ネットを彷徨っていると尊敬する山崎元先生の記事がありました。
外部リンク2021年に株価バブルは破裂?山崎元が「まだ」の一票を投じる理由
個人的にはそろそろ株価上がりすぎで、いつ風船が破裂しても不思議ではないと思いつつ相場にいます。
しかし、バブルは終わってみてからそれが分かるという名言(迷言)があるので正確に分かるのは弾けたあとだったりするわけですが。。
そろそろ利益が10%、20%となり相場から離れたいという気持ちになっている人もいるかも知れません。早めに相場から降りてしまうと期待リターン6.7%というのはただの幻になってしまいます。ちょっと管理人の思うところも記事にしました。
株価バブルはまだ終わらないのはコロナショックのおかげ
結論から書くと株価バブルが続いているのはコロナショックのおかげと言えるようです。
2020年2月頃まで米国株はそろそろ弾けると言われながら、まだまだ強気な意見も多いなかコロナショックが起こりました。
バブルを促進する原動力となったのは社債ですね。奇しくもリーマンショックと同じく債券由来というあたり根が深そうな問題。
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コロナショック直前の記事ですが、この物語はまだ続いているので注意が必要でしょう。債券はますます膨らんでいるので。
皮肉なことにコロナショックによりバブル崩壊直前からいきなり不況へ落とし込んだというのが現状。
先生がいつも使っている山崎式経済時計が分かりやすいです。
2020年2月頃までは時計の針が11時をまわり12時に差し掛かる寸前でした。
金利も上がり始め米国株ブームという状況も一致しています。経済が不安視されながら株価が加速しているのを気持ち悪く見ていたのを覚えています。
通常のバブル崩壊は徐々に調整から本格的な下落へと至ります。直近では2018年10月から12月頃がイメージに近いでしょう。
しかしコロナショックは異質でしたね。管理人も経験したことがない角度で資産が暴落していきました。時計の針は一瞬4時を指したと思ったら6時になっていました。
リーマンショックの経験から世界各国は金融危機の恐ろしさを知っているので、全世界で異次元緩和が実施されました。
後ろ盾は政府なので強力な株価回復が起こったのが2020年4月以降という状態。恐るべき暴落があったにも関わらず、このままいけば大きく儲かったという可笑しな一年となりそうです。
本来であれば社債の発行もままならず、倒産していた企業がたくさん残った状態でなぜか株式市場だけは幸福感に満ち溢れています。
割高感を見る指標としてのPERは2020年12月1日時点で、NYダウ、日経平均ともに25倍程度と少し警戒水準に達している様子。
とはいえ、ファイザーやモデルナのワクチン承認によって経済活動が活性化すれば企業利益も伸びるため、徐々に修正はされるようです。
厄介なのは政府主体ということを忘れた強欲な経営者が株価操作を考え出すとシグナルイエローとなりそうです。
あれこれ考えると、来年も株価上昇が続きそうに思えるし、その継続をコロナが支えるかたちになるだろう。政府が信用拡大の主役となり、これに民間企業(の欲張りな経営者)が債務を拡大して自社株買いを行うようなお手盛りで尻馬に乗ると、このバブルの天井は高いかもしれない。
債券で建てた砂上の楼閣のうえに、もう一つ煌びやかな装飾を施しだすと暴落の角度であったり、長引く低迷を覚悟する必要があるかも知れませんね。
では、バブル崩壊はいつなのかというと正直分からない、というのが実際のところ。そりゃ分かっていれば誰でもカンタンに大儲けですから。
ただ、気を付けて見ておくと良い3つの数字が紹介されていました。それを見て本記事も終わりましょう。
株式バブル崩壊で気を付けたい3つの数字
気を付けるのは以下の3つです。どれか1つが出たら要注意。
- 米国で失業率が5%割れ
- インフレ率3%超
- 長期金利3%
3つ出たらスリーアウトという感じでしょうか。(たぶん試合終了と思いますけど。)
どれも米国経済がイケイケのときに出る数字です。
長期金利は3%あたりで何度も調整が入っているので良いとして、怖いのは失業率とインフレ率でしょうかね。
ここらへんの数字が改善されると、やはり米国の繁栄は一生続くとか出てきそうな気がします。個人的にはそのあたりでリバランスをしたいと思いますが、そんな上手くいくかどうかは別問題。
あまり浮かれ過ぎず、細く長くいきようと思います。
おわりに|バブルも暴落も変わらず買い続けていきたい
コロナショックで延命した上昇相場ですが、いつか終わるときがやってきます。
そのいつかが分からないので、愚鈍な管理人はコツコツとリスク資産を買いながら配当という不労所得を楽しんでいきたいです。
まぁ長期投資をしていたらどうせ暴落とは付き合うことになるんだし、私なんかが気にしても仕方ないという話でもあるんですけど。
それも踏まえたうえで、コツコツと投資を続けていきたいですね。
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