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【初心者向け】VYM、SPYD、HDVのセクターを改めて比べてみた

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コロナショックでは高配当投資の脆さが見られました。

人気が出ていたSPYDはREIT比率が高く、ひときわ大きなダメージを受けました。

当時とは組み入れ銘柄が変わり、セクター比率も変わっているかもと思い、主な高配当ETFであるVYM、SPYD、HDVを調べてみました。

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VYM、SPYD、HDVのセクターを改めて比べてみた

3銘柄のおさらい

ざっくり分けるとこんな感じ。

VYM SPYD HDV
銘柄数 400 80 75
経費率 0.06% 0.07% 0.08%
直近配当利回り 3.40% 6.59% 4.12%
特徴 銘柄数多め 均等分散 優良高配当

配当利回りは2021年2月28日のBloombergより。

有名どころの高配当ETFですが、意外と配当にも差があります。そして構成銘柄もけっこう違いが出ています。

チャートにもその差が見て取れるのですが、くくりは米国株なのでコロナショックなどの暴落には同じように下がるのは注意しておきたいですね。

特徴はあるものの、高配当ETFには苦手な時期やターンがあり、各ETFの差は好みで選んでも問題が無いかな、とも。

 

では、それぞれのセクター比率を見てみましょう。2021年2月28日時点での情報となります。

 

SPYDのセクター比率と特徴

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業種 組入比率
金融 23.36%
不動産 19.20%
エネルギー 14.78%
公益事業 12.28%
情報技術 7.73%
コミュニケーション・サービス 6.04%
生活必需品 4.95%
素材 4.86%
一般消費財・サービス 3.53%
ヘルスケア 3.26%

S&P500のうち高配当80社を均等分散するのが特徴のSPYD。コロナショック前は不動産が25%近くあった気がしますが、比率が変わりましたね。

しかし今でもウェイトは大きく、金融と合わせて景気敏感であることは変わりません。

ただ、良い見方をするなら、金利上昇ターンでは恩恵を受けやすいかも。これが影響しているかは分かりませんが、急速に株価が回復していますね。

 

VYMのセクター比率と特徴

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セクター 比率
金融 20.60%
ヘルスケア 14.20%
生活必需品 13.10%
資本財 9.90%
テクノロジー 9.30%
公益 8.80%
電気通信 7.90%
Energy 6.30%
一般消費財 6.10%
素材 3.80%

高配当ETFの宿命として金融が高くなるのはあるあるなんですが、以降はヘルスケア、生活必需品と続きます。

意外とテクノロジーも多いんですね。バランスが良い反面、高配当らしい利回りは下がってしまうのが難点かも。

銘柄数も多く、誰にもおすすめしやすい高配当ETFだと思います。

しかし値動きの幅はS&P500とあまり変わらず、けっこうリスクは大きなものと考えておく必要もありますね。

実際、リーマンショックではVOOなどと変わらない角度で落ちていました。

 

HDVのセクター比率と特徴

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セクター 比率
エネルギー 24.06%
ヘルスケア 19.50%
通信 14.26%
生活必需品 13.30%
公益事業 7.17%
情報技術 7.09%
資本財・サービス 6.42%
一般消費財・サービス 3.27%
金融 3.08%
素材 1.10%

HDVは管理人が好きでそこそこ保有しています。(100万円分くらい?)

ちょっと変わり種で金融と不動産をほとんど含みません。ディフェンシブなセクターを中心に超長期ではそれなりのリターンを期待しています。

が、エネルギーセクターがここまで落ち込むことは想像できていませんでした。直近5年くらいはぱっとしない結果に終わっています。

モーニングスター社が優良企業かつ財務が安定した75社から選ばれているので、ここにどれくらい信頼を置くかに好みや判断が分かれますね。

REITや金融を含まないので、配当はSPYDより低め、でもVYMより高いという関係になっています。個人的に好きな銘柄なものの、ここ数年は地味な存在になってしまいました。(いつか輝くときまで放置しておきたい。)

 

けっこう3銘柄で違いがあるので、自分でまとめていて勉強になりました。笑

せっかくですし、それぞれの比較チャートも見てみましょう。

 

SPYD、VYM、HDVの1年チャート比較

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出典:Yahoo!finance 2020年2月28日時点

青:SPYD 緑:VYM ピンク:HDV

コロナショックではSPYD一人負けですね。。

配当再投資をすると全体的には同じようなリターンかもですね。HDVがいつの間にかSPYDに捲られているので管理人一押しETFが一人負けという感じ。。

S&P500やNASDAQなどの指数に比べると悲しくなりますが、コロナショックを被弾してもバイアンドホールドで全回復どころかプラスになっているところに米国株の強さを感じます。

 

ついでに少し長めにして2年チャートも。

 

SPYD、VYM、HDVの2年チャート比較

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出典:Yahoo!finance 2020年2月28日時点

青:SPYD 緑:VYM ピンク:HDV

2年チャートで見るとまだ回復途中といった感じでしょうか。ずっとハイテクのターンが続いていたので、乗り換えた人はお見事です。

管理人はセンスがないので、このまま保有しておいて配当チャリンチャリンを楽しみつつ老後まで見守りたいな、と。

また暴落時には余剰金で買い増しもしていきたいと思います。

ハイテク部分については、つみたてNISAでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を積み立てているので、ある程度はカバーできているはず。

そういえば毎月2558(S&P500ETF)も買っているので良い感じかな、と。ハイテクはポンカスだ、と言われたころにコツコツ仕込みたいですね。

おわりに|VYM、SPYD、HDVはセクターに個性があって面白い

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久しぶりにVYM、SPYD、HDVのセクターを調べました。それぞれ個性があって面白いですね。

しばらくは市場から見捨てられているので、配当再投資でコツコツ株数を増やして次のターンに備えたいと思います。

以上、VYM、SPYD、HDVのセクター比較のお話でした。

お読み頂きありがとうございました。

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それぞれのETFの紹介記事です。若干情報が古いかもですが、基本的な特徴は変わりません。

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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