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【質問】VYMを200万円買って毎月5,000円のお小遣いが欲しいですがどうでしょうか?

お金と投資
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読者様より高配当ETFのご相談をいただきました。

国語が苦手な管理人ですが、今回も記事にて回答させていただきます。

質問内容はズバリVYMを200万円分買って月5,000円のお小遣いや生活の足しにしたいが大丈夫でしょうか?というもの。

こういった質問大好物なので嬉しいです。

では、回答含め一緒に見ていきましょう。

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【質問】VYMを200万円買って毎月5,000円のお小遣いが欲しいですがどうでしょうか?

まずは結論|日本の税制度ではVYMでなくて東証版HDVのほうがおすすめ

VYM200万円で月5,000円のお小遣いということで、ざっくり3%の配当利回りを期待していると思います。

VYM自体は問題のないETFでして管理人も高配当ETFのなかでは一番信頼を置いています。ただ、日本の法制度完備がどんどん進み、東証ETFで買える商品のほうが良いかな、と思いました。

具体的には2013 iシェアーズ 米国高配当株ETF (東証版HDV)です。

こちらだと東証で円建てで買えて二重課税調整もされています。

関連記事【朗報】東証でHDVが買えるようになる!【2013 iシェアーズ 米国高配当株 ETF 】

※リンクは新しいタブで開きます
ホントは東証で二重課税調整されたVYMが売ってれば良かったんですけどね。。(ETFとは違いますが、SBI証券だと分配金の出るVYMの投資信託が購入できます。)
>>SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
今日は関連記事が多いので記事の下にまとめて貼っておきます。

 

配当利回りも2024年6月30日時点で

VYM 3.45%

HDV 3.42%

と遜色はありません。

HDVは保守的な運用、VYMは高配当銘柄の時価総額加重と違いはありますが、どちらも低コストで安心ができる商品かと。

それぞれの商品紹介などは別記事にて。

関連記事【初心者向け】VYM、SPYD、HDVのセクターを改めて比べてみた

関連記事【高配当海外ETF】長い付き合いの老後資産HDVを紹介【実際の配当金画像あり】

関連記事VYMは信託報酬0.06%で米国高配当株式へ投資が出来る海外ETF

※リンクは新しいタブで開きます

 

二重課税はわりとダメージが大きい

二重課税はわりとダメージが大きいです。

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出典:SMBC日興証券

確定申告で外国税控除を使って取り戻せないこともないのですが全額取り戻せるわけではないこともあって、今だと二重課税調整されている東証ETFをおすすめとなりますね。

数年前、管理人レベルの年収だとけっこうな手間をかけて数千円だったのでそれ以来やめました。

 

すこし具体的に数字を出してみましょう。

VYM(海外ETF)200万円 利回り3.45%

配当69,000円×71.7%=49,473円

※二重課税込み

 

HDV(東証ETF)200万円 利回り3.42%

配当68,400円×79.68%=54,501円

※二重課税調整込みで簡易計算

※為替手数料や売買手数料は含まず

 

わりと大きい差ではないでしょうか。

参考までに実際に管理人がVYMから貰っている配当なども。

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VYM配当 2023年12月分

円建てだけで見ると税金がどれだけ取られているのか分からないんですね。

 

スマホだと見にくいですが外国証券権利・配当案内書の明細です。

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これを見ると1ドル142.48円×配当131.94ドルで18,798円の配当支払いですが、外国税1,879円が引かれて16,919円。ここに国内配当課税20.315%の3,436円が引かれて手取りは13,425円となります。

わりと痛いですね。。

 

管理人なら2558(S&P500ETF)と2256(米国総合債券ETF)を買うと思う

ちなみに管理人だと2558(S&P500)と2256(米国債ETF)を半々で買います。

あとは差が大きくなったらリバランスで。

参考までにVOOの配当利回りは1.42%、米国債ETFであるAGGの配当利回りは3.45%なので、月5,000円はちょっとしんどいですが、長期で見れば成長期待もできるかな、と。

もちろん両方二重課税調整対応です。

 

S&P500の配当利回り自体は低いですが、増配率を考えると無理にVYMを買わなくても良いかな、と思っており、東証ETFでS&P500が買いやすくなって以降はこの考えが強いです。

関連記事【二重課税】VYMと2558|じぶん年金の2択で悩んでいるので色々書き出してみる

関連記事【朗報】ついにAGGが東証で買えるように!

