長期ウォッチ用に保有している投資信託を定期確認しました。
下記の投資信託は2019年1月1日に1万円ずつ買って長期ウォッチをしています。早いもので気付けば5年を超えました。年末で丸6年となります。
※リンクは詳細記事が新しいタブで開きます。
2018年に副業で稼いだ6万円がこんな育つとは思ってなかったけど身銭切りつつ遠目から確認できるのは良い体験になってます。(バランスファンド中心で6万円→10万円と大満足。)
コロナショック以降はすっかり株式100%のオールカントリーVSバランスファンドをウォッチする記事になっています。
【最初に結論】
先月は大幅調整が来たものの、続落、暴落となることは無く一安心。
為替は不調な分、株式が上がるという2022年の逆バージョンが今なのかも。
バランスファンドは面目躍如でダメージ半減以下。ただ、もうちょっと大きな下落や低迷がないとリバランスボーナスとかは無さそうかな、とも思いました。
ピークからは大きな下落ですが、含み益バリアも大きく、のど元過ぎれば忘れそうな予感。。何だかんだいってオルカンを保有しつつ、大きく下がったらキャッシュで買い増しをして人生を楽しむのが楽で良いかも。
ここ数ヶ月は不安感でボラティリティの高い相場が続く予感。。とはいえ、上がり続ける相場もありませんし、良いときも悪いときも合わせての平均リターンです。
これを受け止め、コツコツ投資を続けることこそ私たち個人投資家が取るべき戦略なのでしょう。
大半の人にとっては、資産形成して使うのはもっと先の老後であり、趣味投資はアトラクションとして楽しみつつ、数十年後に使う資産なんて気にせず普段の生活を楽しむのが良いですね。
では、実際に保有している投資信託がどうなっているか見ていきましょう。
やはりオルカンだけで良いという結論【長期ウォッチ投信2024年9月度】
ファンド名 | 損益% | 評価額 | 先月比% |
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | 56.81 | 15,681.65 | 1.84 |
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) | 100.82 | 20,083.24 | 2.25 |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 146.03 | 24302.63 | 2.29 |
eMAXIS Slim国内債券インデックス | -6.35 | 9,366.15 | 0.19 |
ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型 | 61.13 | 16,114.08 | 1.25 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) | 52.06 | 15,206.79 | 1.48 |
合計 | ¥100,755 |
オルカンは先月比2.29%とちょい回復。
さすがに先月が下がり過ぎたので2.29%で小さく感じますが、普通に年間通して数%を取りに行くのがインデックス投資なので、やはり株式はボラティリティ高いですね。
国内債券もプラスとなり、珍しく全商品がプラスとなりました。
SNSやニュースを見ていると不安になりそうですが、こういったときは下がったも上がっても買い続けてくれる積立投資がありがたいですね。手動だと「まだ下がるかも…」といったスケベ心で手出しできないまま相場がスルスル戻るかも知れませんし。
バランスファンドはここにきて債券を含んでいた価値が輝きました。オルカンの50%より上昇してるので実質勝ち。債券を売って大きく下がった株式を買ったんでしょうか。
ヘッジ付きである楽天バランス均等型もやっと輝くターン到来。
国内債券はデュレーションが長いので、景気が悪くなると一気に回復するかもですが、わざわざリスク背負ってまで持つ必要はなく、個人向け国債変動10年で0.69%を貰うのが最強過ぎます。
まだ金利上昇局面もあるしバランスファンドでの自動リバランスアセットと考えておくと良いかも。
関連記事実際に個人向け国債を1000万円分買ってみたら安心感が超凄かった
関連記事【目標1000万円】個人向け国債を100万円ずつ買っていこうと思う
