普段の会話では投資の話なんて出ることがないのでマイノリティに感じてしまいますが、30代、40代で投資を始める人は着実に伸びています。
ニッセイ基礎研究所さんの記事を見て嬉しくなったのでご紹介します。
つみたてNISAを使っている30代、40代が増えている
2018年に始まったつみたてNISAですが、順調に口座数を伸ばして200万口座に手が届きそうです。
画像を見ると次のことが分かります。
年度 | 2018年 | 2019年 |
口座数 | 103万口座 | 190万口座 |
買付あり | 60万口座 | 110万口座 |
買付金額
※除く未買付 |
15.4万円 | 18.7万円 |
口座を作ったけども利用しない人は一定数いるのですが、買付ありの口座の伸びが大きいですね。
それに比例して買付金額も伸びています。
年間187,000円ということは月額15,000円くらい。
Twitterや投資ブログを見ていると数字がマヒしてきますが、月2~3万円の投資というのは庶民にとって十分すぎる金額と思っています。
そう考えると月15,000円というのは納得できますね。
特に30代、40代の利用者が目立つ
年代別で見ると30代、40代は伸び幅が大きいですね。
結婚、子育ても重なると絶望的に厳しい年代ではありますが、資産形成に積立投資を使っているというのは将来において大きな効果を出してくれるでしょう。
40代から投資というと
- もう遅い
- 間に合わない
といったイメージがあるかもですが、そんなことは全くないです。
人生100年時代といわれ、老後はどんどん後ろ倒しになっていることを考えると投資期間は十分に取れます。
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高齢化とともに健康寿命も75歳くらいに伸びていることも大きいでしょう。40代から投資を始めたとしても30年という期間は十分すぎるリターンが期待できそうです。
ウォール街のランダム・ウォーカーを参考にすれば25年以上、分散された株式に投資をすれば鉄板ということも有名ですね。
これは米国株かつインフレも考慮しないといけませんが、株式の長期リターンは世界のどの国でも30年規模になると元本割れはありませんでした。
そう考えるとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)というのは、腹落ちして老後まで付き合える商品だとも思います。
10年前にはこんな時代がくるのはもっと先だと思っていましたが、あっさりと来ちゃいました。笑
管理人は資本主義であったり、自由経済のこういった力強さとたくましさが好きで、株式リターンも結局は人間のプラス部分を増大してくれると思っています。
短期的には先のコロナショックみたいなことがあったり、また違った暴落に見舞われるはずですが、超長期で考えるとしっかりした成長を出してくれるという根拠のない自信のもと投資を続けています。
20代や30代はなおさら有利
管理人は40を超えたオジサンなので投資に使える時間は減っています。
それに比べると20代、30代というのは時間的優位はとてつもなく大きいですね。
72の法則に当てはめると7.2%複利で回った場合、10年で資産は2倍になります。
72の法則(72のほうそく)とは、資産運用において元本が2倍になるような年利と年数とが簡易に求められる法則である。
そうすると25歳の人が投資した年20万円は
- 35歳時点:40万円
- 45歳時点:80万円
- 55歳時点:160万円
- 65歳時点:320万円
- 75歳時点:640万円
という恐ろしい倍々ゲームに。。
机上の空論と笑われるかも知れませんが、完全な夢物語では無いでしょう。
つみたてNISAを始めた人が上記のような考えを持っているかは不明ですが、時間というのは強力な武器ですので羨ましいな、と思ったりします。
おわりに|始めたら続けよう!
投資は始めるのに凄いエネルギーを使います。
口座開設から始まって、どれが良い、これは損するかも、まずは本を読まなきゃというインプットも楽しいですが大変な作業です。
しかし、もう一段しんどいことがあり、それが投資を続けることだと思うんですよね。
2020年はコロナショックで奈落が見えたと思ったら、いまはベニヤ板みたいなフタが閉じた状態。いつ市場低迷期に入るかドキドキしたまま投資を続けている人も多いのかな、と。
投資を続けるエネルギーもけっこう使うのですが、これはジョギングとかと同じで続けていれば慣れてくるものでもあります。
今はSNSなどで投資仲間も見つけやすいですしね。
管理人としては読者様と一緒に細く長く投資を続けていければと思っています。大変な時期はありますが一緒に頑張りましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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