4連休があったのでブログ更新ネタは無いかな、と子供のリスク資産を見ていました。
将来、どのように使うかは子供次第ですが、ずっと放置していたら老後の心配はいらないかも、と妄想したので記事にしようと思います。
現在のリスク資産はざっくり180万円。(学費や貯金は含まず。)
これを50年くらい寝かしたらどうなっているでしょうか。
ちょっと想像ができませんよね。
もしかして50倍とかになったら9000万円と自身の労働とあわせて億り人もみえてきます。
180万円って大金ではあるけど50年後まで寝かせておけそうな金額な人も多そうですよね。管理人も何とかなると思いますし。
ちなみに敗者のゲームではインフレ調整後の株式リターンは6.7%とありました。(株式投資の未来でも6.7%でしたね。)
複利計算機で6.7%×50年と入力したところ
ざっくり4600万円くらいになるようです。後半の伸び方とか複利の凄まじさを感じますね。
あれ?
子供さん、イージーゲームすぎへん?
と思わなくもないですが、せっかくなので記事にて深堀をしてみます。
まさかの将来安泰?インフレがあっても株式長期投資はやはり凄まじい
まずは結果から。
インフレ調整後の株式リターンは6.7%とありますが敗者のゲームから画像をお借りしました。
1926年から2012年の86年でなんと株式は3000倍に成長しています。この期間の株式リターンは9.7%にもなります。
しかし同期間のインフレが3.0%だったので、差し引くと6.7%となるんですね。(個人的にはもっと高インフレと思ってましたが、読み直したら意外と低かったです。。)
さすがに86年後まで株式を保有してくれるとは思えませんが3000倍とか夢がありますね。
とはいえ、1926年当時の1ドルと2012年では価値が違いますよね。
インフレって3%でホントに大丈夫か?と思ったので、最近、使えなくなったと評判のGoogle先生で調べたところ、The Inflation Calculatorというサイトがありました。
調べた結果、意外にあってたみたいです。
What cost $1 in 1926 would cost $12.83 in 2012.
Also, if you were to buy exactly the same products in 2012 and 1926,
they would cost you $1 and $0.08 respectively.
1926年の1ドルは2012年に12.83ドル相当です。
これは複利3.0%で回した場合、1ドルは11.98ドルになるので大きく外していないことが分かりました。ざっくりインフレで紙幣の価値が12分の1になるとしても250倍というのはやはり凄まじい。。(基本的な間違いをしてたらスミマセン。)
自分の老後資金には悲観的なのに子供だと楽観的な数字を当てはめたくなりますね。こんな妄想をしてるのが投資で一番楽しいんだと思います。
配当再投資が長期リターンを爆発的に引き上げる
ちょっと期間が短くなっちゃうのですが配当再投資をした場合の画像です。
1926年から1999年までの73年で株価指数(疑似S&P500)は106倍に成長しました。期間中、世界大恐慌や1970年代のスタグフレーション(景気沈滞下のインフレ)など超絶低迷期を含んでいます。
しかし配当再投資をすることで2592倍と爆発的に増えているのが分かりますね。
久しぶりに勉強しなおさなきゃと思いました。。
上の図だと上昇が1メモリが10倍なので、配当再投資をすると30年くらいで資産10倍になっちゃいます。
そうすると信託報酬とかで目減りするにしても、うちの子供はざっくり1万ドルの投資が30年後に10万ドル、60年後には100万ドル、いわゆるミリオネアということに。。
こんなに簡単で良いのか資本主義?
時間をかければ誰でも億り人になれる、は言い過ぎにしても、軽自動車1台分を子供に相続しておけば将来困ることのない資金が準備できそう。孫の代には確実に富裕層入りでしょう。
世の中にはジュニアNISAを満額埋めている両親もいるでしょうから、資本主義というのはお金持がさらにお金持ちになるシステムになっています。
とはいえ、子供があまりお金に困らない生活はしてほしい。管理人は頭が悪いので、せめて資本主義で有利なルールがあるなら教えておきたいなぁ、と。
関連記事ジュニアNISAはお金持ちが更にお金持ちになっていく資本主義の体現
子供の資産額180万円は50年後いくらになる?