Slim8資産バランスもそこそこ良いリターンになってきました。コロナショックではダメージ大きかったのですがリスク通り。
ニッセイ4資産均等型や楽天バランス均等型よりもリスク比率が高いので、オルカン未満、ニッセイ4資産均等型以上、という数字に。
5年9ヶ月ホールドしているだけでバランスファンドは61%弱、オルカンだと146%超のリターンです。
買ったタイミング良かったのもあるけど、オルカンと現金だけで十分に思いますね。
何だかんだでコレが一番強い。
その他思ったことなど。
やはり下げ相場ではバランスファンドが強い。
オルカン100%に劣るのですが、値動きがマイルドなのでやはり持っていて安心感があります。(旅行積立をニッセイ4資産で買ってます。)
こうなってくるとNISAではオルカンを買って、現金や個人向け国債でバランス取ってるのがええんじゃないかな、と。
なので、今回の急落で肝を冷やした人はリスク許容度に応じて無リスク資産の比率をチェックしておくと良いかも。
個人向け国債の金利もバカにできないようになってきました。ネットバンクの定期預金より高いので、半期ごとにチャリンチャリンと入ってくるのをNISA買付に使います。
とはいえ、リバランス面倒な人はニッセイ4資産均等型や楽天バランス均等型も良いと思います。
今回大きめの下落を食らいましたが、2019年1月1日に買ったオールカントリーは5年ちょいで利回り140%超えとなりました。
とはいえ、本来の株式リターンを考えると6回連続でサイコロ高めが出た感じです。買ったタイミングもラッキーでした。
国内債券インデックスは金利上昇局面でしばらくマイナスが続きそうです。しかし暴落となった時はコイツより頼りになる投信はありません。
現金と何が違うの?と思うかもですが、コロナショックのときや今回などは+1.2%とかになっていました。
金融危機にリターンが出て、そのタイミングでリバランスを考えると、単品で持つよりもバランスファンドの中に入っててくれると助かる商品ですね。
ちなみにコロナショック前の最高潮だった2020年2月23日。
商品名 | 現在値 | 損益% | 評価額 |
Slimバランス8資産均等型 | 10,302 | 16.3% | 11,983 |
Slim全世界株式(3地域均等型) | 9,416 | 17.6% | 11,801 |
Slim全世界株式(オール・カントリー) | 9,694 | 26.2% | 12,241 |
Slim国内債券インデックス | 10,147 | 1.7% | 10,323 |
ニッセイ4資産均等型 | 10,850 | 12.7% | 12,228 |
楽天バランス均等型 | 9,565 | 16.1% | 11,107 |
4年前でさえ「もう株価は限界だ…」と暴落が叫ばれていましたが何だかんだでバイアンドホールドの勝利ですね。
おまけで暴落中も。
商品名 | 損益 | 損益(%) | 評価額 |
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | -728 | -7.29 | 9,271 |
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) | -605 | -13.85 | 8,615 |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | -1,210 | -12.10 | 8,790 |
eMAXIS Slim国内債券インデックス | 120 | 1.20 | 10,121 |
ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型 | -456 | -4.56 | 9,544 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) | -287 | -2.88 | 9,712 |
関連記事長期ウォッチ|eMAXIS Slim国内債券インデックス以外全てマイナスに
オールカントリーはピークから40%くらい下がった感じでしたね。売らずに投資を続けた人はめちゃ凄いです!
コロナショック前の高値 26.2%
現在の損益率 146.0%
バイアンドホールド最強ぅ!
