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つみたてNISA:40代から投資信託を始める人はS&P500投信のみでOK

お金と投資
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40代から投資を考えはじめた、投資を始めたという人も多いかと思います。私も同じ40代前半です。老後への資産を考えての判断ではないでしょうか。

投資は考えるけど何を選べば良いか分からない。ネットを見ても情報だらけで余計に悩むという人もいるでしょう。

本記事では、リーマンショック含め暴落も暴騰も受けつつ生き残り続けた管理人が、40代から投資を始める人に向けた最適解を紹介します。

大半の人はこの考え方と商品で大丈夫です。根拠も合わせてご紹介します。

選ぶべき証券会社
選ぶべき商品
商品が最適な理由
投資の出口戦略

が本記事で書かれています。

投資で悩む事はたくさんあると思いますが、極力シンプルな投資方法です。

まずは記事を読んで頂き、不足した部分をご自身で補って下さい。補う方法も書きました。投資部分の悩みはかなり解消されるはずです。

長い文章ではありますが、氷河期世代、40代零細企業勤務、年収300万円の非正規職から投資を始めて一般人の老後資産へ目処がついてきた私自身が選ぶ最適解を用意しました。

ちょっと長いのでゆっくりとお読みください。(必要な部分が読みたい方は目次のリンクからどうぞ。)

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つみたてNISA概要

一番、分かりやすく、かつ信頼のおけるサイトは金融庁の公式ページです。
ざっくりいうとこのような内容です。

年間40万円を非課税で運用が可能
非課税期間は20年間
期間は2018年~2037年
投資対象は金融庁の厳しい審査を通った投資信託が中心

最大で800万円の非課税口座となります。こちらを老後資産の主力として考えていきます。

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金融庁:つみたてNISAの概要より引用

40歳から始める「つみたてNISA」

40歳からと書いていますが、36歳~44歳くらいまでは同様の方法で大丈夫です。

選ぶべき証券会社

SBI証券楽天証券のどちらかを選びます。

理由はネット証券最大手という点と、普段の使い勝手が良いというところです。つみたてNISAは初回設定をすれば、入金だけの問題ですので好き嫌いで選んで大丈夫です。
悩む場合は両方の口座を持つのも良いでしょう。口座を持つだけなら無料です。

私は貯まった楽天ポイントで投資信託が買える事から楽天証券を使っています。

個人的な感想ですが、楽天ポイントを得る機会がある人は楽天証券。それ以外はSBI証券で良いと思います。SBI証券はネット証券No.1です。楽天証券はユーザーサポートが使いやすく初心者には助かる部分が多いです。

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投資初心者へ楽天証券をオススメする3つの理由
Amazon大好き楽天嫌いの私がオススメします。

 

投資を始めたいけど…と悩んでいるという人にはこのような記事も用意しています。

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投資に知識は必要ありません。
投資をしたいと思っても多くの不安があります。まず知識の不安を払しょくします。
①投資に知識は不要
②なぜ投資が必要なのか
③株式投資は儲かるのか
④実際に投資をする方法

と4回に分けての記事になります。

選ぶべき商品はemaxis slim 米国株式(s&p500)

楽天証券、SBI証券どちらも取り扱っていますのでご安心ください。

米国株式市場の時価総額80%をカバーする投資信託です。

アメリカ一国の景気に左右されると思われるかも知れませんが、売上ベースで見ると世界全体へ綺麗に分散されています。世界経済の成長を受け取るに等しい結果を受け取れます。

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我が家のつみたてNISAの主役! VTI投信を紹介
つみたてNISAで私と妻の老後用資金を作ります。

 

emaxis slim 米国株式(s&p500)を余裕資金の最大値まで投資をして下さい。つみたてNISAは年間40万円まで非課税ですので月額33,333円です。月2万円+ボーナス8万円×2回でも大丈夫です。投資商品はこれ一本。実にシンプルです。

この世代は収入の差や家庭状況が様々です。ご自身の出来る範囲で大丈夫です。投資は余裕資金でする事が鉄則です。

余る場合は貯蓄でも大丈夫です。満額埋まらない場合は、生活をコンパクトにしておく事をオススメします。支出を抑える事は、投資をする上で大きなプラスとなります。

商品を決めてしまっていますが、20年という長期間を考えた場合、emaxis slim 米国株式(s&p500)より安定したリターンを上げられる商品を自信をもって紹介出来る方は少ないです。

