当サイト(氷河期ブログ)では株式半分、現金半分のカウチポテトポートフォリオを推奨しています。
メリットはこちら。
- 株式クラスが上がれば資産が増えてラッキー
- 株式クラスが下がったら安く仕込めてラッキー
どっちに転んでも精神的に楽で、投資を続けやすいのです。
関連記事株式相場の値動きが気になる人はカウチポテトポートフォリオがおすすめ
しかし最近になって投資初心者は株式半分、債券半分の方が良いのでは?と思い始めました。
奇しくもコロナショックの暴落で、その一面が強調される場面も見えてきたように感じます。
暴落で買い増しするのが怖い。2020年初頭は株が高過ぎるからそろそろ売ってしまいたい。
そういった方の参考になれば幸いです。
投資初心者は株式と現金のカウチポテトより【債券】を使う方が良いかも
先日、以下のtweetをしました。
私も最近になって初心者には株式と債券の方がリバランスをしやすいのでは?
と思い始めてます😃
現金だと、、、
☑️もっと下がってから買おう
☑️まだまだ伸びるかも
☑️今売ると税金がかかる
あたりがハードルになるかな、と。
2017年、2019年の利確してリバランスは心が揺らぎそうでした😅 https://t.co/V9JplDvOn5
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) January 21, 2020
現金だと、、、
☑️もっと下がってから買おう
☑️まだまだ伸びるかも
☑️今売ると税金がかかる
あたりがハードルになるかな、と。
2017年、2019年の利確してリバランスは心が揺らぎそうでした
インデックス投資をしようと思ったときにアセットアロケーションを決めたと思います。
先進国株式は〇%、日本株式は〇%、債券は利回りが期待できないから現金でいこう。みたいな。
ですが、いざリバランスをしようと思った時に、けっこう心理的ハードルが高いのでは?と思いました。
きっかけはHIROBUN(@indexhikaku)さんのtweetです。
リスク資産(株式等)と無リスク資産(現金等)の比率をリバランスにより5:5に保つカウチポテトポートフォリオは意外と難しいと思っている。
株式が上げたら利確すればよい。
株式が下げたら買い増せばよい。
しかし、もっと下げたら?そして、もっと下げたら?
いつまで買い増せるだろうか?— HIROBUN@投資信託を比較する (@indexhikaku) January 19, 2020
株式が下げたら買い増せばよい。
しかし、もっと下げたら?そして、もっと下げたら?
いつまで買い増せるだろうか?
個人的には「現金」というのが大きな部分かな、と。
現金で暴落中の株式を買うのは怖い
ほとんどの個人投資家にとって、現金はしんどい労働をして得たお金ですよね。
1ヶ月働いたうち、投資に回せるお金は10~20%が大半だと思います。
人間は感情の生き物なので「損をするかも」という行為が苦手。それを暴落中にお金を突っ込むのはかなり勇気がいります。
しかし運用規模が大きくなっていくにつれて、現金比率も高くなっていくので、いつかは現金を使って暴落に買い向かう日がやってきます。
ただ、こちらは株式の歴史や、なぜ自分が投資を始めたのか問い直すと対応できます。
難しいのは逆パターンで、値上がりが凄くて株式を売ってしまうケース。
買うのは難しいけど、売るのはもっと難しい
一番多いかな、と思うのはここ数年で投資を始めた人だと思います。
年毎に書いたらこんな感じでして、、
- 2017年:買ったら何でも上がった一年
- 2018年:投資の厳しさを知る一年
- 2019年:リセッションどこ吹く風、マジで何でも上がった一年
特に2019年に上がり過ぎたので、
「いくらなんでも上がり過ぎなんじゃない?」
「これはそろそろ売り時だ」
「いや、でも税金がかかるし…」
こんな風に悩んだまま、という人も多いかな、と。
ちなみにですが、管理人は2019年に上がり過ぎているので11月に一部現金化しています。
関連記事楽天VTIを60万円分売却しました。リスク資産と現金比率を優先します
この部分が難しいかも知れませんね。
ただ、売った場合も次に難しい問題もあります。
2019年の何でも上がる相場を指をくわえて見逃すリスクです。
現金化しすぎると暴騰に乗り遅れるリスク
2019年は5月ごろに調整があったものの、結果としては「いつ買っても良かった」という一年でした。
大きめの調整があると記憶に残りやすいので、
「まだ下落するのでは?」
「もう少し落ちてから毎月買っていこう」
といった感じで、少し弱気になる、というかアセットアロケーションを忘れがちになります。
対策としては、リバランスなんて年1回で十分なので相場を忘れるということですが、これが案外難しいのは皆さんご承知の通り。
もう一つの方法として、現金(無リスク資産)だから難しいのであって、債券(リスク資産)を使えば良いのでは?というのが最近思ったことになります。
現金よりも債券の方がリバランスをしやすい理由
そう思ったときにしたtweetはこちら。
最近、BNDを持ちだしたから分かったんだけど、現金を取り崩すよりもリスク資産である債券の方がリバランスをしやすいな、と思ってます😃
2019年みたいに株が上がりすぎた時に現金化というのも初心者には難しいかな、とも
小林さんのフォローしておくと初心者向け情報発信が多いのでおすすめですよ~ https://t.co/InMhhPMtym
