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つみたてNISA後半、開始15年後に世界恐慌や暴落が起こった時の対処法

15年目に大恐慌が発生した場合 お金と投資
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つみたてNISAをしているけど、後半にリーマンショック級の暴落がきたらどうしよう?

そう考えている人も多いと思います。

いつもお世話になっている東北投信様でシミュレーションをされています。画像を見た方が分かりやすいので、お借りした画像を載せます。

15年目に大恐慌が発生した場合

つみたてNISA15年目に大恐慌が発生した場合

白い線が投資元本、赤い線が期待リターンですが、笑うくらいの大失敗投資になっています。

外部リンクつみたてNISA利用時に世界恐慌(ウォール街大暴落)が来たら?運用成績はどうなる?

リンクは新しいタブで開かれます。内容は超絶面白いので一度読んで頂き、当ブログにも戻ってきて頂けると嬉しいです。

記事内容は、上記の暴落も想定したうえで、私が立てている出口戦略の紹介です。簡単に言えば、積み立てたものを淡々と取り崩すだけです。期待外れな回答かも知れませんが、具体例をもって紹介していきます。

2018年はわりと相場が動く年でありました。急落程度は大した事がないのですが、世界大恐慌クラスがやってきた場合、どうなるの?と思う方の参考になれば幸いです。

記事の最後で書いていますが、世界恐慌が無かった場合、S&P500のリターンは平凡どころか散々な結果に終わります。

暴落があるからリターンを得られる。そんな世界でもあります。

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つみたてNISAでの暴落対処法

東北投信様でも書かれていますが、一番ダメなことは投資をやめてしまうことです。私も同感です。

一番ダメなのが、下落相場の底で売却してしまうこと

おそらく、もっとも損をして終わります。

たぶん、人生終盤で下のような画像になると思います。

失敗

恐怖から売りたいと思った時、インデックス投資をしている人が諦めて売り始めた時、ここが一番の底です。株式はリスク資産ですので、耐えられない人が脱落しまくったらお徳の塊になっちゃうんですよね。

ただし、嵐が過ぎ去るまで現金化して、ナイフが地面に刺さって安全を確信してからリスク資産を保有しようと思っても恐らく間に合いません。

欧米のスーパーエリートでもAIにも無理でしょう。エリートやAIが対処できるなら、そもそも暴落なんて起きませんからね。

とすると、一般人に出来る手段はひたすら保有することが最適解です。

リーマンショックの時はTwitter等もなく、にちゃんねるばかり見ていたのですが、インデックス投資スレ民が諦めた頃が底でした。シーゲル派と呼ばれる人達だけが元気でした。

シーゲル教授の信者が諦めた時は資本主義が崩壊する時なので、リアル北斗の拳の世界です。体を鍛えて生き延びましょう。今でいうバフェット太郎さんより自信満々の人が投資を諦めたあたりですね。

ななし
ななし

ですので普通の人はリスク許容度に応じた投資が必要となります。当サイト(氷河期ブログ)では、リスク資産半分、無リスク資産半分をオススメしています。

適当そうに見える半々投資ですが、意外とグレアムがいうところの賢明なる投資家ポートフォリオだったりします。

ひたすら保有するという、バカにしたような戦略と思うかもしれませんが、インデックス投資の聖書ともいえる「敗者のゲーム」でチャールズ・エリス氏が分かりやすく述べてくれています。

敗者のゲーム〈原著第6版〉より引用です。

過去72年間のうち、ベストの5日を逃すと、利益は半減してしまう。この教訓は明らかである。投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。

暴落が終わり、株式が戻る瞬間をキャッチ出来る人はいません。極一部の幸運な人だけです。一度株式を売るというのは、インデックス投資とは対極のアクティブ運用ですよね。

非常に理不尽なことですが、投資家がリターンを手にするのは暴落に耐え、資産が半減近くなっても保有し続けた後の事です。私が気づいたらリスク資産が増えたのも、リーマンショックで資産が半減して相場に居続けたからなだけです。

安い時に買って、高くなったら売るという戦略がどれだけ有効だったのかは、いくつかの投資本を読んだ人は良く知る事実です。
二億二五〇〇万匹のオランウータン、人間のどちらがコインゲームをしても勝率は同じですし、最後まで勝ち続ける215のラッキーな個体もいますが、オススメは出来ませんよね。

