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株式投資の未来からみる退職年齢|75歳定年はすでに分かっていた!

平均寿命と退職年齢が伸びることは分かっていた2005年時点 お金と投資
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お悩みさん
お悩みさん

最近は65歳定年どころか70歳定年が現実になりそうで嫌だなぁ。でも、老後が伸びると働かざるを得ないのかも。

そんな風に考えている人は多いでしょう。私も同じです。むしろ、もっと早く引退したい。。

 

記事内容は、70歳定年どころか75歳定年あたりが現実になりそうというもの。

2005年初版発行の株式投資の未来では、既にこの点に触れていましたので紹介をいたします。

2005年出版の本になりますが、人口動態というのはかなり正確な数字がでるものです。

2分くらいで読めますし、あなたの簡単な未来や老後が想像できる内容ですので参考になれば幸いです。

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株式投資の未来を読む限り75歳まで労働は必然といって良いかも

平均寿命と退職年齢が伸びることは分かっていた2005年時点

※画像は株式会社の未来223Pより引用

上記の図は米国における平均寿命と退職年齢(実績・見通し)です。

平均寿命は1950年から右肩上がりで2050年には83歳程度になりそうですね。

長寿と呼ばれる日本の場合、もう少し伸びそうですね。

 

戦後、退職年齢は下がっていた

戦後すぐまでアメリカでは退職年齢が働けるまで、あるいは死ぬまでというのが当然でした。

1950年当時は67歳あたりまで働いていたようです。

 

世界中が資本主義経済の恩恵を受け、特に先進国が豊かになっていったことの象徴でもあるでしょう。

1970年代前半には、欧州各国で退職年齢の下限が65歳から60歳に引き下げられたようです。

日本も昔は55歳定年とかでしたもんね。今から考えると良い時代でした。

1986年「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」の改定で、60歳定年が努力義務になって1998年に60歳未満の定年が禁止されました。

つい最近のように思えますね。

問題は、今もそう思うように早く退職をしたい労働者をつなぎとめる施策をしてこなかった事が、老後の悲観性をまねいているのかも知れません。

 

伸びる平均寿命と退職年齢の差

下がる平均退職年齢に対し、医療の発展も含め、平均寿命は右肩上がりです。

初版発行が古い本ですので、実績と見通しも古いのですが、2010年時点では退職後から平均寿命までが14.4年と最長になっています。

退職後に生きる年数が伸びるほど、お金はかかってきます。

 

対策はというと「働く期間を延ばす」しかないのですね。打ち出の小づちはありませんから。

図表の予測どおりにいくと、アメリカでは2050年には73歳くらいが定年になりそうです。

ななし
ななし

日本だとアメリカの14.4年に対し、平気で25~30年くらいの状態なのでかなり厳しそう。。

長寿かつ少子高齢化を先ゆく日本では、もっと早い段階で75歳定年制が引かれることは割と現実的な線なのかも知れません。

 

繰り返しになりますが、株式会社の未来は2005年初版の本です。

いま思うと老後までの戦略も書いており、シーゲル派と呼ばれる高配当戦略を考える人以外のインデックス投資をする人全員にオススメをしたいくらいです。

多分、読んで損する事はありません。久しぶりに読んだ管理人が記事にしようと思ったくらい何回も読めます。お得!

株式投資の未来は2005年から日本の老後にも言及している

日本の人口年齢構成2005年時点

※画像は株式会社の未来209Pより引用

本書の高齢化する世界という項目で書かれています。またデータは国連人口統計プロジェクトのもので、信頼に値するものです。

外部参考リンク国連広報センター|人口と開発

※リンクは新しいタブで開きます

経済も含め、高齢化は先進国でほぼ例外なく見られる現象で、特に日本とヨーロッパがあきらかです。2050年の日本とか大変そうですね。その頃、管理人は74歳なので果たして定年できているのでしょうか。

ドイツでも2030年には65歳以上の人口が、成人人口の約半分に達するとも書かれていました。

先進国全体の問題ですね。

ただ、アメリカだけが少子高齢化と人口減を何とかクリアしています。

 

出生率の下落

米国の人口年齢構成2005年時点

※画像は株式会社の未来210Pより引用

人口増加率を決めるのは出生率です。先進国の中ではアメリカだけ2.1を上回っています。

2.1以下になると人口は減っていきます。(2.0でないのは、幼児や子供の死亡率の高さ)

 

アメリカが安定しているはベビーブーマー世代の出生率が日本や他の先進国の同じ世代を上回った事と、移民の出生率の高さから。

世界としての人口問題なら新興国があるじゃないか、という声もありそうですが、そう上手くはいかない可能性が高いでしょう。

2020年6月時点では中国はもちろん、タイ、ベトナムといった新興国の都市部でも少子化が進んでいます。

いろいろと難しい時代が続きそうです。

 

1776年にアダム・スミスがいっていた「子供は一種の未来」という言葉が、今では子供はお金のかかる重荷となっているんでしょうか。

個人的には子供がいて重荷とまでは感じませんけども。。

しかし、結婚も遅く子供ができたのも遅かったので、そういえるだけなのかも知れません。

おわりに|75歳定年は確実っぽい気がする

株式投資の未来は2005年発行の本です。

当時から2030年にはアメリカの定年は70歳になる、と図では読むことができます。

平均寿命と退職年齢が伸びることは分かっていた2005年時点

少子化先進国の日本だと、75歳定年は思ったより早く訪れるかも知れませんね。

さらに長寿なので老後資金もアメリカより多めに用意する必要がありそう。。

ちょっとハードモード過ぎる気がしますが、こつこつと老後破綻しないよう貯金と投資を頑張りましょうね。

 

お読み頂きありがとうございました。

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勝手に3大教典とよんでいるウォール街のランダム・ウォーカー敗者のゲームに肩を並べる名著です。

ブログの影響か、高配当株の再投資というイメージが強くありますが、基本的にシーゲル教授の推奨は全世界株式だったりします。

紹介した3冊は、ともに老後に向けた戦略も書かれています。興味のある方は一度読んでみて下さい。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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