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SMT米国株配当貴族インデックスの実質コストは年率0.68%と優秀(信託報酬は0.59%)

米国株配当貴族の信託報酬は0.594% お金と投資
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米国株配当貴族インデックスに興味があるんだけど、実際のコストはどうなんだろう。

信託報酬だけでなく、実質コストも知りたい。と考える人がいるかも知れません。

私は、読者様の質問で興味を持ちました。

関連記事楽天VTIの積立をやめて、米国株配当貴族インデックスにしたい。大丈夫かな?

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記事内容は、米国株配当貴族の実質コストを調べたものです。

投資信託は信託報酬だけでなく、隠れコストも含めて実質コストをみる必要があります。

投資信託の実質コストってなんだろう。

ちょうど米国株配当貴族が気になっていたという人は知っておいて損はありません。

2分ほどで読めますし、長期保有するとやはりコストは大切です。

本記事が参考になれば幸いです。

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米国株配当貴族インデックスの実質コストは年率0.68%と優秀

米国株配当貴族の信託報酬は0.594%

タイトルの通りですが、米国株配当貴族の実質コストは0.6732%です。

しかし上記の画像をみると、信託報酬と差がありますよね。

理由は投資信託を運用する中でかかる費用がでるから。

売買手数料や監査費用などがかかってきます。いわゆる隠れ費用と呼ばれるものです。

実際に画像などをみていきましょう。

実質コストの計算方法

配当貴族実質コスト

引用元:米国株配当貴族インデックス・オープン運用報告書PDF

運用報告書で実際のコストが出ています。

明細は以下のように分けてみると理解しやすいです。

  • 赤枠部分:実際の信託報酬。177日間なので0.291%
  • 青枠部分:いわゆる隠れコスト。0.015%
  • 緑枠部分:信託報酬+隠れコスト=実質コスト0.330%

注意点としては、2018年11月13日~2019年5月10日という部分ですね。

実際の運用期間が177日なので、これを1年間(365日)に変換する必要があります。

365÷177=2.06

実質コストに2.06倍をかけると数字がでてくるのですね。

2.06×実質コスト0.33=0.6798%(約0.68%)

ちゃんと計算ができました。

米国株配当貴族インデックスの実質コストが想像より安い

お金から息吹く芽

じつは調べるまで、実質コストは高いんだろうなぁ、とか思っていました。

銘柄の入れ替えや監査コスト、目論見書の発送など見えないコストは意外と高くつきます。

過去には、楽天VTが実質コストが高くて投資クラスタ界隈がざわざわした事があります。

関連記事楽天VT投信の実質信託報酬は0.5%!これはオワコン?という質問

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調べてみるとマザーファンドがある

配当貴族にマザーファンドあり

先ほどの運用報告書のトップを見てみると、マザーファンドの存在が分かります。

また、2018年11月13日設定の投資信託なのに、第6期運用報告書となっていますね。

ここらへんに理由がありそうです。

完全新設だと銘柄買付などでコストもかかりますが、マザーファンドから投資信託に必要な分だけ用意するなら安くなりそう。

ベンチマークのS&P500配当貴族指数が良い可能性もある

配当貴族はS&P500配当貴族指数をベンチマークにしています。

こんな指数まであるんですね。

海外ETFでは見ない指数なので頭にありませんでした。

S&P500配当貴族指数の特徴

  • S&P500構成銘柄から採用
  • 連続増配25年以上の企業
  • 時価総額30億ドル以上の企業
  • 各銘柄のウェイトを均等化

参考:S&P500配当貴族指数

単純に高配当だけを集めた投資信託では無いのですね。

高配当というよりは超大型優良株のイメージが近いかも。

しかも均等ウェイト。

時価総額ウェイトだと、上位銘柄が被弾すると悲惨なことになるので、長期で持つにも安心ができます。

最近だと、クラフト・ハインツ(KHC)の一件がありましたね。

管理人はHDVという高配当ETFを保有しるので、かなり興味を持ちました。

関連記事米国高配当株式ETF:HDVがKHCの銘柄組み入れを外したのは2018年6月

25年以上の連続増配企業となると、かなり数は限られてきそうです。

が、ざっくりネットで調べると57社もあるようです。。

S&P500配当貴族指数は銘柄数が減ることも考慮

配当に対して異常な熱意をもつ米国株でも、25年連続増配はかなり堀の深いビジネスをしている企業になります。

連続増配が基準なので、企業としては増えていくこともありますが、合併やスピンオフなどで銘柄数が減る可能性もあります。

この指数は裁定銘柄数が40で設定されており、将来的にそうなった場合の検討もされているようです。

具体的には連続増配20年以上に変更とかですね。

詳しく知りたい人は下記のPDFリンクよりどうぞ。

外部リンクS&P500配当貴族指数メソドロジー(PDF)

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まとめ|米国株配当貴族は実質コストもベンチマークも優秀

  • 実質コストは年率0.68%と優秀
  • 運用報告書の期間は177日なので1年に換算する必要あり
  • S&P500配当貴族指数はかなり興味深いベンチマーク

高配当と思い込んでいたら、想像と違っていてお恥ずかしい限りでした。

こういった意味でも、読者様からの質問は自分の知識にもなってありがたいですね。

ただし将来の結は誰も分かりません。欲しくなった方は自己責任200%くらいでお願いします。

ご相談ありがとうございました。

 

関連記事です。

【高配当ETF】VYMでなくHDVを選んだ理由は金融セクター比率の低さ

私自身はけっこう自分の趣味趣向でリスク資産を保有しています。

HDVを選んだ理由は金融セクターが少ないとか、そんな理由だったりしますので。

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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