個人的に楽天バランスファンドが好きなのですが、今一つ成績がパッとしません。(あと人気も出ませんねww)
去年も書いたのですが、ちょっと気になったので、2026年版として改めてリスクなりのリターンを取れているのか?を見てみました。
今回は比較対象を3つに絞っています。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
もし良かったらお付き合いください。
楽天バランスファンドはホントにリスクを抑えつつリターンを取れているのか?【2026年版】
分かりやすく結論画像から。

投資期間:2018年8月~2026年10月
1位: 楽天全世界株式インデックス(緑線)236.1%
2位: ニッセイインデックス4資産均等(オレンジ線)95.6%
3位: 楽天バランス均等型(青線) 77.4%
楽天バランスファンドの比較として楽天VTを使いました。
楽天VTが8年3ヶ月で3.3倍になっているので期間中の株式上昇が凄かったこと、また、ほとんどのリターンがコロナショック後というのも驚かされますね。
これぞ株式という感じ。
さて、気になるのがバランスファンドの成績です。
楽天バランス均等型は
- 全世界株式50%
- 円ヘッジ世界債券50%
という比率です。
一方、ニッセイ4資産均等型は、国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券に均等配分するタイプ。
どちらも「株式100%は怖いけど、現金だけでは物足りない」という人に合いやすい商品ですね。
イメージ的には、楽天バランス均等型は楽天VTの5割くらいのリターンが取れてもおかしくないと思っていました。
しかし、実際には
- 楽天VT 236.10%
- 楽天バランス均等型 77.44%
という感じで、楽天バランス均等型の累計リターンは楽天VTの約33%程度に留まっています。
え、全然アカン・・・
自分なりに理由を考えてみると、やはり債券部分が重しになった可能性が高そうです。
- 2022年以降の世界的なインフレと金利上昇で、債券は逆風を受けた
- 円ヘッジをしているため、円安の恩恵をほとんど受けられなかった
- 全世界株式50%+円ヘッジ債券50%という設計が、この数年の相場にはやや不利だった
このあたりがリターンを押し下げている理由になりそうですね。
これだったら個人向け国債を保有して手動リバランスしたほうが納得感がある、という考え方もできそうです。
ただ、手動リバランスは意外とメンタルを使うので、全部の人に向くとは言えません。
参考までに、円ヘッジコストの基本的な考え方も載せておきます。
作成はGemini
為替ヘッジコストの基本的な考え方
為替ヘッジコストは、原則としてヘッジ対象通貨の金利と円の金利の差によって決まります。
- ヘッジコストが発生する場合:ヘッジ対象通貨(例:米ドル)の金利が円の金利より高い場合、その金利差分がコストとしてかかります。
- ヘッジプレミアムが発生する場合:逆に、ヘッジ対象通貨の金利が円の金利より低い場合は、プレミアムとして収益が発生します。
期間中の為替ヘッジコストのイメージ
- 2018年〜2021年頃:概ね年率2〜3%程度
- 2022年以降:日米金利差の拡大により、年率5〜6%前後に達する局面も
ヘッジコストのざっくりした印象
- 2018年〜2021年:年間約2〜3%のコスト
- 2022年〜2026年:年間約5〜6%前後のコスト負担が意識されやすい環境
うーむ、投資に万能はなく、どっちに保険をかけすぎると上昇を取り逃すし、いろいろ難しいですね。
では、商品が悪かったかというと、そうでもありません。
楽天バランス均等型も約8年で+77.44%ですから、絶対値としては十分立派なリターンです。
ただ、同じバランス系で見たときにニッセイ4資産均等型が+95.64%とかなり健闘しており、相対的には楽天バランス均等型が少し見劣りする、というのが長らくウォッチしてきての印象。
比べる相手が楽天VTだったから悪く見えるだけという面もありますが、今回はニッセイ4資産均等型にも負けているので、楽天バランス均等型にとってはやや厳しい結果ですね。
期間中の年率換算リターン(幾何平均、CAGR)をざっくり出すとこんな感じ。
- 楽天・全世界株式インデックス:15.84%
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型):8.48%
