皆さん、もし2000万円あったらどんな運用をしますか?
Twitterで質問を頂いたので私ならこうする、という形で記事にしました。
いつもお世話になっているかむいさんです。
知り合いが親から相続で2000万円
貰ったらしいのですが、30代前半でそれだけ貰ったなら、ななしさんならどうするか
教えて頂けたら嬉しいです!— かむい@投資家 (@kabutotomoni) September 25, 2021
30代で相続というのは気持ち的に悲しいものが多そうです。
管理人は幸いなことにどちらの両親も健在です。もちろん相続とかは期待できませんけど。。子供にすれば祖父母なわけで思い出とか地味にありがたいと思うようになりました。
私ならこうする、というパターンと併せて3つ思い浮かびました。
では見ていきましょう。
30代前半で2000万円という相続を貰ったら…【私ならこうする】
さて、つらいこともありますが、親族が残してくれた相続金をどう使うかは悩みそうですね。管理人が30代前半なら、ということで考えてみました。
下記の三択になりそうです。
- VYMとBNDを1000万円ずつ買い、配当金は使いつつ、年末にリバランスをしていく
- 楽天バランス均等型を買って永久に放置。お金が必要になったら両親に感謝しつつ一部解約をする
- S&P500を買って老後の心配を無くす。現役時代のお金は自分のために使っていく
個人的には上を選ぶけど、好みが分かれそうですね。
それぞれ見ていきましょう。
VYMとBNDを1000万円ずつ買い、配当金は使いつつ、年末にリバランスをしていく
これは管理人が取る方法です。
保有した株式をなるべく減らさず、こぼれ出る配当を使っていく感じ。30代はこれからお金に悩んでいく時期なので、給料とは別に配当金が貰えるというのはメンタル的にも支えになりますね。
金額の過多ではなく、労働以外で入ってくるお金をちょっと持つだけでホント変わります。これは管理人が少ないながら貰ってきた実体験でもあります。
けっこう昔に書いたので恥ずかしいんですがVYMとBNDの記事です。
関連記事老後へ向けた海外ETFという選択肢。VYMとBNDでほぼ鉄壁
アメリカしか含まないしどうかな、と思うのですが、意外にVYM50%、BND50%でもリターンは悪くない感じです。
緑:VYM+BND半々 水色:VT
比較対象がS&P500とかだと債券入れたら勝負になりません。しかし全世界株とならそこそこいい勝負というのは面白いです。
リーマンショックでのダメージが少なかったのも評価したいところ。
コロナショック以降は株式だけ保有しているのが最強なので参考にしにくいですね。ただ、いずれ強気相場は終わるので債券がバランサーとして役立つときはくるでしょう。
債券を入れるとボラティリティ(値動きの幅)が下がるので個人的にはおすすめしています。
もちろんリターンも下がりますが、暴落耐性が大きく変わるわりにリターンは許容範囲なことが多いですし。
そんな考えでバランスファンドをけっこう長期ウォッチしていたりしますね。
ちなみにVYM単体でもそれなり成長して増配をしてくれます。
ただ、増配するためには企業が成長しなきゃなので、S&P500とあまり変わらないという現実も知っておくと参考になるかも。
関連記事【悲報】VYMの増配率はS&P500とほとんど変わらない【海外ETF】
あとは好みでVYMをVTIにするも良し、VTにするも良しです。
個人的には相続分を残してくれた親(祖父母の可能性もあり)に感謝しつつ、配当を使って豊かな人生を歩みたいかな、と。
さて、そうは言っても海外ETFとか面倒という人もたくさんいると思います。
投資信託のスペックが上がり過ぎたので今や海外ETFナシでもそこそこ良い商品が揃うようになりました。
海外ETFはちょっとという場合はバランスファンドになるでしょう。
楽天バランス均等型を買って永久に放置。お金が必要になったら両親に感謝しつつ一部解約をする
こちらは毎月配当を使うとかできないので、人生でお金が必要になったときに使うという方法でしょうか。
定期解約サービスもありますが、現役だと使いどころが難しいと思っています。毎年2%とか取り崩しても下落局面とかだと躊躇しそうですし。。
この方法は老後にけっこうお金が残る気がしますね。私の場合、車買うとか散財には使わないでしょうし、子供の教育資金とか、何か新しくビジネス始めるときの元手とかになりそう。
