氷河期世代の老後問題でよく言われるのが
「老後2000万円問題」
です。
しかし現実は
- 投資経験なし
- 貯金ほぼなし
- 今さら間に合うのか不安
という人も多いはず。
では
氷河期世代の年齢からでも老後2000万円は本当に作れるのでしょうか?
というワケで、もし、今まで全然投資をしていない氷河期世代が老後に2000万円を用意できるかどうかシミュレーションしてみました。
ざっくり45歳~50歳の人がターゲットですね。
今まで全然貯金とかしてこなかった人は「もう無理では?」と思うかも知れません。
しかし2000万円なら、今の時代、NISAなどを活用すれば十分現実的な目標になります。あと、普通に働いていてるサラリーマンの場合、厚生年金もありますし、わりと老後も何とかなるはず。ここらへんも合わせて記事にします。
また、低収入でも年金と2000万円を運用しながら使っていくと老後が安心、という話も書いています。
本記事は年齢や収入の幅が大きいので、ピンポイントに絞った記事も書きました。
関連記事45歳、年収450万円で老後資産3000万円を作れるか考えてみる
正直、こっちのほうが明るく未来を照らしてくれるはず。記事の終わりにもリンク貼っておくので、良かったらこちらもどうぞ。
では、実際の数字を一緒に見ていきましょう。
45歳から投資は遅い? 老後2000万円を作る現実的な方法

まずは結論から書くと、
- 月4万円をNISAで積み立てる
- 45歳と仮定して、20年、何とかコツコツ頑張る
- 相場が平均的なリターンで推移することを祈る
この条件をクリアすればOKです。
月4万円なら貯金を投資に回しつつ節約すればいける人が多そう。ボーナスを活用すれば良いし、それでも足りないなら今の時代、体力との相談になりますが副業もあり。
過去に自分が転職した直後、資産がない状況で老後資産を作れるか記事にしたことがあります。そのときは45歳、年収390万円から老後資産を作れるか、というお話。
質素にコツコツNISAを月3万円積み立てることで2000万円は見えていました。
参考までに過去記事はこちら。
関連記事まだ間に合う?45歳、年収390万円からの老後と資産形成
個人的には氷河期世代で資産なしの状態から老後までに3000万円を作ることは可能と思いますが、まずは生活レベルと将来に向けての準備が大切でして、無理せず上の記事を参考にして、老後2000万円くらいを目指すのが良いかな、と思います。
それなりの年収での生活をしていたなら、老後にバカスカお金使うこともないでしょうし、わりと十分過ごせるかと。本記事では2000万円を目指しますが、自分の生活と資産のバランスを取るのが氷河期世代の老後戦略として大切です。(長文失礼しました。)
投資も何も分からん、という人は世界一やさしい お金の教科書 1年生を読むのが一番おすすめ。
たぶん500冊以上投資本を読んでいますが、これほど初心者向けに分かりやすく順序だてて解説している本はないはず。まさに教科書。
さて、話を戻して、とりあえず氷河期世代(45歳)を仮定して記事を書いていこうと思います。
一般的に「就職氷河期」と呼ばれる時期は、1993年~2005年頃までとされています。(最も厳しかったのは1995年~2004年あたり。)
この時期に「新卒」で就職活動をしていた世代を考えると、
就職氷河期世代の年齢(2026年時点)
● 大学卒(22歳で卒業)の場合
1993年卒 → 1971年生まれ → 2026年に55歳
2005年卒 → 1983年生まれ → 2026年に43歳
2026年現在、43歳~55歳の人が氷河期世代となります。
50歳をターゲットとした場合、
- 月6.3万円をNISAで積み立てる
- 65歳定年まで仕事を頑張る
- 相場が平均的なリターンで推移することを祈る
こうなりますね。
45歳で4万円の積立で良かったのが、5年遅いと月6.3万円となるので、時間というのは恐ろしいですね。
結婚している家庭だと、子育ても何とか目処がつきそうで、あとは自分たちの老後を、という感じだと、こちらのほうが難易度は低いかも。夫の給料で生活費をまかない、奥様のパートで投資を捻出とかをすれば月6.3万円も十分射程距離内。
しかしお一人様もいますし、管理人とほぼ同年代だと新卒のときに非正規で、なかなかキャリアも積めなくて年収があまり上がらなかったというケースもありそうです。
とはいえ、記事を書こうと思ったので続けます。
とりあえず2000万円までの道筋というか資産シミュレーションから見ていきましょう。
45歳からでも老後2000万円は作れる? NISA積立シミュレーション
画像でサクサク見ていきましょう。