関連記事【悲報】VYMの増配率はS&P500とほとんど変わらない【海外ETF】

※リンクは新しいタブで開きます

 

S&P500と米国債のカウチポテトの安定性は下記の通り。

最大下落率に強く、そのわりに年間リターンはそこそこ。配当を貰っても十分かな、と。

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投信版ですが、こちらに詳しい記事を書いてます。

関連記事ついに爆誕!SBI・米国バランス(愛称:まるっと米国)|SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)

※リンクは新しいタブで開きます

 

読者様の質問や悩んでいるポイント

さて、結論を書いたので読者様の質問や悩みなどを。

ちょっと長文なのでザーッと書いて、重要と思うポイントだけ太字装飾しました。

いつもながらですが管理人は国語能力皆無なので間違っていたらゴメンナサイ。

ななしさん、こんにちは。大変ご無沙汰しております!
以前、障害のある子供の資産形成のことで相談させていただいた者です。

その後、子供の資産形成に関しては目処が立ち、
とりあえず、大きな心配は無くなりました。

ご親切にしていただき、本当にありがとうございました。

実は、最近、高配当ETFに興味があり、
ななしさんのご意見をお聞きしたく、メールしました。

VYMなら200万円投資すれば、月5000円ぐらい配当金がもらえるとのことで、
自分のお小遣いや、生活の足しに使いたいと思っています。

私のNISAはオルカンで埋めるつもりなので、
息子か私(専業主婦)の特定口座で購入しようかと思うのですが、
ななしさんはお子さんの口座でも、米国ETFは買われてますか?

最初は、私の口座で買おうかと思っていたのですが、
ななしさんの、子供の特定口座をNISAみたいに使うという記事を読んで、
子供の口座を使うのもアリかなと思っています。

子供のために貯めていた貯金を使うので、将来的な相続のことを考えると、
子供名義で残したい気持ちもあるのですが…。

アメリカ人の友人が、アメリカが魅力を失ってきていて、
前ほど移民が来なくなった気がすると言っているのを聞いて、
米国株が、そのうち下火になるなら、相続するまで保有してないかもですし。
それなら自分の口座で購入した方が、確定申告も一回で済むな…など。
色々と迷っています。

まとめると、

【私の口座にした場合のメリット】
確定申告が一回で良い
(↑個別株を売ってNISAに移すので、これから数年はどちらにしても要確定申告。)
売却のタイミングを気にしなくていい
管理の手間が少ない

【子供の口座にした場合のメリット】
資産を動かさなくて良い
相続の時に楽

ぐらいが思いつくところなのですが…
もしアドバイスがあれば教えていただきたいです。
VYMはやめた方が良いとかあったら、それも教えていただけたら嬉しいです。

よろしくお願い致します。

 

ご質問ありがとうございます。

子供さんの資産が目処がついたようで、こういったメッセージをいただくと嬉しいです。

ちなみに未成年口座はすべて投資信託ですね。

昔は持っていたのですが、貰った配当を子供の口座から移動させたりの手間が面倒過ぎて諦めました。

以前、ご質問いただいた記事はこちらですね。

関連記事毎月6万円を受け取るにはいくら資産が必要ですか?→2000万円くらいでいけます

※リンクは新しいタブで開きます

 

疑問点やポイントなど。

  • VYMに200万円投資して月5000円くらいを自分のお小遣いや、生活の足しに使いたい
  • VYMはやめたほうが良いかどうか
  • アメリカの将来が不安
  • 将来相続して子供に送りたい
  • 自分の口座で買うべきか、子供の口座で買ってあげるべきか

こんな感じだと思います。

 

管理人は市井の人なのでアメリカの将来とかは分かりません。

とはいえ、オワコンジャパンの日経平均ですら過去最高を更新しましたし、米国株は過去何度も受難の時期を乗り越えてきました。

配当だけにフォーカスするなら不安なく持っていて大丈夫かな、と。

 