ほとんどの人が悪くないとしか答えられない商品です。

あとは個人の好みの問題となります。先進国株式や全世界株式の方が分散が効くという人もいます。ぶっちゃけると先進国株式や全世界株式一本でも大丈夫です。

どちらを選んでも米国株が半分を占めます。それを選んだとしても、つみたてNISAで選べる商品は大外れする商品は少ないのです。

重要な点は株式への投資である事と、リーマンショック等の急落が来たとしても、決して慌てず投資を続ける事だけが重要です。

①株式に投資をする事
②最も重要な事は投資を続ける事

株式投資をするうえでの歴史的名著「敗者のゲーム」の中で著者チャールズ・エリス氏は「稲妻が輝く瞬間」という言葉を何度か出しています。

投資を続ける中で、株価というものは上がったり下がったりを繰り返しますが、長期で見ると株価の急上昇を底でとらえ続けるのは誰にも不可能です。

20年間のうち、上昇のベスト30日を逃した場合、保有し続ける時に比べてリターンはざっくり50%低下します。誰にも相場の急落も急上昇も読む事は不可能なので、居続ける事だけが一般人に許される投資法となります。

もう一度書いておきます。相場を読む事は不可能です。20年、約7300日のうち30日を逃すと凡人以下となります。

emaxis slim 米国株式(s&p500)が最適な理由

見も蓋もない言い方をしますので、気を悪くされた人がいたらスミマセン。

この商品を勧めるのは、老後までの期間が差し迫っているからです。

株式投資は、資本主義経済下であれば確実に債券、現金、不動産、実物資産(金)よりも高いリターンをもたらします。200年以上の歴史の中からでも明らかです。

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画像はペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授ジェレミー・シーゲル氏の研究結果です。ネットで探せばどこでも出てくるほど有名になりました。

1802年に1ドルを投資した場合、アメリカ株(Stoks)、長期債券(Bonds)、短期債券(Bills)、金(Gold)、現金(Dollar)が2011年にどうなったかのデータです。一目瞭然です。

ただし、数々の暴落にも諦めず30年以上の長期保有をして、やっとその果実にありつけます。20年保有をしてマイナスが無いものは戦後に調べられる範囲で、誰でも出来る範囲で再現性が高いものが米国単騎投資になります。

もう少し噛み砕きます。

株式市場の時価総額の80%を占める上位約500社を指数化したS&P500というものがあります。日本でいえばTOPIXや日経平均をイメージしやすいです。

Wikipediaで簡単にS&P500を1940年から2017年までの増益率を調べる事が出来ます。それを管理人がエクセルで手打ちして表にしたものがあるので、もし良ければご参考に確認して下さい。

PDFリンクS&P500実質リターン(データ元Wikipedia)

各年に100ドルをS&P500へ投資した場合、〇〇年後にどうなったかが分かる表になっています。

簡単な見方としては、あなたが生まれた年に投資した100ドルが20年後にどれくらいになっているかを確認するのが最も簡単で分かりやすいです。そこから20年後まで年をずらして見ていくと本質が分かるようになっています。

保有期間10年では元本割れがありますが、20年では元本割れがないどころか、2倍以下の実績が珍しいです。また、S&P500が連続でマイナスになったのは戦後の中で3年が最大です。

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40代の方で20年後も現在の収入を安定して稼いでいると言い切れる人がどれだけいるでしょうか。

公務員なら経済の悪化も心配ないと思われるかも知れませんが、自身の健康面や親族の健康状態等、自分以外の事で収入が不安定になる事は誰にでも起こりえる事です。

そこから逃れるには、余裕のある時期に株式へ投資をして、将来に取り崩す。これだけです。

当ブログでは、投資は少額でも良いので、出来る限り早く、出来る限り長く、が鉄則と伝えています。

私も40代ですが、正直なところ安定して株式の果実を得るには時間が足りない。ひしひしと感じています。

①実績があり誰にでも再現性が高いアメリカ株を選択する
②S&P500指数は20年以上の保有で元本割れは無く高いリターンをもたらした(PDF参照)
③40代には長期運用できる時間が限られている

40歳から始める「つみたてNISA」の終わらせ方(出口戦略)

私自身が考えている方法です。同じ40代か近い世代であれば、この方法が最良です。

40代の「つみたてNISA」出口戦略

2018年に投資した40万円を2039年に取り崩す。

→2019年に投資した40万円を2040年に取り崩す。

→以下略

余裕があれば、65歳以降くらいから取り崩せば、年金と合わせての老後資金となります。イメージですが、月33,333円を投資して大体2倍ちょっとの7万円が使えれば良いかと。これが85歳まで続きます。

勿論、突然リーマンショックのような時も来る可能性は十分にありますし、長期的な市場の低迷はあり得ます。そのような時はPDFでも見て、過去にどれだけ低迷期が続いたか確認して下さい。

悪い時ももちろんありますが、良い時も確実にあります。33,333円が3万円の時もあれば、10万円の時もあるはずです。

良い時の利益は換金して現金や国債等の安全資産で保有していれば、悪い時を補えます。徐々に老後の生活設計が見えてきたはずです。

 