20年後の予想資産額 2030万円
※将来の運用成果を保証するものではありません。あくまでシミュレーション上の数字です
スマホだと字が小さくてスミマセン。
20年頑張って続けると期待できる想定リターンは2030万円となります。
もちろん上下にブレも大きいですが、投資元本を下回る可能性は運用成績が下位5%と考えると投資を続ける価値はありそうですよね。
投資する商品はネットでも有名なオルカン、S&P500で十分。
積立金額や期待リターンなど。

毎月の積立額と期待リターン、リスク
直近10年の調子が良過ぎたので、期待リターンは少し抑えめにしています。とはいえ、インフレ込みの名目だったら、今後もこれくらいで十分回りそう。
年利7%って高くない?と思うかもですが、有名なオルカンの直近30年の平均リターンは9.8%です。(myINDEXの2026年3月15日時点データ)
また、後述しますが、65歳時点での瞬間最大風速での資産で一生老後を過ごすワケではないので、そこまで悲観する必要ありません。
相場には波があり、良いときがあれば悪いときもある。良いときばかりは続かないけど、悪いときだけがずっと続くということもありません。
運用成績の上位、下位を見てみましょう。

サイコロを100回振った場合、運が良かったら5回くらいは資産3800万円になりますが、5回くらいは930万円に終わります。
5%くらいの不運で投資元本を下回ります。しかし30年間低迷を続けてオワコンと言われた日経平均でさえ、今は活況となっているので、65歳から相場が回復して資産が伸びる可能性も十分あります。
45歳から始めて65歳まで積立を続けますが、運用は老後も続くので、寿命を95歳と考えると投資期間は50年くらいある、ということですね。
もう少し書くと
45歳で積み立てた月4万円×12ヶ月=48万円
↓
不運で相場が低迷(年平均3.6%)=20年で2倍
↓
年間96万円が使える
↓
年金で足りない分を生活費として何年かに分けて取り崩していく
↓
退職金があって3年分くらいの生活費になるなら、その期間も株式が成長する可能性もある
こんな感じで時間をかけてゆっくり取り崩す感じですね。
もちろん老後に株価が下がっているときもありますが、不況のときは皆が財布の紐を締めますし、儲かっているときは豪華に、損しているときは質素に暮らす、というのもありではないでしょうか。
次に46歳時点での積立を考えてみると、
46歳で積み立てた月4万円×12ヶ月=48万円
↓
平均的に育って66歳時点で4倍の192万円
(7.2%の複利20年はざっくり4倍になる)
↓
退職金もあったし45歳のときに積立した資産がまだ残っている。運用を続けておこう
↓
68歳時点で取り崩すときには株価の調子も良く5倍になっていて240万円
↓
生活費としては2年分(月10万円×24ヶ月)くらいはいけそう
こんな感じで、未来への仕送りがNISAと思っておけば投資に対して、無用なリスクを取ったり、老後に散財したり、という失敗も少なくなるはず。
ちなみに2000万円あれば、利回り3%で運用した場合、こんな感じで取り崩しが可能です。
- 月5万円 → 60年以上
- 月7.5万円 → 36年
- 月10万円 → 21年
月5万円なら永久機関みたいに減らずにいけます。月7.5万円を使ったとして36年持つので、ここに年金を加えたら質素な生活なら余裕という人も多いのではないでしょうか。
オルカン半分、現金半分という保守的な運用に切り替えても、これくらいのリターンは見込めそうですよね。相場がヤバいときは現金から使えば良いですし。
大切なのは資産形成より本業を頑張り、厚生年金を積み、定年まで元気に働くこと。
年収が低く、定年までずっと年収300万円だったとして、65歳定年まで働くと期待できる年金(国民年金+厚生年金)は月12万円前後。
現役時代も収入の範囲内で働いているとすればコンパクトな生活はできるはず。年金12万円+月7.5万円の取り崩しをすれば現役並みの収入です。
現役時代の平均年収が400万円だった場合、期待できる年金は月14万円ほど。資産取り崩しと合わせると余裕が出ますね。
さて、50歳バージョン。
50歳から投資は遅い? 65歳までに2000万円作る方法
画像でサクサク見ていきましょう。

