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【回想録】リーマンショックをどうやって乗り切ったか

お金と投資
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昨年になりますがスペース(Twitterのラジオみたいな機能)にてリーマンショックをどうやって乗り切ったか、という話をしました。

せっかくなので、まとめたものを記事にしてみました。

 

いつも仲良くしてくださっているかず先生からのお誘い。

メインはコロナショックでお金ジャブジャブ刷り過ぎたし、調整あったら厳しい相場くるんちゃうかな、リスク管理しっかりしよう、というお話でした。

分かりやすいtweetと画像など。

 

画像をちょっと紹介。

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コロナショック後、明かに異様なマネージャブジャブチャート。リーマンショック後もけっこう増やしたんですが、小さじ一杯くらいにしか見えません。

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S&P500の長期チャート。

赤枠は10年区切り、青枠は20年区切り。

最悪期間を切り取ると20年かけても大して伸びてない期間があります。老後とかマジでこんな可能性あるので全部投資で解決しようとかすると厳しいかもですね。

なので、あまり期待し過ぎないことと、インデックスやから安心、フルインベストとかは気を付けようとか話した記憶。(お酒飲みながらなのでちょっとあやふや。)

 

面白いのがコロナショックで資金ジャブジャブにしたから株価もうなぎ上り状態。

結果は、資金ジャブジャブにして、あぶく銭を市場に放り込んだ人たちばっかりだったので、資金は市場から抜けていったのでした。

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バンドワゴンにあとから乗った人は大体轢き〇されるのは本当なんですよね。。

 

2022年1月にTwitterで話したのがこんな感じの内容でした。

そのあとの株価低迷は皆さんご存知の通り。まぁ、今みたいな円安は想像もできなかったですけど。

かず先生の警告後、ズルズル下がったのは教訓が得られますね。周りがイケイケのときは慎重に、みんながビビってるときこそ投資のチャンスです。

 

あと、話していたときに教えて貰ったんですが、大体、年収分くらい損失を受けるとメンタルダメージの限界らしいですね。

庶民の年収だと5年くらい切り詰めた金額(管理人だと収入の20%を貯金投資に回すので✕5で一年分)なので、それは確かにあるかも。

それくらいになると、まだまだ下がるかも知れないし、損切りして楽になろう。といった感じで雪崩のように売りが売りを呼び相場が崩壊するんでしょうね。

たぶん200年くらい同じことを株式市場でやってます。

 

リスクを取って資産形成するのは圧倒的に正しいんですが、余程特殊な人じゃないと暴落を受け流すのはマジで無理レベルです。

私たちにできるのは生き残るための資金管理が超大切というお話でした。そういやリーマンショックで退場していった人多かったもんなぁ。

 

投資もスポーツや武術と同じです。

かず先生は空手に置き換えて話していました。

普通、いきなり殴りかかってこられたら誰でも目を瞑ります。これは防御反応なのでしょうがない、と。投資も同じで何も訓練してなかったら確実にメンタルやられる、と。

なので、今くらいの下落で嫌な感覚がある場合は、リスク許容度を見直してても良いかもですね。

ガチホは口では言えるけど、身銭がどんどん消えていると理由付けてルール変える人も多そう。

 

さて、本題。

前置きが超長くなったんですが、こんな状況下で、そういえば私がリーマンショック被弾したとき、

よく投資を続けられましたねwww

どんな感じやったんですか?

というのが副題でした。

前置き部分はめちゃ重要ですが、かず先生をTwitterフォローしておくと日々勉強になります。とくに下落相場ではおすすめ。

>>かず先生のTwitterフォロー

 

では、管理人がリーマンショックを受けたあと、どんな考えで投資を続けてきたか見ていきましょう。

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【回想録】リーマンショックをどうやって乗り切ったか

結論:シーゲル神画像と資本主義を信じていた

前置き長くなったのでサクサク結論から。

シーゲル神画像というのはコレです。

株式の超長期リターン

超長期で投資をしたら株式最強!ってヤツ。

インフレ考えると債券も救われないので貧乏人は株を買うしかなかった、という悲しい現実があります。

 

あと、投資本はけっこう読み返してました。

その都度、結局株式買うしかないよなぁ、と。

 

あと、資本主義を信じる、というか実感していました。

当時、ホントに仕事が無くてブラック企業でも働けてるだけマシだよなぁ、という感じだったんですよね。

みんな貧乏過ぎてワタミが人気でしたし。

 

リーマンショック後はAIG(アメリカ最大級保険会社)が破綻寸前とかなってて、日本だと東京海上とMUFJが同時破綻くらいのイメージでした。

資本主義オワタ\(^o^)/

みたいな。

 

それでも、資本主義は続いてたんですよね。。

なにせ自分自身が株式会社で働いてましたから。

毎日毎日、数字でギャーギャー言われるし、改善やら成長を毎年毎年求められてうんざり。

で、それで成長したら誰が一番恩恵を受けるかというと株主なんですよね。代わりに相場で資産半減というリスク追いますけど。。

 

当時、債券利回りも低く、外債も高い利回りは結局為替で相殺される(ドル円の短期金利差がMAX5%くらいあったんですが、124円近くから76円くらいまで下がりました。その後アメリカの金利も下がりました。。)

なので、債券も何だかなぁ、という感じでコツコツ株式を買っていたという感じですかね。

 

続けられた理由のもう一つにカウチポテトはあると思う

何だかんだでコレが気楽です。

株式がピークからマイナス50%とか喰らっても資産全体だと75%は残るんですよね。

マイナス50%とかになると、ほとんどの人は絶望して株式投げ売り状態なんですけど、そこでリバランスとか気にせず買い向かえる。

これはめちゃ大きい。

 

