ジュニアNISAに最適な投信
という検索で当サイトに来られた方がいらっしゃいます。
せっかくなので個人的におすすめの投資信託を紹介しようかな、と。
もちろんジュニアでなくとも投資期間が長く取れるなら同じなので、結局何が一番良いの?と悩んでいる方の参考にもなれば幸いです。
ジュニアNISAに最適な投信はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
結論から書くとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。
ジュニアNISAなら時間という魔法を最大限に活かせるからですね。
今をときめく米国株は?と思う方もいるかも知れませんが、子供が成人し、老後になるまでを考えると未来は不明確ですよね。
子供たちの時代は間違いなく100年ライフに突入しているでしょうし。
下記はクレディスイスが2018年に出した世界の株式比率(1899-2017)の推移です。
1900年当時はイギリス、ドイツ、フランス、アメリカといった欧米列強の時代でした。それが100年以上の時をかけて大きく変わっているのが分かります。
例えばロシアは大国として世界の一角(といっても6%)を担っていましたが1904年の日露戦争以後ぱっとしないどころかデータからは読み取ることができなくなっています。
代わりに日本は新興国として鮮烈な世界デビューと敗戦による崩壊、戦後の奇跡的復興で世界の覇権を握る一歩手前までいきました。
結果がどうなったかは日本人である私たちが一番理解していますね。
子供たちが100年ライフを生きるとすれば、未来は分からない以上、全世界に賭けておくのが良いと思います。
オールカントリーの詳細は下記が参考になるかと。
関連記事最終兵器eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)これ一本で投資終了
超長期では株式100%が最適解
当サイトでは通常、暴落のダメージ次第では致命傷になりかねないので現金半分のポートフォリオを推奨しています。
これは一般的な会社員だと投資期間が30年くらいと想定しているからですね。資産形成が終わり取り崩しの時期になったときに現金も必要になりますし、生活防衛費なども含め、ある程度の現金を持っておくのは安定したメンタルで投資ができます。
ただ、ジュニアNISAの場合はそういったことを考える必要はありませんね。であれば、シーゲル教授の研究成果である下記画像に従ったほうが得策でしょう。
画像はアメリカの株式ですが、基本的には世界全体で見ても株式優位は変わりません。
もう一度クレディスイスの画像をお借ります。
青:株式 黄:債券 緑:短期債
全世界(Wldの表記部分)だと5.2%ですね。悪くありません。
そして、どの国で見ても株式は債券より高いリターンを出しているのが分かります。
海外ETFは配当再投資が手間(体験談)
超長期で保有するなら信託報酬といったコストが無視できないのでは?と思う方がいるかも知れませんね。
しかしeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は0.104%と十分過ぎるくらい低コストです。
全世界株式で人気のあるVTは経費率0.08%で、隠れコストなどもないのですが誤差といっても良いでしょう。
それよりも子供の海外ETFを配当再投資する手間の方が大変だったりします。管理人も一時期、子供に海外ETFを持たせていましたが面倒過ぎて売ってしまいました。。
関連記事未成年口座のDIAを売ってジュニアNISAでiFreeNYダウを購入しました
買って放置しておくのが一番良い
投資信託は買ったら忘れるのが一番良いですね。
管理人はジュニアNISAや未成年口座の金額とか覚えていないのですが、それなりのリターンが出ているはず。
今、確認したら悪くないリターンでした。
管理人の子供が生まれたときは全世界株式の投資信託は無かったので先進国株式で代用をしていますね。
あと米国株に投資する手段もほとんどありませんでした。(なのでダウ投信を買ってます)
ジュニアNISAとなると非課税を活かしたいのでなおさら放置が良いですね。
ということで、2020年10月時点だとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が一番おすすめかな、と思います。
学費を準備するなら投資は控えたい
ジュニアNISAで学費を準備しようという方もいらっしゃると思います。
個人的には暴落が会ったときにお金が足りないから…というのは避けたいのでおすすめはしにくいですね。
やはり投資は余剰資金でするのが良いかと。
おまけ|Twitterでの意見はオールカントリー優勢
S&P500と全世界株式でアンケートを取りました。(回答頂いた方、ありがとうございました。)
「ジュニアNISA」「最適な投信」
というワードでブログに来られた方がいます
個人的にはオールカントリーと思うのですが、投資クラスタ的にはS&P500でしょうか?
皆さんだったらどちらを選びます?
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) October 17, 2020
タイムラインを見ても、子供の場合、超長期なので一国集中よりは全世界に分散という声が多かったですね。
また学費のためというより、子供の将来にという考えも多かったように感じました。
どうしても米国株を持たせたい場合、ワンタップバイなどは1,000円単位で個別株が買えるので、お年玉や親のお小遣いから、などは面白いかも知れません。
外部リンクPayPay証券
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おわりに|ジュニアNISAに最適な投信はeMAXIS Slim全世界株式
未来は誰にも分かりませんが、人間が豊かになるために新しいものを作ったり、商売をしたりするのは変わらないと思うので株式会社=株式投資は生き残ると思うんですよね。
そうなると全世界へ投資できるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)というのはジュニアNISAに最適な商品でしょう。
ただ、どの段階でも買ったら使うまで持ち続けるというのは同じですね。何度も暴落と付き合う必要がありそうですが、株式の未来を信じていきましょう。
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