老後に年金だけでやっていける人と難しい人っていますよね。管理人は残念ながら、年金だけでは食べていけません。
嘆いていても仕方ないので、黙々と副業をしつつ、その収入で「じぶん年金」を作っています。
※2020年3月26日時点で160万円くらい貯まりました。（表などは後述）
記事内容は、じぶん年金の運用指針と投資戦略を書いたものです。
※始めたばかりなので運用指針はブレます。2020年2月末からのコロナショックもあり更をしました。
副業収入の金額は安定しませんが、運用指針などは公開しておくと自分が悩んだときの参考にもなるので記事にしました。
もし、同じように海外ETFで配当をコツコツ貰おう、と思っているの参考になったら嬉しいです。
海外ETFで作る「じぶん年金」の運用指針｜2020年3月Ver
じぶん年金の運用指針は以下になります。
2020年3月26日時点ではコロナショックによる暴落を受けています。
出典：Yahoo!finance
S&P500が直近高値から30％以上落ちたのも驚きましたが、こんなエゲつない角度は初めて見ました。
ベンジャミン・グレアム先生が言っていたように、誰もが暴落に怯えているときこそ、賢明なる投資家の真似事をしつつ株式比率を75％まで上げようと思っています。
※安全領域を確保しつつなので徐々に増やしていきます。
副業収入は「じぶん年金」に使う
副収入は状況によって変わりますが、今後も何かしら複業（副業）をしていく予定です。
そもそも1番目の副業が続かなければ終了となりますが、老後にも負担にならないものを模索しているので大丈夫でしょう。
収入があったら即ドルMMFを購入
副収入はいろいろな所から入ってきます。
入金後、速やかにドルMMFを買い付けをして月1回まとめて海外ETFを買います。ドルMMFにするのは覚悟が早く決まるからですね。
また、楽天証券の場合、ドルMMFを購入した日は口座以内にあるドルMMFで買付ができません。
仕方なく入金があったら即変換して、月に1度海外ETFを買うというなんちゃってドルコストが通例になってきました。
購入するのは海外ETF
海外ETFを購入するのは簡単に銘柄分散ができて管理が楽だからです。投資信託を選ばなかったのは、配当・分配金を使えることがポイント。
配当・分配金だけを使う分には元本を取り崩さずに永久利用ができます。子育て中にお金が必要となれば分配金を使うとかありそうなので。
株式半分、債券半分というカウチポテトポートフォリオ
先は長いので、暴落を気にしていたら投資はできません。
あまり深く考えずに運用の半分は債券ETFで保有をします。株式100％より全体の値動きを抑えつつ利子が毎月出るのは魅力。
最悪のケースとしては債券を売って株式を買うことも可能です。できれば売りたくないですけどね。
関連記事債券ETF【BND】を購入する理由｜配当を貰いながら暴落時には実弾にする
カウチポテトポートフォリオは暴落にも打たれ強い
実際に2020年2月末からのコロナショックでダメージを受けましたが、債券ETFのおかげで致命傷にはなっていません。
じぶん年金の状況2020年3月27日時点
| 合計 | 1,655,182円 |
| 損益 | -118,634円 |
| 損益（％） | -7.16% |
2020年3月にスタートしてコロナショックを食らったにしては▲7.16％というのは立派な数字ではないでしょうか。
実際にはマイナスの上にどんどん買い増しをしているので、もちろん苦しい部分もあるのですが100％株式にしているよりは平穏ですね。
主力は高配当株式VYM、トータル債券BNDとする
主力は高配当株式ETFであるVYMです。
400銘柄へ分散ができて、分配金込みチャートではS&P500に近似します。
画像はETF replayより
緑色：VYM
水色：SPY（S&P500ETF）
関連記事VYMは信託報酬0.06％で米国高配当株式へ投資が出来る海外ETF
バランサーとして債券ETFであるBNDを保有しています。
単体で見るとけっこうじゃじゃ馬です。
画像はYahoo!financeより
BND直近1年チャート2020年3月27日時点
コロナショック直近までは利下げを織り込み、債券価格とBNDは上げ続けていました。コロナショックを境に激しく動きます。
リーマンショックでも同様のことがありました。暴落時には債券ですら安定しないのですね。これは、とにかく現金を！ということで売りが売りを呼ぶから。
キャッシュイズキングという言葉をリアルに体験できた相場でしたね。2020年3月27日現在は少し落ち着いた感じが戻ってきました。
BND設定来チャート2020年3月27日時点
リーマンショックの時も金融不安から大きく売り込まれていました。その後は値動きがあるように見えますが、実際には75から85ドルくらいを行ったり来たりです。
金利の上げ下げで動くことが多いですね。例えば、金利が上がってしまうとBNDの基準価額は下がりますが、その後に受け取る利子は増えます。
イメージは下記の画像が参考になるかと。
単独チャートでみると値動きが大きいように見えますが、株式と比べるとほとんど動きがありません。
VYMとBNDの長期比較チャートはこちら。
BNDとVYMの長期比較チャート2020年3月27日時点
青色：BND
緑色：VYM
VYMの値動きに比べると抜群の安定感を魅せてくれます。
こういったチャートを見ると株式と債券を持つことは有効に思えますね。少なくとも今回の暴落では全体の値動きをしっかり押さえてくれました。