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型):7.20%
こっちのほうが投資リターンとしては見やすいはず。
改めてニッセイ4資産均等型、かなり優秀ですね。あと楽天バランス均等型でもこのリターンが続けば10年で2倍なので十分と言えば十分。
幾何平均<算術平均は管理人のアホな頭では説明が難しいので、いつものかず先生の動画をどうぞ。
外部リンク「算術利回りと幾何利回りの違い」「インデックス投資で複利でウハウハ?ほんまに?」「みんなが想像しているほどリスク商品は複利は効かない」(YouTube)
記事の最後にも付けておきます。勉強になるので超おすすめ。
円ヘッジ大失敗した楽天バランス均等型で年率7.2%というのも破格ですね。
ニッセイ4資産均等型も凄まじいリターンを叩き出しています。バランスファンドなのに幾何平均リターンが完全に株式。。
GPIFが3~4%を期待しているポートフォリオで、個人的にもそれくらいの期待リターンが妥当と思うんですが、ここ数年の上昇はヤバい。反落が怖い。。
さて、ここまで見て管理人が思ったことなど。
個人的には手間と精神力がいるけど、株式と現金(もしくは個人向け国債)のほうが納得感がありそう
全世界株式のリターンとバランスファンドを比べてみると、何だかんだで自分でリバランスしたほうが納得感がありそう。
現金なり個人向け国債を使えばリスクを自分の思惑通りに落とすことができますし。
楽天VT半分、個人向け国債半分だとしたら、
楽天VT 236.10%
楽天VT半分、個人向け国債半分 118.05%+利息
※参考:楽天・バランス均等型 77.44%
くらいは狙えたワケで、ちょっと勿体ないな、と。
ただ、ここから大暴落&金利低下&円高急速巻き戻しが来たら、楽天バランス均等型が光り輝く存在にはなりそうです。
しかし、それでも単純にダメージを半減できる無リスク資産というのも十分効果があるので、自分としては株式のリターンを現金や個人向け国債でコントロールするのが好きなんだな、と改めて思いました。
ちょっと話が変わりますが、ニッセイ4資産均等型は改めて良い商品だな、とも。
最大下落率も25%くらいになりそうだし、個人向け国債1000万円を65歳まで保有しておくなら、期間が15年あるのでコレに変えても良いのかも。
15年後に750万円になってる可能性はあるけど、1500万円くらいに増えている可能性もあるし、インフレ対策として考えると理想的なファンドな予感。
さて、話がブレてきたのでそろそろ終わりにします。
個人的にはバランスファンドはおすすめしたい商品ではあるのですが、直近リターンを株式100%と比べるとぱっとしない結果となりました。
まぁ、債券含んでるので金利上昇局面が不利なのは仕方ないことですけど。
しかし、超長期で見ていれば不況がきて金利低下で債券が輝く時期もあるでしょうし、何だかんだで保有しているアセットのリスク・リターンには落ち着くのかな、とも。
楽天バランス均等型は悪い商品では全然ないけど、この数年の相場ではちょっと見劣りした、というのが2026年版の結論でしょうか。(ちょっと興味を持って見た時期が悪かったですね。)
あと、株式だけを見ず、自分が持っている無リスク資産もポートフォリオとして捉え、リスク許容度をしっかり見ていくのも大。
こういった状態のときは、むしろバランスファンドみたいな商品が役に立つのかも知れません。
というワケで今日は楽天バランスファンドはホントにリスクを抑えつつリターンを取れているのか?【2026年版】というお話でした。
バランスファンドにとって厳しい時代が続いているということは今が投資家の絶頂期。
いつか来る大変な時期を覚悟しつつ、ともにコツコツ頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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幾何平均<算術平均はかず先生の動画が勉強になるのでどうぞ。
「算術利回りと幾何利回りの違い」「インデックス投資で複利でウハウハ?ほんまに?」「みんなが想像しているほどリスク商品は複利は効かない」(YouTube)

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