老後が不安だし資産運用しなきゃいけないけど、どこから手を付ければ良いんだろう。。
本だと抽象的、ネットやTwitterとかだと高収入の人ばかりで参考にしにくい。。
こんな人は多いかも知れませんね。
管理人は社会に出たとき、年収300万円の非正規でした。それでもブログで書いているよう、何とか老後は困らないくらいの資産ができました。
これは投資に成功したワケではなく、誰でもできるような堅実なステップを実践しただけなんですよね。
私にもできたので同じようなことをすれば再現性も高いし、何より続けることでお金に対する不安がなくなってきます。これって現代社会だとストレスを避ける大きな効果なはず。
というワケでテキスト多めですけど、私の体験談を記事にしたいな、と思いました。ちなみに20〜30代の若い人向けに書いています。
既に住宅ローン組んでいる人や、人生後半戦に差し掛かっている人には修正が効きにくいからです。年齢を重ねている人はそれなりに貯蓄もある、という考えでもあります。
管理人くらいの年齢の人は下の記事が参考になるかも。
将来に向けてお金を貯めていきたい。
そう思っている方の参考になるはず。
5分くらいの記事なので、お時間のある時にごゆっくりお読みください。
管理人は資産形成できているのか?
低スペックな私が就職氷河期で苦しみつつ、利根川さんが命より重いと言っているくらいの金額が貯まっているので個人的には十分です。
上も下も見ればきりがありません。しかし2000万円くらいなら何とかなりますね。下の記事が参考になれば幸いです。
関連記事私の老後資産2000万円まで貯めた道程【年度ごとに振り返りました】
私は年収300万円のブラック企業を2社勤め、リーマンショックで倒産リストラ。新天地で零細企業に拾われるも色々あって離職。
その間、結婚することが出来て、子供も授かっています。
しかし2019年8月から2020年3月までは無職だったり。。40歳を超えてたけど何とか転職できて今に至ります。
そういえば子供ができた直後も無職でした。良く離婚されなかったよなぁ。
こんな経験をしているので、貯金とか資産形成とかは、今の若い人だと余裕に感じられたら幸いです。
私の資産形成方法
各ステップを書き出します。
この順番ごとにクリアしていけば、お金に困りにくい生活スタイルが構築できるかな、と。
実際、マネー本を読んでも同じような事が書いていると思いますが、資産形成なんてシンプルなものなのです。
ステップ1:収入の8割で生活する
給料日に手取りの20%を強制的に貯蓄する。あとは残った80%で生活をするだけです。たったこれだけです。超簡単。
普段使わない銀行等に移動させて定期預金にしておくと尚良しです。
ネットバンクでも良いですが、生活費やお小遣いを出勤するので、手間のかかる一般の銀行口座が良いでしょう。
ネットバンクだとすぐに確認できてしまい誘惑も増えます。
それでは生活が成り立たないという意見があるかも知れませんが、そんな心配は不要です。
もし急に会社が倒産したり、事故や病気で収入が途絶えたら即座に生活が破綻してしまいます。事実、リーマンショックでは給与カットが行われ、けっこう長い間給料20%カットを受けた人は多いかも。
実際にコロナショックでも業界によっては近い状況になった人もいるかと思います。
収入の範囲内で適切に生活すること。資産形成の根幹です。これを実践することが一番効果的ですね。
人生は思っている以上に長く、貯蓄や運用をできる期間も長いですしね。多少の貯金を取り崩してでも、生活スタイルを確立しておくと長い目でみて効率的です。
ステップ2:全ての支出は毎月1日から始め、毎月末日で閉じる
これだけです。こちらも超簡単。
これをするだけで支出のコントロールが劇的に楽になります。
金融機関の休みで給料日のズレでお金に苦しんだことがある人ほど有効です。最大31日をやり繰りするだけで良いので。
2月とかはボーナス月みたいなものですね。ステップ1とステップ2で安定した貯蓄体制が作れます。
月々用意しておく現金は、お小遣い、食費、雑費(持病の方は通院費含む)くらいでしょう。
あらかじめ給料日か月末に用意しておき、それを毎月1日から使い始めて、毎月末日で閉じるだけです。もちろん、収入の80%内でやりくりは必須です。
しかし、余ったお金は自由にして大丈夫です。散財するも良し、旅行用に積み立てるも良しです。
世の中に投資本や貯蓄本が売っていたり、雑誌の中で貯蓄方法が書いていますが、なぜこれが出てこないのか不思議。
今日は給料日だから贅沢するか!というのが一番の敵です。待ちに待った給料日。これさえ無くなれば貯蓄体質は万全です。
収入の80%で遣り繰りしないといけないのか・・・と思うよりも、80%は全部使い切ってええんや(^^)と気楽に暮らす方が楽しいかも、です。
ステップ3:支出管理の流れを把握する
- 毎月1日に日常で現金で生活
- 口座上では固定費のインフラやカード利用の引き落とし
- 給料日
- 最優先で収入の20%を別口座で貯蓄
- 翌月の各固定費(電気水道ガス)やカード利用分を引落口座へ
- 翌月に使う現金の準備(食費、雑費、お小遣い等)
- 末日で残っていたものは貯蓄なり予備費にする
生活が苦しいようでしたら、出来るところから節約をしましょう。
簡単なところでは、通信費の節約は地味に効果があります。
不要な保険や、月額サービスに入っているかの見直しも良いですね。