とりあえず現時点での保有銘柄と金額を。
まずは誕生祝にプレゼントした投資信託2つ。ジュニアNISAがない時代で未成年口座(特定口座)になりますね。
残りはジュニアNISAを使っています。
未成年口座とジュニアNISAを合わせてざっくり180万円になります。
良く考えたら頑張ってこんなに入れなくても良かったような気がしてきました。。
さて、ここから180万円がどこまで成長するでしょうか。
過去の米国株と似たような成長をしてしまった場合
30年で1メモリ、10倍になるとすれば
子供が40歳くらいで1800万円(年はボカしてます)
これはあり得るかも。
70歳くらいで1億8000万円。
これはちょっとぶっ飛び過ぎてイメージができません。
普通の神経をしてたら途中で散財しちゃいそう。
普通に複利で考えた場合
実際に複利で回ることなんて無いのですが上記の30年で10倍より現実的な気がします。6.7%と少し割り引いた3.6%で試算しました。
年数 | 利回り6.7% | 利回り3.6% |
0年 | 180万円 | 180万円 |
10年 | 340万円 | 250万円 |
20年 | 650万円 | 360万円 |
30年 | 1250万円 | 520万円 |
40年 | 2400万円 | 740万円 |
50年 | 4600万円 | 1050万円 |
60年 | 8800万円 | 1500万円 |
70年 | 1億6800万円 | 2140万円 |
子供の年齢はざっくりで10歳にしました。それでも50年後(60歳時点)で4600万円とけっこうな金額。コレが最上の結果なイメージです。
リターンが減って3.6%だと頑張って貯金しなきゃ大変な感じはありますね。
関連記事【リスクはリターンを蝕む】株式投資で複利リターン6%は期待し過ぎの可能性大!
でも、投資をしているのだからお楽しみ枠は持っておきたいですね。
大人に当てはめても効果絶大な数字だった
子供の話ですが、大人でも魅力的な数字です。
管理人が180万円を用意したら94歳頃には4600万円が手元に残っちゃいます。長生きリスクも怖くない。笑
半額の90万円でも2300万円。ざっくり100万円くらいなら普段使ってないマネックス証券とかでヘソクリ運用して老後まで忘れていても良いわけで。
子供たちが100年時代を生きる武器としての超長期投資
管理人は人生が半分終わっていますが、子供たちの世代はまさに人生100年時代です。そうすると80~90歳くらいまで働き続けるのがスタンダードな世界かも知れません。
投資期間30年というと超長期に感じますが、労働期間が60年もあると50年投資ですら普通になっているのかも。
ちなみにライトシフトによると、私たち世代ですら定年まで同じ会社では働けず、新しいスキルをどこかで身につけて二毛作、三毛作のように人生を生き抜かなければいけません。
新しい次の世界ではスキルがある人は仕事に困りませんが、一般人にとっては常に競争にさらされ、周囲への影響力を保持しながら新しい環境で自分を売っていく必要があります。
そんな時代を生き抜くのは大変なので、投資という武器を持っておくと良いかな、とも思っています。
新しいスキルを身につけ、働いてばかりで、聴いててもしんどいな、と思ったライトシフトですが、長期投資と未来を生き抜く教訓にはなります。
オーディブルだと最初の一冊は無料ですし通勤時間などに便利です。もし興味がある人はどうぞ。
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ちょっと長くなったのでまとめます。
まとめ|子供の資産は株式長期投資で将来安泰そう
- 子供の資産はざっくり180万円くらい
- 50~60年ほど長期放置した場合けっこうな金額になりそう
- 株式リターンが6.7%だと50年後には4600万円
- 意味が分からないが30年で10倍になるなら60年後には1億6800万円
- 大人に当てはめても長期投資は良い結果を生むだろう
私たちの世代だと20~30年くらいの運用しかできないように思ってしまいますが、100万円規模の投資をして忘れておくと将来恩返しをしてくれるかも知れません。
子供に残す資産としてジュニアNISA+特定口座は少ないかなぁ、と思っていましたが案外大きな金額になりそうなことが分かったのも面白かったです。
あとは子供がしょうもないことに使わないようなお金の教育ができればと思います。(それが難しいんでしょうけど。笑)
お読み頂きありがとうございました。
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