いつもの図。

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カウチポテトポートフォリオのリバランス②(暴落後)

資産全体では75%維持できてます。現金もしっかり残っており暴落してる株式を買い漁ることもできるし、精神的にも余裕がありそう。

カウチポテトポートフォリオのリバランス③(リバランス後)

リバランス完了。

さすがに50%下がった株式なら雑に買ってもそこまで大きく下がらんでしょう。これでも全体で見るとピークより下がったけど75%の資産があるし悪くない感じ。

 

リーマンショック後、たぶん3年くらい買っても買っても資産マイナスだった気がする

あまり面白くないので忘れてるんですが、リーマンショック後はしばらく入金して積立投資をしているけどマイナスという状況がひたすら続いてました。

それでも資本主義を信じてコツコツ買うしかなかったので余剰金を現金半分、株式半分くらいの比率で続けてましたね。

 

あと、敗者のゲームで株価は20年周期で受難と豊穣の時代を繰り返す、と何度も見ていたのも大きいかも。

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実際、2000年からの15年くらいは受難の時代だったワケで。。

ただ、ここで買うのを止めていると、エリス先生の言う「稲妻が輝く瞬間」にも乗れないし、株式長期リターンの6.7%とか夢のまた夢になっちゃうのも知ってました。

読みやすい投資本はけっこう増えましたけど、本場の名著はやはりおすすめです。読みづらいという声も多いですけど。

 

当時、みんな平等に貧乏だったのも大きかった

リーマンショック後はホントにみんな貧乏でした。

実際にはお金あった人もたくさんいますが、いつ会社が倒産するか分からない状況なので余裕ある人は少なかったですね。

管理人の会社は倒産したけど、その前は給料20%カットされてました。もちろんボーナスは全額カットです。

 

お金無いので毎日図書館で本借りて過ごしてました。

この時期が今の自分を作ってる気もしますね。

 

アメリカは株価=年金だから買い支えが入って安心は大嘘だと思う

そういえば、スペースのなかで、アメリカは株価=年金だから確実に政策支援入るから安心、という声がありますけどホンマですか?という質問がありました。

ちなみにですが、これは大嘘かな、と。

なぜなら支援が入るから大丈夫ならリーマンショック後に5年も株価低迷してませんから。。リーマンショック前もプチ景気が良くて、投資をしないのはアホだ、みたいな空気感がありました。

昨年末くらいまで似てますね。。

当時も似たようなこと言ってましたし、グリーンスパンという絶対守護神がいるから安心みたいな。

 

グリーンスパン大先生についてはwiki参照。

ニューヨーク大学から通常は必要な論文抜きで経済学博士号を贈られた偉人らしいです。(学が無いのでどれくらいスゴイか分かりません。。)

アラン・グリーンスパンAlan Greenspan、1926年3月6日 – )は、アメリカ合衆国のコンサルタントで、マネタリスト経済学者。1962年から1974年まで国際投信ドレフュスファンド(Dreyfus Fund)の取締役を、1974年から1977年までジェラルド・フォード大統領の経済諮問委員会議長を、1980年代にはアルコア社やABCの取締役を、1987年から2006年までは第13代連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めた。

金融政策の行方について多弁を費やしながら、含みをもたせ、言質を取らせなかった言葉で市場関係者を幻惑しつつ、巧みに市場金利を望ましい水準に誘導し、「金融の神様」「マエストロ」の名をほしいままにした。

しかし、2007年以降の住宅バブル崩壊に端を発する世界金融危機を巡っては、グリーンスパンによる数度にわたる金融緩和が一因との指摘が強く、功罪共に盛んに議論されている。

ITバブル崩壊から復活させた功績は大きいし、次のバーナンキ議長になるときは不安感もあった記憶があります。

実際にはヘリコプター・ベン(デフレ克服のためにはヘリコプターからお札をばらまけばよいと発言してました)の異名通りの活躍をしてくれたんですが。。

 

この二人のWikipedia面白いので良ければどうぞ。

>>アラン・グリーンスパン

>>ベン・バーナンキ

 

話がブレて来たのでそろそろ終わります。

おわりに|暴落は必ずやってくるから自分のリスク資産を見つめなおしておこう

メモを用意する男の子

老後に向けて株式投資をすると30年、40年という期間になります。

これは暴落に巻き込まれるには十分すぎる年数です。今の相場がどうとか分かりませんけど、この時間規模になると確実レベル。

となると、どうやって続けられるかを考えた方が長期で良いことが多いと思うんですよね。

多くの人にとっては納得いかないかもですが、働く期間を長くとり、投資期間も長くとる。余裕があるなら収入を増やすことを努力して入金を増やす。

何だかんだで近道はないのかも。

 

一番マズイのが投資をガチャガチャ動かして、市場平均より低いリターンになったり、投資から退場してしまったりすること。

それよりは投資が上手くいかなかった場合でも、そこそこ老後何とかなるだろう、みたいな計算を立てておいて、上振れすればラッキーと思って続けるのが庶民の資産形成法なのかも知れません。

 

というワケで、ホントに苦しい時代がやってくるかもですが、一緒にコツコツ頑張っていきましょうね。

 

お読み頂きありがとうございました。

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関連記事です。

リーマンショックから早13年|変わったこと、変わらないこと

リーマンショック関連で、当時のことをもう少し突っ込んだ話はこちらからどうぞ。ホント大変でした。

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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