ステップ4:生活防衛費を用意する
まずは20%貯金を5ヵ月頑張ってみます。出来たら自分を誉めましょう。
5ヵ月で貯まった金額は、もしあなたが何かあった場合、1ヶ月の生活費になります。
これを12ヶ月分作ります。そうする事で、1年間の生活防衛費が出来ます。
これは大きな金額です。
私を例として上げると、リーマンショックの時に会社が倒産してリストラにあいました。不況のなかでも、次の仕事を焦らず探すことができましたね。
仕事が無くなるというストレスはかなりのもので、早く次の仕事を決めたくなってしまいます。しかし自分を安売りせず納得いく条件の仕事を探すことができるのは大きいですね。
お金の余裕というものは精神的に大きいと実感しました。
1年間の生活防衛費は、今後、あなたが生きていく中で大きな安心感と助けになるでしょう。
1ヶ月の生活費を貯めるのに5ヵ月です。12ヶ月分という事は60ヶ月。5年もかかります。
これでは、資産形成は無理と思う方もご安心ください。ステップ5から、徐々に資産形成は始まります。
ステップ5:投資の準備
生活防衛費が貯まった後は、今まで貯金をしていた収入の20%を下記のように分けていきます。
- 老後へ備える投資に10%
- 人生を楽しむ為の貯金に10%
今まで通り、収入の20%を貯金していったとしても、40年働いて8年分の生活費しか貯まりません。
しかし、生活防衛費も用意できたので、徐々に投資を組み込みながら徐々に資産運用を始めていきます。
ステップ6:貯蓄と投資を実践していく
投資については、証券口座を開く準備をしましょう。SBI証券か楽天証券というネット証券のどちらかを選んでおけばハズレはありません。
投資については、誰にでも出来て再現性が高いパッシブ運用をオススメします。
投資のプロも、投資に詳しくない人も、実際のところ、投資での実績はほとんど変わりありません。
理由は簡単で、プロ達が運用する中の平均したものへ投資をするからです。
ここまで進むと貯蓄部分については、かなり自由度が高くなります。
将来の為にマイホーム資金にするのも良いでしょう。また、独立を考えている人は開業資金に充てるのも良いですね。
独立開業まで考えていなくとも、見識を深めるための自己投資も長い人生の中では有効です。
ですが、大切に貯めてきたお金です。散財はNGです。
それはお小遣いの範囲から何とかやりくりとしましょう。
ステップ7:投資する核を決める
実際の投資編です。
買うべき商品と急落に備えた現金比率を明確にします。
買うべき商品はすでに最適解が用意されており、
eMAXIS Slim全世界株式
を選ぶことでほとんどの投資家の平均値を達成できます。
平均と言っても効果は絶大で、たった6.7%でも凄いことになるシーゲル神画像です。
1802年に1ドルを投資に回すと、200年後(2011年)には930,550倍に増えてますね。ちょっと意味が分からない。。
ざっくり1万円を投資に6%で回して40年寝かせるとざっくり10万円になります。
社会人になって毎月1万円を投資に回すと、老後には”毎月10万円を40年間取り崩す”とか「考えよう」によっては可能ですよね。(30歳でも70歳定年とか見据えると同じことかも)
また、証券アナリストといった専門家もサルも私も、投資実績は大して変わらないという研究結果も出ています。
ここらへんは身銭を切りだすと自分で勉強できる部分なので端折ります。
ステップ8:投資を続けるための技術
投資については、収入の10%を全額ではなく5%を株式投信。5%は現金で保有をしておきます。投資なのに現金?と思う方もいるかも知れません。
しかし必ずリーマンショックのような下落相場に立ち会うことになるからです。投資の中での防衛資産と思うと理解しやすいと思います。
暴落時にも慌てず対応するには現金以上のものはありません。
非常に退屈な運用になりますが、年末に一度だけ証券口座を確認します。
そこで現金と株式の比率を確認します。株式が上がり過ぎているようなら、株式を売却して現金と半々になるよう調整するだけ。
逆に株式が下がっているような状況でしたら、現金を使って株式と現金が半々になるように買い付けをします。
おわりに|まずはゆっくり始めよう
長々となりましたが、上記の8ステップを実践すれば、日々のお金に困らない生活が送れます。
就職氷河期世代で年収300万円の私が、リストラや退職を繰り返しながら、何とかそれなりの金額を用意出来た実体験を「もと」にしているからです。
ネットやTwitterで資産運用している人を見ると、自分なんかには無理だなぁ、と感じる人がいるかも知れません。
しかし、誰でも第一歩は小さな金額ですし、大きな失敗もしているでしょう。私もいろんな失敗をしました。笑
それでも私みたいな人間・人生でも資産形成できているので、きっと皆さんできるはず。
というワケで、時間はかかるけど堅実にお金を作っていければ人生が徐々に楽になったので、皆さん焦らず進んでいきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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各ステップもしっかり作りこんだものを用意しておりますので、もし良ければご参考頂けると幸いです。
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