関連記事BNDは米国債券市場へまるっと投資する海外ETF【安定した利回りが魅力】
関連記事債券ETF【BND】を購入する理由｜配当を貰いながら暴落時には実弾にする
入ってきた分配金は再投資をする
VYMの配当金2020年3月分
小さな金額ですが、20年くらいすれば元本も増えているので利子・配当は成長しているはず。
コツコツと再投資をしていきます。
昔と違い、最低手数料が撤廃されたのはありがたいですね。
ただ、子供が高校生になって部活等でお金が必要になってきた場合、しばらくは分配金をそれらに使う可能性はあります。
自分の懐は痛まない、というのが素敵。
以上が「じぶん年金」の運用指針となります。
海外ETFで作る「じぶん年金」の投資戦略
投資戦略はかんたんに以下の2点です。
- 元本そのものを大きくしていく
- 値動きよりも分配金額をみる
投資元本そのものを大きくしていく
じぶん年金は、生活費を補填するキャッシュマシーンです。
15年から20年くらいかけて畑にタネを撒くように育てていきます。
家庭菜園に近いイメージなのかも。鉢の大きさや、数を増やすことで食べられる果実も多くなりますね。
投資額の値動きよりも分配金額をみる
使うのは老後ですし、目的は生活費の補填です。
価値を最大化しなくても良く、受け取るキャッシュをしっかり見ていきたいですね。
じぶん年金＝海外ETFは管理人が死んだ後でも、妻が使うこともできますし、夫婦が亡くなったら子供へ相続しても大丈夫。
自分のものではない、と考えると気持ちが楽になります。
ここらへんはジュニアNISAで子供に用意している投資信託の値動きがまったく気にならないのと同じですね。
株式は保有し続けることが大切です。
チャールズ・エリス氏の敗者のゲーム〈原著第6版〉より引用です。
過去72年間のうち、ベストの5日を逃すと、利益は半減してしまう。
この教訓は明らかである。投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。
この文章を見返すためだけにkindle版を買っても良いくらい大切。
戦略はバイアンドフォーゲットに近いものになりますね。ボケてしまう前に、パスワードなどは忘れず妻や子に渡しておきます。
こういった戦略などはモトリーフールの無料レポートを読んだりしながら、徐々に自分に合うスタイルを見つけていきたいですね。
外部リンクモトリーフール
無料レポートなのにめちゃ充実した内容でおすすめ。週1回程度というのも良いです。
※本国（アメリカ）では有料レポートがあるようですが、日本は無料版しか見たことがありません。
じぶん年金の状況2020年3月最新
現在の状況はこちら。
表＆テキストもあります。
現在の金額は1,655,182円
じぶん年金の状況2020年3月27日時点
| 銘柄 | 時価総額 |
| BND | 504,026円 |
| VYM | 468,893円 |
| VDC | 74,321円 |
| SPYD | 386,721 |
| SPAB | 201,935 |
| ドルMMF | 19,286 |
| 合計 | 1,655,182円 |
| 損益 | -118,634円 |
| 損益（％） | -7.16% |
合計金額165万円に対してマイナスは約12万円。
暴落を受けてけっこう株を買い増ししていますが、なかなかマイナスは浅くなりません。
代わりに配当を貰いながら上昇相場まで放置していれば勝ちと考えると気楽ではあります。
年33,000円の不労所得を生み出す（予定）
ざっくり2％の利子、配当が入ってくるなら年33,000円の不労所得です。
月3,000円が見えてきました。
老後の生活の足しとは考えていますが、現時点でもけっこう魅力的です。
暴落に合わせて海外ETFを買い込んだので将来はお宝銘柄になっていると良いなぁ、と。
さらなる株価下落にあわせて減配があったとしても、20年後に今より払ってくれたら良いのです。
最後に、銘柄や債券比率などを見てみましょう。
じぶん年金の銘柄状況と債券比率
じぶん年金の銘柄状況2020年3月27日
BND、VYM、SPYDで80％くらいを占めます。余裕があればSPABとVDCを増やしていきたいですね。
特にVDCは連続増配企業も多く、超長期で保有をしたい銘柄ですので。
関連記事海外ETF｜VDCは配当王、配当貴族だらけ！連続増配の銘柄数を紹介
債券比率は下落相場なのでもう少し低くしていこうと思います。
債券ETFを全く買わないワケではありませんが、株式65％くらいまで増やしておきたいですね。
さらに暴落があったら債券を全部売っても良いと思っています。
おわりに｜「じぶん年金」を海外ETFで作ろう
海外ETFというと、ちょっと手間に感じるかも知れませんが思っている以上にカンタンですよ。
関連記事意外にカンタン。楽天証券で海外ETFの買い方を紹介していきます
管理人は、将来にむけてコツコツと種を撒いていこうと思います。
興味のある方はぜひお仲間になってください。
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ホントに無料で良いの？と思うレポートが読めますし、週に一度なので面倒にもなりません。
最近では、【米国株動向】急落市場において重要なバランスシートとバランスシートが強固な3銘柄といったレポートが良かったです。
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