50歳から月6.3万円を15年積立投資したシミュレーション
スマホだと字が小さくてスミマセン。
15年頑張って続けると期待できる想定リターンは1959万円となります。
投資元本が大きいのに20年投資に負けている理由は投資期間が短いから。投資において時間は重要。
時間を長くするには人生100年時代ですし、年金で足りない生活費分だけパートで働きつつ、投資で資産を5年間育てる、という方法もありです。こちらのほうが年金を受給していて、生活費も読みやすくなりますし、年齢を取るほどに生活費も下がっていくことを考えると、安心感も増えそう。
投資する商品は同じくオルカン、S&P500で十分。
リスクを取れる人は株式会社アメリカ(S&P500)ですし、アメリカが20年後も覇権国かどうか分からないという人は全世界に投資(オルカン)をしているのが無難。
月6.3万円を積立投資にまわす、と書くとハードに感じるかもですが、住宅ローンが完済されていたり、子育てに目処がついている家庭だと共働きで用意できそうな絶妙な金額。
独身だと厳しいですが、それなりの年収を貰っていることを期待。(年収が厳しい人は管理人と同じように副業やポイ活を頼るのが良いかと。副業して投資に回すのは思っている3倍くらい強力です。)
運用成績の上位、下位を見てみましょう。

サイコロを100回振った場合、運が良かったら5回くらいは資産3300万円になりますが、5回くらいは1030万円に終わります。
ただ、上述したように、この65歳時点の資産だけで一生過ごすワケでは無く、波があるので、コツコツ積み立てて、ゆっくり取り崩していく。積み立てているときに調子が悪いんだったら、取り崩すときは調子が良いだろう、くらいの緩い考えでいるほうが長続きしますし、精神的にも良いです。
ちなみに管理人はインデックス投資を始めて2年目にリーマンショックに被弾して、会社は倒産、それでもコツコツ投資を続けていたおかげで、何とか老後は安心というくらいまで資産形成ができました。
当時は資本主義が終わるのではないか、という恐怖がありましたが、何だかんだでブラック企業やら普通の株式会社も生き残っていたので、平均を取れば資本主義は成長するだろう、という謎の楽観もありましたね。
老後2000万円は足りる? 年金+資産取り崩しで生活できるのか
65歳で2000万円を作る早見表
早見表を作ったのでご自身の年齢に当てはめる等、参考になりましたら。
期待リターン:7%の場合(最も積極的なケース)
注1:目標達成に必要な月額積立金です。積立は毎月月初に行うものとして計算。
注2:貯蓄500万円の場合、45歳スタートでは、積立なしで2,000万円を超えるため「達成」と表記されています。ただし一括投資して20年間触らず神に祈ることが大切。
注目したいのは貯金300万円あれば積立額が劇的に減らせることですね。当然、リスクもありますし、精神的には大変ですが覚悟を決めて一括投資しながら、積立投資をしていくのは、自分で老後を作っていくという意識で進められるのではないでしょうか。
もちろん500万円貯金がある人なら、300万円を一括投資にまわして、残り200万円は万が一のために残しておくのはOKです。というか生活防衛費はメンタルにも大切ですし、少しずつ老化を実感し始める氷河期世代においてはホントに命金です。(管理人は老眼がつらいです。。)
どうやって月4万円、月6.3万円を捻出するのか
ここで問題になってくるのが入金力です。
投資シミュレーションの画像でも見たら分かるのですが、45歳くらいから投資を始めるとすると、けっこうな額を入金しないと資産2000万円に届きません。
年収500万円くらいあればギリ4万円は何とかなっても、年収300万円だと厳しい金額なのは実際やってきた管理人は分かります。今の年収300万円は管理人が社会に出たときより社保で取られ、インフレで可処分所得はますます厳しい状況。
しかし嘆いていても不遇な氷河期世代を政府が救ってくれなかったように、やさしいホワイト企業が採用の手を差し伸べてくれなかったように、何も始まりません。ホント自分で頑張るしかないのです。
というワケで王道の方法など。
- 節約する
- ポイ活する
- 副業する
節約についてはできるところから。
お弁当、水筒、自炊、格安SIM、ふるさと納税、保険を必要な分だけにする等がありますね。
お弁当と水筒はマジで資産形成に効くので老後の準備と思って始めてみましょう。
ボーナスがある場合、
月4万円ならば
毎月2万円を積立、ボーナスで8万円×2回を補填
50歳の人で月6.3万円ならば
毎月3万円を積立、ボーナスで20万円×2回を補填
という感じでしょうか。
ポイ活についてはこちらも面倒という気持ちがあるかもですが、やるとやらないとでは大きな違いがあります。
落ちているお金は拾う。
書き方が悪いですが、この気持ちでいかないと月4万円、月6.3万円という積立資金はめちゃくちゃしんどいです。
ただ、ホントに落ちてるお金みたいなキャンペーンはたくさんあり、当サイトでも紹介をしているので、もし良かったらお使いください。
最初は面倒ですが、一度波に乗れば複利のように効いてきます。(早見表で貯金300万円の効果が絶大だったように初期の入金はホント大切。)
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とくに最近は三菱UFJのキャンペーンがヤバいですね。
しかし、色んな方面に目を光らせているとこういったキャンペーンがあるのでしっかり拾っていき、投資に回すとバカにならない金額となりますね。
ちなみにポイ活は案件がすぐ無くなりますが、また新しい案件が出てきます。これは各企業が広告をしてお金を出してでもサービスを体験して貰わないと競争に勝てないからです。
資本主義が終わらない限りお得情報(かつお金貰える系)が無くなることはないでしょう。
ポイ活だけで入金力を上げるのはブレが大き過ぎるので可能なら副業もプラスしていくと更に良いです。
副業禁止なんだが?という会社は多いかと思いますが、たぶん公務員以外は副業禁止をするのが難しい時代になってきました。とはいえ、まずはご自身の会社の就業規則を確認し、トラブルにならない範囲で始めるのが大前提です。
時間があればChatGPTなどの生成AIで聞いてみて下さい。
副業を難しく捉える必要はなく、たとえば嫌いで無ければ週に1回、飲食店でバイトとかでも良いと思います。今は人手不足ですし、求人状況も昔に比べて遥かに良くなってますし。
週1回、時給1,200円で6時間働けば7,200円。
月3万円近く積立する原資が増えます。
ただ、本業と体力との兼ね合いもありますね。
可能なら今あるキャリアを横展開できるのがベスト。
管理人は広告代理店で働いていたこともあり、販売促進をしたい企業の考えも分かるので、そういったニーズとブログを繋げています。
同業他社以外でも使えるスキルは多いと思うので、もし良かったら週末の暇な日に自分にできそうな副業を考えてみると良いかも。人生は長いですしね。
大変な時期もありますが、副業をしていると会社以外で収入を得るという体験ができますし、メンタルにめちゃくちゃ良いです。
問題は体力的にしんどいということですが。。
ただ、セカンドキャリアの話題も良くありますし、氷河期世代は老後のことを考えながら、副業を色々試してみて、自分の可能性や、もしもに備えて新しいスキル開発なり、リスキリングをしていく必要もありそうです。
団塊ジュニア世代のように今の本業だけで残り15年、20年を乗り切るには厳しい時代が来るかも知れません。またリーマンショックのような不況が来た場合、副業で会社以外の収入を少しでも持っておくのはおすすめです。
ちょっと毎日更新の記事としては長くなり過ぎたのでそろそろ終わります。
おわりに|氷河期世代は老後65歳までに2000万円は用意できる(ただし相応の努力が必要)

