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【投資初心者向け】株式長期投資よりリバランス効果を重要視しよう

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最近、株式インデックス投資を始めた「あなた」へ向けた記事です。

株式100%で超長期運用をした場合、ざっくりとした期待値は年6.7%と言われています。

これはジェレミー・シーゲル氏とトマ・ピケティ氏の研究からも明らかになりました。

 

インデックス投資家は超長期で必ず勝ちます。それが資本主義です。

私も当然、それを目当てで株式を保有しています。我が家のリスク資産は全て株式です。

 

ただし、いきなり株式100%は経験上リスクが高いです。慣れてからの方が良いですね。

つみたてNISが始まった2018年以降、20%程度の急落でも嘆きの声がネットに溢れていました。

 

記事内容は、リスク資産を運用する上で重要なリバランスの話です。

投資の経験が少ない場合、まずはバランスファンドを推奨しています。具体的には私の状況や失敗談も含めご説明をしていきます。

 

投資を始めた目的は何でしょうか。お金の勉強?多分、違いますよね。

目的はお金の価値を将来最大化すること。その為にリバランスを知っておくと必ず役に立ちます。

当記事が参考になれば幸いです。

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長期投資ではリバランス効果を重要視しよう

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一般的には株式や債券等が決められた配分から大きく離れた時に、元に戻す事を言います。

例えば株式100万円、債券100万円を運用をしていた場合、暴落で株式が半値になった時に株式50万円、債券100万円を株式75万円、債券75万円にするという事です。

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図で書くとこんな感じです。結局50万円損してるやんけ!と思われるでしょう。

でも、ちゃんと見ると下落して安くなった株式を買うという素晴らしい技術です。

 

こんなものに効果があるのか、と思われるかも知れませんが、伝統というのは効果があるからこそ伝統なのです。

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理からの引用です。

投資家なら誰でも、間違うことなく「安く買って、高く売る」指令を出してくれる魔法使いがいたらいいなと願うだろう。

そして規則正しいリバランス戦略こそ、その魔法使いなのだ。

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1996年から2013年まで、年1回のリバランスをしたケースを図で出してくれています。

比率は株式60:債券40という割合ですが、リスクが下がるのにリターンは上がっていますね。

上記の期間はアメリカでITバブルの崩壊、株式低迷期、リーマンショック、そこからの急速な回復という株式には厳しい時代でもありました。

 

もう少し実例を出します。

モーニングスターの分散投資におけるリバランスの効果(リンク切れ)からの引用です。

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比率は世界株式40:世界債券40:世界REIT10:コモディティ10という比率です。

株式50:債券50に近いものを探しました。

上のケースは設定している比率から5%、10%とブレが出た時にリバランスを行ったものです。

 

リスク低減はそこまで大きくありませんが、リターンが上昇しているのが分かります。

下がったリスク資産を(上がったリスク資産を売って)買い増しする事で、リターンは上がるという実例ですね。

 

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こちらは上記のものと同様の比率で、期間を決めたリバランス方法です。

2010年末までのデータになります。リーマンショック中のリバランスが良かった事が上げられますが、参考程度で大丈夫です。

 

実際は1年ごとの見直しで十分対応できますよ。

ななし
ななし

私の場合は年末に資産全体を見て、老後資産はリスク資産50%、無リスク資産50%程度にしています。株式が急落をした場合、たまに資産状況を見たりするくらい。

サラリーマンでしたら、夏と冬のボーナスでコントロールするのが楽で良いと思います。

 

長期投資でリバランスしなかった管理人の失敗談

失敗

上記のようにリバランスというのは実際に効果がある事が実証されています。

未来は誰にも分かりませんが、過去から学ぶ事は容易です。

ビスマルクの「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉は「正確には人の失敗より学べ」というものらしいですね。

 

なかなか人の失敗談は出てこないので私を実例で出します。

金額ショボいとかはスルーして下さい。

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当時は楽天証券で、海外ETFを使って株式の世界分散をしていました。

それでもリアルに全体で資産半減です。他にSBI証券でも投資信託や日本株式を保有していましたが結果は同様です。

 

忘れられがちですが、マイナス50%の下落を受けた場合、50%の上昇をしても元本は75%です。

いかにリスクを減らすか、マイナスを減らすかを考える方が長期投資には向いていると思っています。

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ダウの10年チャートを見ると、底打ちは2009年初頭ですが、私の場合は2009年10月です。

円建てでの計算と世界分散があるので違いが出ています。引用はYahoo!ファイナンスです。

結果だけ見るとアメリカ一国で放置が最強でした。

 

ですが、当時は暴落の震源地という事もあり、そこへ突っ込むにはかなりの勇気が必要だった事は覚えておくべきでしょう。

 

伝統的な4資産だけでも十分なリバランス効果がある

どの資産クラスが有利かは誰にも分からない

画像引用元:GPIFー分散投資の意義

上記の画像は「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」という伝統的な4資産だけでも、リターンが様々なことが分かります。

では、これを年1回リバランスをして10年保有した場合はどうなるでしょうか。

管理人が好きな画像だと、以下のような結果になります。

※スマホで画像が小さい場合は指でひろげて確認してみてください。

4資産均等型の単年実績

リバランス無しの単年度

4資産均等型の10年保有実績

リバランスを年1回しながら10年保有した場合

画像引用元:GPIF-長期分散投資の効果

1970年からのデータですので「ブラックマンデー」「ITバブル崩壊」「リーマンショック」「ギリシャ危機」「チャイナショック」と大きな暴落はほぼ食らっているので参考になりますよね。

4つの資産クラスをリバランスするだけで、マイナスの結果が無くなるというのは大きなメリットでは無いでしょうか。

当時は信託報酬が安く、優れたバランスファンドはまだありませんでした。

ななし
ななし

発売されていたら長期チャートを見たいです。

自動リバランスしてくれるバランスファンドは初心者にオススメ

当ブログで初心者へオススメ出来るバランスファンドは下記の2商品です。

どちらも半分が株式、半分が債券という安定した投資信託です。それでも下落相場では余裕で元本割れをします。

リンク先は当ブログで書いた記事になります。

 

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は先ほどの画像が参考になると思います。

管理人としては信託報酬が少し高くなりますが、楽天・インデックス・バランスファンドの方が好みです。

どうしても株式100%運用を望む場合は、暴落した場合に投資ができるように余裕資金の準備をしましょう。

 

サテライトとして、余裕資金で好みの株式投信を持つ事も良いですね。

まとめ|長期投資ではリバランスを重要視しよう!

  • リバランスはリスクを下げてリターンを上げる効果がある
  • 自動でやってくれるバランスファンドは心強い存在
  • 現在おすすめのバランスファンドは2本

人間、思っている以上に自分のお金が溶けていく事はダメージが大きいです。儲かった金額の倍くらいのダメージです。

ただ、これも経験しながらでないと分からない事です。ゆっくりと慣れていきならが、長期投資を続けていきましょうね。

お読み頂きありがとうございました。

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投資本の中では、一番サラリと読めるものです。ポートフォリオの考え方や、出口戦略もかかれているのでオススメですね。

 

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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