしい勢いで下落をみせました。

長期保有というより放置と配当と給与による継続的な投資をする事で「稲妻が輝く瞬間」と呼ばれる一瞬の上昇を逃すことなく、現在では利益が出ており、それなりに配当も出してくれています。

リーマンショック時の下落に学ぶと、暴落時は国内債券だけしか助からない

ことなるリスク資産を持つ事で、どれかが下がっている一方で、どれかが上がってリスクを低減する。

これが分散の効果です。しかし、市場の急落の際、私を守ってくれたのは現金と円MMFという短期国内債券でした。

では、いっそリスク資産は株式に任せて、リスクの振れ幅は現金等で調整をする方法で良いと思ったのです。あらためて考えると、今までやってきた投資と同じという事になります。

 

ただ、万人に株式のみを推奨するワケではありませんのでご注意ください。

私の場合、事前準備としてコツコツと高配当株を中心とした海外ETF(KXI、HDV)、世界株式ETF(VT)が根底にあって、さらに同じ比率の現金が暴落対策費として用意されています。

この状態であるので、三本目の柱として楽天VTI投信を積み立てる形になりました。結果が分かるのは20年後くらいになります。

 

まとめ

  • 6資産均等型は株式、債券、REITをそれぞれ同比率で保有する商品
  • 非常にリスクとリターンのバランスが良く、過去20年間では2.3倍になっている
  • しかしREITを保有する時の注意点として、下落時は株式以上の損失を覚悟する必要がある
  • 下落の際、助けてくれているのは分散効果より債券比率が重要

個人的にはリスク資産は株式、調整は現金か債券で行う方がシンプルで向いていた。こういう結果になります。

6資産均等型の設計自体は非常に良く出来ており、ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は信託報酬も安く、変な投資信託を買うよりも結果として良いと思います。

個人的な好みの問題で、老後資産からは外れてしまいました。同じような考えで、人気の8資産均等型も老後資産からは外しています。

動きのウォッチ用に少しだけ保有しています。

6資産均等型ウォッチ用

約定日は2018年1月30日です。私としては、当時かなり真剣に悩んでいたのです。下記は同時期に大量購入した楽天VTI投信です。

6資産均等型とVTI比較しやすい

2018年初頭の急落前に購入しています。2018年1月中旬に2回に分けて60万円ほど購入しています。

そこそこ急落をうけましたが、コツコツと積み立てをしています。直接的な比較にはなりませんが、将来に確認する時の参考になると思います。

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

毎日更新なので通勤のおともにして貰えると嬉しいです \(^o^)/

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