超巨大な生活防衛資金みたいな位置付けかも。
ただ、長い人生では絶対にお金を使う場面が出てくると思うんですよね。そういったときに、親に感謝しつつ、投資信託の値段とか見ずに取り崩しができるだろうな、と。
私は副業売上が減って毎月ETFを買えないくらいになったら楽雨天バランス均等型を買って、必要になったら都度売るみたいなのは考えてます。
最後にもう一つ。
親からのギフトとして老後に受け取るパターン。
S&P500を買って老後の心配を無くす。現役時代のお金は自分のために使っていく
30代に限らず、お金の不安ってほとんど老後どうやって生きていこうか、と思うんですよね。
今を生きていくのは、つらいながら頑張れますけど、老後の心配とかがあるから日本は暗いままなのかな、とも。
しかし貯金だけだと安心した老後資金はかなり遠く、何とかするために投資を使うという人が増えてきた気がします。管理人もそうです。
で、ぶっちゃけ30代で2000万円のリスク資産を持っていたら、65歳で引退したとしてもけっこうな金額に育ちます。
今までのS&P500が好調過ぎたので、今後30年の利回りを3.6%に下げて計算してみましょうか。
買うのはeMAXIS Slim米国株式にしておきます。(信託報酬はおまけしてください。)
72の公式に当てはめると、3.6%で回れば、72÷3.6=20年で2倍になりますね。そうすると1.5倍期間の30年は3倍くらいに増えてそう。
6000万円あれば逃げ切り確定と思うので、現役時代は老後資金を気にせず、自分のために投資をするのが良い気がしますね。
健康に投資しても良いし、趣味に投資しても良いかも。人生100時代になると、長生きをどう楽しむかというのは重要になってくるので。
老後資金考えなくて良いケースだと、興味あるものに色々手を出しやすいですね。私なんかは貧乏性なので新しいも趣味はお金と相談になっちゃいます。
あと2000万円のS&P500というのは破壊力抜群過ぎでして、不沈空母みたいな不労所得マシーンを保有している状態なんですよね。
3.6%の利回りだったとしても年72万円、月6万円の不労所得です。
7.2%で回ってしまった場合、月12万円の不労所得とかになると人生変わるレベル。
このイメージさえできていれば、もし現役時代に何かやらかして転落しても、不労所得があるから再起しやすい場面もあるでしょう。
たぶんメンタル安定しすぎて転落する確率激減しそうですけど。
下の記事はうちで人気なんですけど、まさに人生勝ったも同然と思います。もし良ければ参考にどうぞ。
関連記事【1715万円でOK】毎月10万円の不労所得で人生は「勝った」も同然
おわりに|2000万円という金額は人生を変えるインパクトがある
改めて考えてみると2000万円というのは大きな金額ですね。
管理人は歳をくっちゃいましたがそれでも今年45歳です。いま自由にできるお金も2000万円くらいなので、かむいさんが質問してくださったのと同じ状況だったり。。
お金の心配をしだすと足りない足りない、と餓鬼みたいになっちゃいますけど、40代で2000万円あれば老後楽勝ぅ、くらいで考えておくのがメンタルにも人生にも良い影響与えてくれそうです。
私のポートフォリオは古くからの一般口座とかでぐちゃぐちゃなので、VYM+BNDみたいなのは老後に任せる感じになると思います。(売ると確定申告面倒なので。。)
しかし毎月買っているS&P500ETF(2558)の配当を子供のお出かけに使うとか人生を少しずつ豊かにしていこうかな、と感じた質問でした。
あらためてお礼とともに今日の記事を終わります。かむいさん、ありがとうございました。
今、投資を始めたばかりで2000万円とか遠すぎと思う人もいるかもですが、管理人が30代のときは1000万円のハードルがめちゃんこ高くて全然乗り越えられませんでした。
下の方に、管理人がいかに雑魚レベルで積み立てていたかの記事を載せておきます。
コツコツ投資を続けていると、ワケ分からないくらい増える時期があります。その経験があるので、焦らずいくのが一番かな、と思います。
投資を続けてるとしんどい時もあるので、ちょっと気持ちを緩めくらいで一緒に長く頑張りましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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