ちょっと大変ですが氷河期世代でも老後資産2000万円を作るのはNISAを活用すれば十分可能です。
- 月4万円をNISAで積み立てる
- 45歳と仮定して、20年、何とかコツコツ頑張る
- 相場が平均的なリターンで推移することを祈る
この3つを基本的にコツコツ頑張るだけ。
65歳時点で相場が悪かった場合は、少しの間、年金で足りない生活費をパートで稼いでいれば、景気はいつか戻りますし、ここ10年のような好相場になるかも知れません。
収入として厳しい人は節約やポイ活、あとは管理人と同じく副業を頑張るかですね。
ここらへん、氷河期世代の中で収入格差が大きいのと、貯蓄額も差が大きいので、まるっとした記事になってしまいましたが、厳しい時代が続くのは氷河期世代の宿命。
ただ、老後に向けて資産形成していない場合、ジリ貧になるのは目に見えているので、最初の数年だけでも頑張ってみると世界が変わると確信を持っています。
なぜなら管理人が暗い未来しかないと思っていましたが、インデックス投資で人生が好転したからです。もちろん数年で生活が楽になんかならなかったですがお金の不安的なものから解放されると行動をしやすくなったように思います。
大変な人生に変わりは無いのですが、行動指針があるとないとでは全然違いますよね。
また、収入が少ない人向けの記事などは別の機会に書こうと思いますので、今日はこのへんで。
もし、この年収、貯金額だとどうすれば良い?的な質問などありましたら、記事にて回答したいので、お気軽にTwitter(X)のDMかお問い合わせにご連絡ください。
どの世代でも大変と思いますが、氷河期世代はとくに辛酸を舐めてきました。なので、老後くらいは苦労少なく暮らしたい人も多いはず。
そこを目指すにはインデックス投資が最適と思っているので、引き続きブログを書きながら、何か役に立てる情報を発信していきたいです。
ともに頑張っていきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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45歳、年収450万円で老後資産3000万円を作れるか考えてみる
45歳で年収450万円あれば老後資産3000万円はそんな難易度高くないですね。
老後資産2000万円と年金があれば普通の家庭はほぼ安心な気がします。3000万円あれば万全かと。

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