安心をしてもらうように正直な話をすると、S&P500に採用されている会社は世界のトップ500に等しいです。

私と同じ40代近辺だと、誰も30年前にMicrosoftの躍進やコダックの凋落、GoogleやAmazonの存在を知る人はいません。

ITの未来は想像出来たとしても、どの企業が成功して世界を牛耳るかを当てるのは不可能です。

しかしS&P500やアメリカ全株式に投資をしていると話は変わります。勝手に組み入れて、勝手に取り出されていきます。

例えばAmazonやGoogleが古めかしいビジネスモデルになっても、新しい企業を組み入れて成長を受け取る事が出来ます。その結果がPDFでイメージ出来れば幸いです。

今の若い人にAppleって潰れかけてたんだよ、とか言っても信じられない可能性もあります。

つみたてNISAの取り崩しと年金で不足する場合

ここからは、個々人の資産や収入、世帯によって変わりますが、現在から見えるものから逆算は可能です。

将来、つみたてNISAを取り崩して得られる金額が7万円、国民年金が6万円。合わせて13万円です。厚生年金があれば20万円に届くレベルでしょうか。

退職金等が安心して貰える会社に勤めている人であれば、月33,333円のつみたてNISAで老後は安心なのかも知れませんね。

株式は常にインフレを織り込むので、現在価値の7万円と等しいと思って大丈夫です。年金は構造上の問題やインフレがあった場合、将来価値としては減る可能性があります。

困るのは自営業の方や、退職金の無い会社に勤めている場合です。私であれば、20万円で暮らせるようにしますが、足りない人もいるはずです。

 

対策はいくつかあります。

思いつくものをピックアップすると、下記の4点です。

①つみたてNISA以外でもiDeCo等で投資をする
②不足分を現金で用意する(ボーナスは全額貯金等)
③節約をして生活をコンパクトにしておく

④現在の時点から別の収入方法を模索しておく

誰もが実践できて効果があるのは③の節約です。収入を月1万円増やす事より、支出を1万円減らす方が圧倒的に簡単です。現在の1万円を20年後にいくらで受け取る事が出来そうかは、上述の通りです。

また、ちょっとした事でも副業の準備しておくのも良いです。国も副業をすすめる時代が近づいているかも知れません。

相場低迷期が続いた場合、年金だけに収入を頼り、資産を取り崩すだけというのは精神的に厳しいものがあります。収入源は複数化しておくと安心感が違います。

過去、リーマンショック時に倒産&リストラにあった私の体験上、かなり辛いです。まして自分の労働力が減っている60代だと更に追い込まれる事でしょう。

特に現在の仕事で面倒見の良いお客さんや、友人繋がりでフリーで仕事が出来る状況をキープしておくのは良いでしょう。

忙しい友人等の雑務的な事を、安くてもお金を貰ってやってみると、案外仕事以外でも収入が入る事に気付くと思います。(リーマンショックでリストラされた頃、少しフリーランスで仕事を貰ったりしていました。これも体験談です。)

まとめ|自身の資産と老後に真剣に向き合う必要がある

  • つみたてNISAを使って投資をする
  • 証券会社はSBI証券か楽天証券を使う
  • 投資商品はemaxis slim 米国株式(s&p500)
  • アメリカ株は長期にわたって利益を出してきたが20年以上保有が必須
  • 月33,333円を積み立てて20年後に取り崩していく
  • 年金と貯金を合わせて老後資産とする
  • 不足する金額がイメージ出来るものについては現時点より準備をする

40歳というと、私同様に氷河期世代と思います。日々の生活でも苦しく、将来の不安も大きい人も多いと思います。

正直、老後の事まで考えている余裕は無いと言われるかも知れませんが、必ず老後はやってきます。つみたてNISAと年金で、将来の予想図が少し出来たはずです。

今出来る事をゆっくりと実行しながら、自分の考える老後へ徐々にピントを合わせていきましょう。

当ブログ記事をいくつか読んで頂ければ分かりますが、私は大学を出て何とか働く先が確保できたものの契約社員で年収300万円からのスタートです。

社会に出て20年程度です。それでも、無理のない生活をしながら貯金と投資を徐々にしてきました。

少ないお金で楽しむ事が出来る時代になってきました。ちゃんと向き合えば過度に悲観的になる事はありません。

少し節約や試行錯誤の努力をしながら、他の人より、ちょっと楽観的な老後を見ながら今を楽しんでいきましょう。

長文をお読みいただきありがとうございました。

 

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15年くらい脱落せず投資した私のおすすめ投資信託と考え方
王道中の王道です。現代投資においての最適解です。

本記事ではS&P500を連呼していましたので、実際のS&P500に連動する投資信託の紹介です。

投資を考え始めた人向けに書いたので、理念的な事が中心になっています。こちらが本記事の補強になれば幸いです。

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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