バランスファンドは暴落と急回復を通してみても安心してみることができました。コロナショックでのマイナスが小さかったのも好印象。
投資なんて、ちょっと退屈くらいで良いと思います。
実際、管理人もリスク資産半分、現金半分といった比率なので同じような感じです。
何だかんだでオールカントリーが強すぎるので改めてチャートを確認してみました。
オールカントリーVSバランスファンド
青色:オールカントリー
ピンク:楽天バランス均等型
緑色:ニッセイ4資産均等型
2022年は足踏み期、それ以外はずっと暴騰していたのが修正されてる感じ。
下落相場も含めての期待リターンです。取れるリスクを保有して、他は遊んで人生楽しむのが良さそう。
現金半分、株式半分くらいが下がったときも余裕あるし、メンタルにも優しいかな、と。
バランスファンドを見てると持ってるリスク通りの感じ。
アメリカ次第ですがオルカンはしばらく試される期間が続くかもですね。(管理人は諦めてNISA積立して忘れておきます。)
ただ、永遠に上がり続ける相場は無いし、下がり続ける相場もありません。株式の平均リターンは超長期で6.7%なので、良いときも悪いときも保有し続けることが大切。
しかし、ここ数年相場が好調だったので含み益バリアもあり、意外とメンタル大丈夫な人も多いのではないでしょうか。
今思い出すとコロナショックで管理人が平気だったのは、過去に買っていた資産がほとんどマイナスにならなかったのが大きいのかも。
ガンガンお金は溶けてたけど、長い時間かかってもそのうち回復するやろ的な何かがあったと思います。
バイアンドホールドを改めて実感
管理人は無能なので個別株は触っていないんですけど、仮に何度もトレードしたとして、運以外の要素でオールカントリーをバイアンドホールドしたより上手く運用できないでしょう。
2019年1月1日に買った投信ですが、
- 純正オールカントリー:146.0%(先月143.7%)
- 楽天バランス均等型:52.6%(先月50.5%)
と、かなり高リターンなんですよね。
お気楽運用の楽天バランス均等型も年7%以上で回ってますし。。今までの上昇が逆回転してサイコロの1が6回連続とかなったら楽天バランス均等型は光り輝くはずw
よくあるパターンとして、個別株は瞬間的に爆益が出ていても、
- 銘柄乗り換えをミスしたり
- 分散している銘柄が足を引っ張ったり
- 調整後すぐに資金投入できず上昇を逃したり
- 税金や手数料を取られたり
といったことで、頑張ったのにオールカントリーどころか長期では楽天バランス均等型にすら勝てないという結果に終わってそうです。
というか、実際に楽天バランス均等型に勝てない投資家さんも多いかも。。
雑談ですがアクティブ運用してるとS&P500ベンチマークは嫌になるほど強いです。味方にすると超心強いけど、敵にすると恐ろしい子。
S&P500じゃなくてオルカンでも十分過ぎるリターン
青色:オールカントリー
ピンク:eMAXIS Slim米国株式
S&P500が5年来で160%、オルカン123%です。
これを見てS&P500を魅力と見るか、オルカンで十分やな、と見るか。
あと、今まで米国株優位が続いていたので、オルカンのほうに優位が続くんちゃうかな、とか。
個人的には米国株が落ち目になったら逆張りで安いところを拾っていきたいから新NISAはS&P500で埋めたいという誘惑にかられています。
しかしオルカンで十分という気持ちもありますね。
実際にはオールカントリーだけでなく暴落時のキャッシュも必要
オールカントリーを持っているだけで5年9ヶ月で146%(約2.4倍)というのは、インデックス投資の基本と凄さを思い出せてくれるに十分な数字です。(というか上がり過ぎで、その半分以上は円安効果。)
ただ、投資をしていると必ず大きな調整や大暴落と付き合う必要があります。損するタイミングだけ上手く逃げるとかはできませんので。というか、逃げることができても暴騰の瞬間に飛び乗るのは不可能。
これを忘れず、コツコツと買いながら、大きな調整や暴落がきたら余剰金で淡々と買い増しをする。そんな風に投資を続けていきたいですね。
この考えをコツコツやっていくなら難しい商品選びとかは何も考えず、オールカントリーと現金(もしくは個人向け国債)だけで十分なんではないでしょうか。
おわりに|結局オルカンで良いよな、という結論に
管理人は新NISAの非課税枠をオルカンで埋めています。
ただ、実際に保有しているオルカンと他商品を比べると
オルカン、マジで強い
を感じる毎月ですw
過去にコロナショックに被弾しましたが5年も経てばそこそこリターンが期待できる、と分かりやすくなってきました。
あとはTPOIXが1/4も入ってるニッセイ4資産均等型ってどうなの?と思ってましたが抜群の安定性だなぁ、とか。
今月はヨコヨコの展開でしたが、まだまだ油断できない市況が続きます。
しかし暴落で逃げずに投資を続けた人が勝利したのは記憶に新しいです。
先月などは大幅下落と稲妻が輝く瞬間を見ることができた稀有な一ヶ月で、まさに航路を守れを見せつけてくれました。
なので、浮かれず怖がらず、コツコツと一緒に頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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