バフェットは本の中で、グレアム家のコイン投げをすべしと言っていますが、S&P500を長期保有せよと同様のお馴染みなお話です。

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では、どうするかというと回答は簡単です。

つみたてNISAを20年かけて積み立てたのだから20年かけて取り崩していく

一般人の中でも、多くはない収入で三人家族の私がとる手段は以下のようにtweetしました。

2019年に積み立てた分は2038年に全て取り崩して使う。 2020年のは2039年に。以下同じ。 損してる年は慎ましく、爆益の年は贅沢に暮らしていく。

すごく単純な方法です。実際には、つみたてNISAが失敗していても年金がありますし、無リスク資産も用意が出来ています。海外ETFからの配当金もありますしね。

人生100年に備えて、副業の準備まで出来ていたら、つみたてNISAが失敗したからと言って大慌てする必要はないでしょう。

もちろん、老後に世界恐慌が始まる可能性もありますが、やはり大切なのは自分のリスク許容度に応じた資産の保有が一番重要です。

あと、15年目に大恐慌がきた場合、そこまで悲観的にならなくても良い話もしておきますね。

暴落後の15年目~数年間で積み立てた投資信託は恐らく20年後にはお宝の資産になります。みんなが価値がないと思って捨ててしまった利益を生み出す現金製造マシーンである株式会社の集合体を超格安で仕入れた状況です。

つみたてNISAの非課税期間は20年です。けっこう夢がありますよね。Googlefinanceのチャートを引用で掲載します。参考にしたのはバンガード旗艦ETFのVTIです。

もしもリーマンショック前の最高値で買っていても

リーマンショック前夜の恐らく一番買ってはいけない最高値の時期に買っても、結果は報われています。さらに配当金がプラスされます。

株式が下がっている時って、配当利回りは必然的に上がりますからね。投資信託の場合、自動で再投資までしてくれます。下がっている状況を積立で買っている資産は

繰り返しで申し訳ないですが、、、暴落前は儲かりまくっているのです。リスク許容度に応じた賢明なる投資家ポートフォリオを維持すると、けっこう気楽になるのではないでしょうか。

今後10年は、つみたてNISAの仕込み時かも知れない説

インデックスファンドの生みの親と言っていいバンガード社総帥のボーグル最新本でも、恐ろしいことが書かれていました。

リーマンショック後に株式は上がり過ぎた。配当は下がり傾向。インフレは好調。賢明なる投資家は実質2%程度を当然として受け止めよ、というVTIを売りまくっている会社のトップが本でそんな事言っていいのか?という内容をガンガン言っています。

関連記事悲報:バンガード創始者より投資家の心をへし折る痛恨の一冊が出版

長期で運用する資産です。取り崩すのが20年後であるなら、これは喜ばしいことです。まぁ、継続とは難しい事でもありますけどね。

つみたてNISAと40代は相性が良い

鳥かご

今から投資を始める人もいると思いますし、不安な方もいると思います。特に私と同じ40代であれば、老後もそろそろ意識をしてくる年代です。マイナス面が協調される辛い年代だったりします。

そういった中で、少額ながら非課税で20年という「そこそこ長期間」を積立投資が出来るつみたてNISAは40代と相性が良いと思います。

例えば45歳からつみたてNISAを始めたら、65歳から取り崩していけますからね。リスクが気になるなら、半分を現金化して残りは特定口座で保有をしていても良いわけです。

暴落は必ずあります。上がり過ぎたものは必ず下がります。しかし、反対に安くなりすぎたものは必ず上がります。みんな欲しがりますからね。

自分が不安で眠れない金額は、明らかにリスクを取り過ぎているので、私のようにブログをしていなかったら、自分の資産が分からない程度で気楽に運用するのが一番良い結果を残します。

悪いことを考えたり、理由付けするのは簡単です。ですが、良い面を見つけて楽しく生きたり、自分の許容範囲内で投資をするのはプラスの面が多いと思います。

金融商品のポートフォリオも大切ですが、人生の楽しみポートフォリオも重視していきましょう。

まとめ

  • つみたてNISAの期間中、例えば15年後に世界恐慌並みの暴落が起こると20年×40万円=800万円はほぼ元本割れ
  • 目をそらしたくなる下落の中で売ってしまうのが、おそらく一番損失額が大きい
  • 20年をかけて積み立てるのだから、20年かけてゆっくり取り崩せばよい
  • 悪い結果の年は慎ましい生活を。良い結果の時は贅沢を。緩い老後でも良いと思っている
  • リスク資産と無リスク資産の割合さえ気を付けていれば、暴落だけで全滅は無い
  • 暴落している時に積み立てた投資信託はお宝資産になる

長期投資の中で、悪い時もあればよい時もあります。それは、投資が終盤になり老後になってお、取り崩しが悪い時もあれば、良い時も同じようにあるという事です。

こんな話しかできなかったのですが、お読み下さりありがとうございます。

資本主義がある限り、経済は発達をします。黒電話しかなかった時代がありましたが、今は皆がスマホを持っている時代です。便利なものは誰もが欲しがって付加価値と利益が上がります。

のんびり過ごしながら、資本主義のおこぼれを頂戴しながら、このブログを続けていきたいと思います。

 

シーゲル教授によると、世界恐慌がなかった場合、S&P500のリターンは1929年9月~1954年11月という25年間は散々な結果に終わっています。

もし世界恐慌が無かったら

出典:株式投資の未来P160

これはまた別の機会で記事にしてみたいと思います。興味のある方は図書館でどうぞ。(買っても損しない本なのでオススメはします)

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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