子供へお金の教育はしっかりしてあげたい。そう思う人は多いと思います。私もそうです。
自分がコンプレックスもあったり、就職も非正規からのスタートでしたので余計にそう思います。
記事内容は子供へのお金の教育として、株式投資というのは悪いものでは無いな、と改めて思った内容です。
もともと誕生祝に投資信託をプレゼントしていたりしますが、配当金という実際に目に見えやすい形で渡したいと思うようになってきました。
お金の教育って、なかなか難しいじゃないですか。少しでも税金や経済の事に興味を持ってもらうのに役立てば良いなと考えています。
資本主義経済の核心に触れる部分ですので、そんなに外していないと思います。参考になれば幸いです。
配当金は企業の利益から生まれる
株主は企業へ投資をする代わりに、その利益の全てを持ち分に応じて分け合います。
企業が出した利益は更なる成長の為にも使われますが、目に見えるモノとして配当金を株主へ還元します。
Amazonのような若く、配当金よりも更なる企業成長の為に利益を全て使う会社もあれば、コカ・コーラのように安定したビジネスモデルを持っており配当として株主へ応じる会社もあります。
配当は受け取った瞬間に利益を一部確定する行為ですので、効率性という点で見ると若干不利に思えるかも知れません。
しかし、私は見えない将来よりも先に利益をくれる配当金が好きです。
さて、配当金というのは本当に働かずにお金が入ってくる不労所得なので、子供に知って貰いたいと考えています。
ジュニアNISAで「お金教育」は伝えにくい
我が家はジュニアNISAで子供の将来資金を準備しています。
少なからず資本主義の成長を、将来、実感して貰えたらという思いはありますが、これは単純に効率良くお金を渡す手段です。
なので、手間のかからない投資信託を利用しています。
関連記事ジュニアNISA:子供の将来向け株式投資状況20180922
投資信託を通してお金は渡せるが理解とは別問題
資産形成のツールとしては、小さい金額で幅広い銘柄に分散投資が出来る点。これは群を抜いて優れています。
分散投資をすることで、一社が倒産したりしても全滅はありません。よほど変なものを買わない限り、市場動向が悪くとも価値がゼロになったり借金をすることはありません。
しかし子供がお金を知るというツールとしては、仕組みが難しいと思うのです。
個人的な考えとしては、成人して働きだしたくらいじゃないとインデックス投資の良さとか分からないと思います。少なくとも学生時代に遊びまわっていた私は言葉さえ知りませんでした。
実際に使える配当金は大きな理解を生む(はず)
投資信託だと少し複雑なので、個別株をプレゼントして配当金をお小遣い代わりに渡せないかな、と思っています。
小さいうちは理解は出来ないと思いますが、そのうち貰っているお金はどこから出てきているのかを知って貰えたら嬉しいです。
金額はほんのちょっとで十分と思っています。
配当金をお小遣いで貰う子供なんてほとんどいないはずなので、周囲より特別感を持たせないように親のさじ加減が重要になってきそうですが。。
貯めておくにしても、お小遣い代わりに渡すにしても配当金というのは理解しやすいと感じます。私自身、配当金を貰うとやはり嬉しいので。
ちょっと参考に相互リンクでお世話になっている、りんたろうさんの記事です。
成人したときに私名義の株式と配当振込口座の管理が私に任されるようになりましたが、金額を見て驚きました。
20年間で株式評価額は大きく増加し、累積した配当金も(途中で両親がチョロチョロ使ってたにもかかわらず)、それなりの金額になっていたからです。
これがどういうことかというと、自分のお金で株式投資を始める前に、既に長期投資の成功体験を持てたということです。
私が長期投資の可能性に対してかなりの自信を持っているのは、そういう成功体験を投資をスタートさせる前から持っていたからにほかなりません。
りんたろうさんは、生まれた時にお爺様から株式をプレゼントされていたようです。
成人後に口座を管理するようになったとありますが、十分に株式に触れる機会と期間があったというのは素晴らしい事だと思います。
完全にこの記事に感化されています。笑
配当金が渡せて子供が成人するまで大丈夫であろう会社
ここで銘柄選びで悩みます。楽しんでもいます。
米国株のマクドナルド(MCD)を持たせようかと考えています。コカ・コーラ(KO)も良いのですが、子供の興味としてはマクドナルドかな、と。
いくら技術革新があったとしても10年くらいは世界から不要になる事はないと思っています。
ただ結構な金額を渡す必要があるので、我が家の財政と相談になります。30万円程買い付けとかになると予算が。。
今すぐ必要というものでは無いので、今後の市場動向を見ながら全体が下がった時にでも予算工面を考えてみます。
直接配当金を渡す手段として、悩んだけども使えなかった方法が2つありますのでご紹介を。
ワンタップバイ
まず子供にも持たせているワンタップバイ口座の利用が浮かびました。
メリット
- 1,000円単位で簡単に買い付けが出来る
- 配当金が円建てなので分かりやすい
デメリット
- 入金に手数料がかかる
- 出金に手数料がかかる
- 10年後までワンタップバイが生き残るか不明
ちょっとデメリットの方が大きいので諦めました。
本人名義の口座からの入金が必要ですが、子供のゆうちょ銀行だと入金手数料がかかります。
さらに配当だけ出金しようとすると、そこにも手数料がかかります。寝かしておいて私が立て替えて渡せば解決はしますが。。
最後のものは余計かも知れませんが、このサービスがどこまで続くか分からないという事もあります。個人的には生き残って欲しいです。
ジュニアNISA
最有力候補です。口座も既に持っています。
メリット
- 値上がり益、配当金が非課税
- リアルタイム入金で手数料無料
- 出金手数料無料
デメリット
- 楽天証券では海外ETFの買い付けが出来ない
- 基本的に18歳まで引き出しは出来ない
良い事だらけのジュニアNISAですが、現在、使っている楽天証券では海外ETFを買えないんですよね。。
長期保有には無双ですが、配当金をちょっとずつ使うには18歳まで非課税の代わりに引き出し不可というルールに触れてしまいます。
配当金だけ課税口座にして引き出せないかは確認できておりません。なにせ買えないので。。
配当金の課税自体も勉強になるので、未成年口座の利用が現実的には一番良いかも知れません。
関連記事ジュニアNISAは楽天証券よりSBI証券にすべきだった。個人的失敗談
関連記事ジュニアNISA:子供の将来向け株式投資状況20180922
まとめ
- 配当金を利用して子供へお小遣い(特別枠)をあげたい
- 将来的に経済の理解などに役立つかもしれない
- 投資信託だと少し難しい
- 配当金はダイレクトに現金として分かりやすい
- ワンタップバイもジュニアNISAも現状は難しそう
急ぐ必要はないので、のんびり考えていきます。
たぶん必要になれば楽天証券の未成年口座を利用すると思います。ジュニアNISA前に、子供の誕生祝いに投資信託を購入しているので。
株式を買うかどうかは別として、色々と考えるのは楽しいですね。
タイトルはシーゲル教授の緑本の帯からちょっとお借りしました。
2009年7月初版ですが、リーマンショック後なのに「それでも株式は最高の投資先だ!」の一言に助けられた人は多いでしょう。
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