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) January 18, 2020
こちらは小林亮平(@ryoheifree)さんきっかけでした。
株式100%でもカウチポテトポートフォリオなど現金との比率を意識して運用出来れば良いと思うんだけど、
投資初心者だとそもそも株式の下落幅自体に驚いて精神的に余裕持てないと思うから、一緒に債券など持ったりして比較運用するのが良いかなと思う。 https://t.co/B1XBhmnyA2
— 小林亮平 / BANK ACADEMY (@ryoheifree) January 18, 2020
tweetもしているけど、小林さんをフォローしておくと初心者向け情報がめちゃ丁寧なのでおすすめです。
個人的には2つの理由から債券は入れた方が良いんじゃないかな、と思っています。
- 債券を入れることでポートフォリオの値動きをマイルドにする
- 現金を使ってリバランスが難しいから値動きのある債券を使ってリバランスをする
無リスク資産だから手堅くなりすぎる
上の方でも少し書いたのですが、現金(無リスク資産)ってめちゃくちゃ安心感があります。
反面、安心感が強過ぎてメンタル鍛えるレベルじゃないと最初のアセットアロケーションを忘れがちになります。
たぶん無リスク資産ゆえの難しさかな、と。
リスク許容度みたいな言葉で置き換えるのもアリですが、暴落経験を何度かしないと安心できる現金をロボットみたいに扱うのは難しいです。
そういった意味で、多少は値動きのある債券を保有しておいて、これを流動的に動かす方が初心者には優しいのでは、と思うのです。
じぶん年金で使っている債券ETFは使い勝手が良い
管理人は海外ETFで「じぶん年金」を作っている最中ですが、半分はBNDという債券ETFで組まれています。
2019年から買いだして気付いたのですが、もし暴落をしてもBNDを売って高配当ETFのVYMを買えば良いとめちゃ気が楽になりました。
考え方は以前記事にしていますね。
関連記事債券ETF【BND】を購入する理由|配当を貰いながら暴落時には実弾にする
BNDは株式より安定しているとはいえ金利などの影響で値動きがあります。
値動きで儲かるか損するか分からないので、それなら当初のアセットアロケーションを守ろうとなりやすいですね。
今の金額だと買い増しだけで調整(ノーセルリバランスとも言います)できるので、もう少し増えてきたら実際に局面にどうしたか記事で書く事もありそうです。
とはいえ、海外ETFはハードルが高いですし、投資信託で外国債券を持つと思った以上に為替の影響を受けます。
そういった意味ではバランスファンドは使いやすいですね。
そして債券部分に為替ヘッジのついた楽天バランスファンド均等型は最適解ではないでしょうか。
究極なのは楽天バランスファンド均等型
この商品、あまり売れていないのですが優秀な投資信託です。
株式部分は楽天VTで、残り半分は全世界債券ヘッジありです。めちゃ分かりやすい。
投資信託なので自動的にリバランスしてくれるのも良いですね。
楽天インデックスバランスを比較しました。
流石にななしさんおすすめだけあって、優秀でした😃
たわらノーロードバランスもそうですが、新しく設定されたファンドには良いものがありますね😊
— HIROBUN@投資信託を比較する (@indexhikaku) January 22, 2020
値動きはマイルドになりますが、2019年の上げ相場でも株式100%に食らいついていました。
株式100%にしたい気持ちは分かりますが、リバランスを機械的に行ってくれる部分に価値があると思います。
関連記事楽天・インデックス・バランスファンド均等型は資産形成に最適な一手
関連記事やはり楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は健闘している
ちょっと現金の代わりに債券を持つ方がリバランスをしやすい、ということからズレてきました。
とはいえ、少しニュアンスが伝わるかな、と思います。
おわりに|株式と現金のカウチポテトだけでなく少しだけ債券を持ってみよう
いきなり現金を全て債券に置き換えるとか狂気なのでやめましょう。
資産のうち、暴落対策費みたいなものを債券にするイメージですね。
こんな形で少し持っておくと気が楽になるかもです。私はけっこう楽になりましたよ。
まだまだ投資の期間は続きます。今から急落一発目にできる心と実際の準備をして楽に続けていきたいですね。
一緒に頑張りましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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債券とは違いますが、暴落用に明治安田「じぶんの積立」を使うのは良いかもです。
生命保険控除が使えたら、その分お得に運用しつつ貯めることができます。
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外部リンク明治安田生命「じぶんの積立」
いつ解約しても元本割れもないので、まさに反則級の保険ですね。
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