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避けられない「株価の暴落」はいつ起きるのか

幻想的、恐怖、怯え、逃げる お金と投資
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株高が続き過ぎてそろそろ怖くなってきた人もいるのではないでしょうか。

私はそうです。

そんな中、東洋経済で興味深い記事があったのでシェアします。

外部リンク避けられない「株価の暴落」はいつ起きるのか 早ければ11月8日以降すぐに「Xデー」は来る?

※リンクは新しいタブで開きます

記事を書いているのは慶應義塾大学大学院准教授の小幡さんです。

 

では、さっそく見ていきましょう。

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避けられない「株価の暴落」はいつ起きるのか

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市場は「タイミング」を計っている?

記事で印象に残ったことばです。

金融施策がしっかりしているので市場はそれを織り込んでいる、というのが一般的な話ですが、それはホントなんでしょうか。

記事より引用です。

常識と市場が食い違っている場合、それはつねに市場が間違っていることを意味する。正確に言えば、市場は、現実を受け止めるのに、タイミングを計っているか、あるいは拒否しているのである。

極端な例は、2008年に起きたリーマンショックだ。同ショックが起きなくとも、2007年8月の欧州でのパリバショックで、リスク資産市場のバブル崩壊は決定していたのに、その事実に全面降伏するには、リーマンを救済しない、という厳然たる現実が必要だった。

今の株式リターンが正常かというと個人的には異常と思っています。

リーマンショックの巻き戻しがあった10年は別格として、それをはるかに上回る暴騰を続けているのが最近の相場。暴騰というか暴走に近いのかも。

リーマンショックが無くてもパリバショックがあったというのは、そういえばそうだなぁ、と。

西東天のいうところのジェイルオルタナティブとバックノズルでしょうか。「今やることを先送りにしてもいずれやる事になり、それでもやらないと代わりに誰かがやってしまう」というヤツ。

 

しかし、着実に投資家はゆっくり売っているようです。

しかし、多くの場合は、現実を受け入れざるをえないことは、市場もわかっているし、結局は受け入れる。ただし、自分の都合の良いタイミングを計るのだ。タイミングをずらして、それまでにポジションをこっそりと落としていくのだ。

結局は受け入れる、という部分が今回の暴騰を良く表していると思います。みんな覚悟しているのかな、と。

 

「債券市場は事実、株式市場は欲望」を表す

これは良く聞く格言ですね。

株式は期限とか天井が無い半面、債券市場は利子の満期があります。そうすると周囲の欲望とは関係なく計算上お得かどうかの判断がしやすいんですね。

記事でも分かりやすく書かれていました。

一方、債券市場においては、満期があるから、自分が正しいと思う投資家、保有者は買ったら満期まで保有する。周りの判断に流される必要はない。そうなれば皆が正しい判断をする。皆も正しい判断をするのであれば、自分も事実に沿って行動することが最適になる。

今回、債券市場においては、ジェローム・パウエル議長の記者会見を受けて、同国の国債金利は上昇した。

「国債買い入れを縮小し、来年6月以降は買わない」というのだから、需給から行けば、需要は減り値下がりし金利が上昇するのが当然だ。さらに、その後は利上げが見込まれているから、短期金利が長期金利に波及して上昇する以外にない。債券市場は、理論どおり反応している。

 

さて、債券は想定通り動きました。

短期金利が上がり、順調にいけば長期金利も上がっていくでしょう。

長期金利が上がると株式リスクを取らなくても安全にリターンを取れるので、株式市場からお金が抜けて債券市場に資金が移ります。

しかし現在の株式市場はというとリスク取りまくりな状況ですね。さて、ここからどうなるでしょうか。。

 

株式の大暴落は避けられない

正しく政策手当をした結果、株式市場に混乱はおきませんでした。しかし相場は上振れし過ぎましたね。もちろんまだまだ上がる向きもあるでしょうが、ここからは願望の領域でしょう。

忘れてはいけないのは長期での株式リターンは6.7%だったということ。今までが好調だったものは平均を取られるはずです。

 

小幡さんの言葉を引用するとこうです。

一方、株価はアメリカのダウ平均、ナスダック、S&P500種平均と、代表的な3指数がそろって上昇した。パウエル議長の会見で「それほど利上げを急がないと読み取れた」、という解釈が出回っているが、まさにそれは、投資家たちの願望だ。

債券市場は理屈を示し、株式市場は投資家たちの欲望を表す。まさに、理論どおりの反応だった。

ということは、今後どうなるか?

株価は、タイミングを見て、理屈、常識に帰ってくる。つまり、下がる、ということである。しかも、今回下がるべきところで上がり、連日最高値を更新しているから、上がった勢いは、そのまま反動下落の勢いとなる。つまり、暴落する。

 

問題は株価はいつ暴落するのか?

暴落は免れないとして、ではいつ暴落するのか。まぁ、これが分かっていれば誰もが大金持ちなんですけどね。

しかしインデックス投資でタイミングを計るというのは愚策です。

市場タイミングに賭けてみようというのは「悪魔の囁き」だ。決して耳を傾けてはいけない。

出典:敗者のゲーム

 

相場を上手く乗り切れるかというと、ほとんどの人ができてないというのはマルキール先生が痛烈に書かれていましたね。

セクターの乗り換えで逃げ切るのも無理ですし、上昇相場で上手く売り抜けて下落したら買うなどは幻想なのです。

関連記事タイミング・ペナルティとセレクション・ペナルティ

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小幡さんは当面大丈夫だが、いずれ現実に直面する、と書いて記事は終わっていました。

最後に確認して終わりましょう。

そのまま下落するようなら、株式投資家たちは、焦っていて「もう逃げたくてたまらない」ことが露見するだろう。しかし、個人的な予想は、まだ余裕があり、現実を無視し、自分の都合、欲望を優先させ、株価は高い水準で乱高下を続けるだろう。

現実をすぐには受け入れないが、冷静な株式投資家は、乱高下は売却のチャンスだから、ポジション整理を進めるだろう。そして、何か大きなイベントを待ち、そこから売り一辺倒になると個人的には予想する。

この予想は、すぐに外れが判明する恐れがあるが、それは構わない。今後1週間の動きが、これと異なったとしても、株式投資家の状況は、ここに書いたことでほぼ間違いないと思っている。ただ、崩れるタイミングが先になるだけのことだ。どんなに遅くとも、利上げが実際に行われるときまでには、株式は現実に直面することになるだろう

 

管理人としては平均回帰は仕方ないと思っているので、いつか来るんだろうなぁ、と。。

ただ、どれくらい暴落するかは未知数なので、いつも通りお気楽カウチポテトポートフォリオで乗り切ろうと思っています。

できればリーマンショックみたいな倒産しまくりな社会にならないよう願いたいです。

おわりに|暴落はくることを前提にリスク資産を保有しよう

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上がり過ぎた株価はどこかで調整されますね。しかし、それが「いつ」「どれくらい」なのかは誰にもわかりません。

なので、私はいつも通り過ごします。

株価が上がればラッキー

株価が下がっても安く買えてラッキー

お気楽すぎますかね?笑

暴落が来ても普段通り買い増しをしてブログ更新できればと思います。

 

大変なことにならないと良いのですが、もし起こった場合はみんなで励まし合いつつ乗り切っていきたいな、と。

暴落があっても眠れるくらいのリスク許容度に設定しつつ、一緒にコツコツ頑張っていきましょう!

 

お読み頂きありがとうございました。

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ちょっと投資と関係ないけど、これを思い出しました。

アクセルもブレーキも大切だな、と。

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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