VYMについては、良い商品と自信をもって言えますが、目的が配当を貰ってお小遣いや生活の足し、とあるので、S&P500ETFと米国債ETFでも良いかな、と思いました。

 

子供の口座を使うか、自分の口座を使うか。

最初メールをいただいたときは相続するなら最初から子供の口座で、と思っていましたが、ちゃんと読むと相続しようかどうか思案中なようですね。

それなら自分の口座で買って、将来は控除内の110万円以下で数回に分けて株式譲渡をすれば良いと思います。NISAの枠が余っていたら運用中非課税もやはり魅力。

専業主婦をされているので基礎控除を使った節税が使えるのもお得ですし。

関連記事実質非課税?子供の特定口座を還付金狙いで確定申告をしました【疑似ジュニアNISA】

※リンクは新しいタブで開きます
上記は年間48万円まで実質非課税なので、専業主婦の人が特定口座からNISA口座に資金移すのに最適だな、とも再認識できました。

 

ぶっちゃけると実際にVYMを買ってみるのも良い

今回のご質問はわりとご自身のことなので、興味があればやってみれば良い、とも言えますね。

子供さんの将来の資産や学費といった問題もないので。

値動きがある資産を持って、配当を不労所得として使う、使わないというのが自分に合うかどうかは実際にやってみないと分からない部分も大きいです。

そして、やってみて合わないと思ったらやめれば良いのですw

多少は損失が出ているかも知れませんが、逆に儲かっている可能性もあるので、ここらへんは運任せ。(とはいえ、S&P500と債券ETF半々なら急激な円高が来なければダメージも知れているかな、と。)

子供さんに確実に相続する、という強い意志があるなら、最初から未成年口座で買うのも良いかもですね。こちらだと手間もかかるし放置する可能性もあがって期待値も上がりそうです。

 

まずはいくらまでなら損失が出ても大丈夫かをイメージして検討をおすすめします。

損失は許容できないけど将来子供に配当が出る資産を譲りたい、というなら最初から子供に渡して放置すると良いかな、と。(子供に譲ったあとはあまり損失とか気にならないので。あとはたまに再投資してあげれば大丈夫。代わりにお母さんのお小遣いにはならないのが難点。)

とくにそこまでは、、、ということなら、特定口座から徐々にNISAへ資産を移しつつ、市場が軟調なときに少しだけ買ってみてはどうでしょうか。

 

まぁ、ぶっちゃけVYMでも東証ETFでも買ってみて、合わなかったら売るというスタンスで良いと思います。

不動産などと違って即現金化できるのがETFの魅力でもありますしね。

 

というワケで長くなってしまいましたが終わります。

 

おわりに|VYMを200万円買って毎月5,000円のお小遣いを求めるのは良いと思う

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株式リターンは配当+株価上昇の合計です。

インデックス投資をしっかりしている人からは配当を散財してしまうと投資リターンが全部取れない、という声などもありますが、個人的には配当を使うことも含めて投資の魅力と思うんですよね。

とくに主婦の方などは少額でも自由になるキャッシュフローがあると大きいだろうな、と。(ここらへんも低収入かつお小遣い制なので気持ち分かります。)

月5,000円を自由に使えたら大きいですからね。

なので、興味があればやってみるのが一番かと。

個人的には二重課税調整をしている東証ETFをおすすめしますが、まずはご自身のなかでリスク計算をして、自由に動かしてみると世界が広がると思います。(配当が合う合わない含め。)

 

今回もご相談いただきありがとうございました。

まずは子供さんの資産について不安が減ったことが大きいですね。

今後は自由になる部分も増えてくると思うので、お互いコツコツ資産形成を頑張っていきましょう。

 

お読み頂きありがとうございました。

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※即3,000円分は失敗する可能性もあるので、まぁ、ポイ活アプリ入れてみるか、程度の軽い気持ちでやるのをおすすめします。

 

関連記事です。

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東証ETFの使い勝手がよくなってきたので海外ETFはマニア向けになってきた感がありますね。

東証版VYMも出て欲しいけどバンガードの商品なので難しいのかも。

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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