お祭り騒ぎになった超低コストのTracersオルカンですがeMAXIS Slimシリーズとしては信託報酬での追随をしないようです。
ソースはこちら。
外部リンクeMAXIS Slim”オルカン“、Tracers対抗の信託報酬引き下げは行わず 「公正な比較対象とならない」
最大の理由は商標使用料です。
昨日の記事でも書いていましたが、早くもこんな展開になるとは。河童さん流石すぎます。
関連記事信託報酬0.05775%のオルカン！Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス爆誕（トレカン）
では一緒に見ていきましょう。
【速報】eMAXIS Slim、Trasersに追随せず｜オルカン、トレカン
オルカンはトレカンに追随せず
三菱UFJ国際投信の回答はこちら。
「弊社ファンドでは、指数の標章使用料は信託報酬率に含めており、信託報酬水準が公正な比較対象とならないため、現時点では追随しない方針」
超分かりやすくバッサリですね。
個人的にはバトって欲しい気持ちもありましたw
記事であった分かりやすい画像も。
日興アセットマネジメントとしてはインパクトも必要ですし、ここらへんは難しい判断があったのかも知れません。
とりあえずオルカンが圧倒的すぎるので。
他のブロガーさんも早速記事にしているようです。
大御所では水瀬さん。
外部リンクeMAXIS Slim“オルカン”、Tracers対抗の信託報酬引き下げは行わず？
オルカンの実質コスト、隠れコスト
ちなみに隠れコストを含むオルカンの実質コストはこちら。
出展：【2023年 最新版】「インデックスファンド」コスト比較ランキング！信託報酬・実質コストがもっとも安いファンドは？【2023年3月31日更新】
オルカンの実質コストは0.169％なんですね。
隠れコストを計算するには0.1699ー0.1133とすれば出てきます。（2023.4/7から信託報酬が下がるので厳密には＝ではないけど計算法はこんな感じ。）
計算してみると0.0557％となります。
意外なところでSBI全世界（愛称：雪だるま）の実質コストが安いのに驚きました。
ちょっと前まで実質コスト高いと言われることが多かった気がするので。
三菱UFJ国際投信の掲げるコスト最安とは
三菱UFJ国際投信の言い分。
「最低水準の運用コストを目指すというのは、トータルの運用コスト、その他費用も含めたコストを低減する努力をしていく、ということ」
Tracersシリーズの打ち出し方が衝撃的すぎたのか、今後はいろんな表現が出てきそう。
とはいえ、こういった競争があるからこそ信託報酬が下がってきたのも事実ですし、もう行きつくところまできてしまった感があります。
個人的には十分すぎる低コストなので、このまま無理せず50年後まで三菱UFJ国際投信が運用を続けてくれるのが嬉しいですね。
実質コストで比較する時代に戻ってきた感
一昔前は細かなインデックス投資ブロガーさんたちが信託報酬だけでなく実質コストがーー、隠れコストがーー、と記事を書いていた気がしますが、最近は低コストがすすみ、あまり見なくなっていた気がします。
もしかすると管理人が投資への興味が減って目に入ってなかっただけかも知れませんが。。
ここにきて、また実質コストをしっかり見ていく流れになるのかな、と思いました。
とは言いながら、圧倒的な純資産、コスト追随性能もあるのでeMAXIS Slimでええやろ、という気持ちもあります。
ブログを書いているから新しい商品が出ると気になるけど、実際に生活していたら目が届かないし、コロコロ投資商品を変えるほうがトータルリターン下がりそうですし。
余談｜呼び名はトレカン、オルカンに
Trasersオール・カントリー・インデックス（全世界株式）の愛称は「トレカン」に決定しました。
— 醤油味（しょうゆあじ） (@showyou_ag) April 10, 2023
Twitterを見ていると呼び名がTrasersオルカン＝トレカンになっていました。
こういった言葉のセンスが欲しいんですが、どうやって鍛えたら良いんでしょうか。。
超分かりやすいので当サイトもこの呼び方で書いていこうと思います。
というワケで、今日はオルカンはトレカンに追随せず、というお話でした。
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス（全世界株式）の第1期運用報告書がどうなるか楽しみにしつつ、自分が腹落ちした商品をコツコツ買い続けていきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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個人的には少しでも低い信託報酬を調べて消耗（翌年には実質コストはこっちのほうが良かったと変な後悔したりかと）するよりも、小さい落ちているお金を拾いながら、余剰金を投資に突っ込んでいくほうが性に合っています。
もし良かったらお使いください。
公式リンク：Funvest
公式リンク：バンカーズ
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