インデックス投資も慣れてきたし、いろいろなブログで書かれている海外ETFにも挑戦をしてみたいなぁ。ハードルが高そうだけど、初心者でも大丈夫かな?
こんな風に思っている人は多いと思います。
現在の投資信託は低コストで良い商品が増えてきました。
しかし、本家VTIを保有することや、いざという時に海外ETFを保有しておきたいという気持ちも分かります。
記事内容は、読者様より
「海外ETFのVTIに挑戦したい。初心者向けの証券口座を教えて下さい」
という質問を頂きましたので、管理人なりの回答をしたものです。
米国株口座を開いたり、ドル建てになるので不安な事もあると思いますが、試してみると案外簡単だったりします。
管理人は2006年に海外ETFを始めたので15年の経験があります。一番古いものだと2007年から保有しているIJRという米国小型株ETFが残っています。
経験値はわりと長いと思いますので、少しだけでもチャレンジしたいと思っている方の参考になれば幸いです。
海外ETFのVTIに挑戦したい。初心者向けの証券口座を教えて下さい
今回頂いた質問内容は下記の内容です。
ななし様のブログにある
しかし、米国株は、為替やドル建てなど初心者にはハードルが高そ
初心者向けの特定口座投資先とその方法を初心者レベルで指南して
海外ETFにチャレンジしたいけども、為替のハードルが高いようですね。
これのハードルは簡単です。
つみたてNISAの投資信託に代表されるような楽天VTやeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も、実際はドルベースの商品だからです。
投資信託の「中の人」が、海外ETFみたいな事をやってくれていて、同じような指数に連動させてくれています。
結果として私たちは円でその価値を見たり保有することが出来ます。代わりに手数料として信託報酬を海外ETFより少し多く支払う。そんなイメージを持つと分かりやすいですね。
読者様の余裕資金
現在の私の投資先ですが、私のiDeCoはemaxis slim s&p500つみたてNISAがemaxis slim オールカントリー。
妻のつみたてNISAがemaxis slim 先進国株85% emaxis slim 新興国株15%とリスクを取った投資内容となっております。
非課税メリットを最大限に活かす目的と債券に代わる流動性現金1
貯金はこの他に500万円程あります。
昔は投資信託の信託報酬が高く海外ETFを買っていましたが、現在だと楽天VTや楽天VTIを選んでも良いかとは思います。
関連記事楽天VTは究極の全世界株式!何も考えなくて良いほったらかし投資の最適解
1000万円+500万円が全て使わるわけでは無い
つみたてNISAとiDeCoで、十分にリスク資産を保有している状態です。
1500万円は大きな金額ですが、管理人なら資産全体のリスク資産と現金比率を見ながら、5年ほどかけてゆっくり海外ETFを買っていくと思います。
初心者向けの証券口座は楽天証券、コストを考えるとSBI証券
海外ETFを購入するなら、SBI証券が鉄板です。住信SBIネット銀行と組み合わせると、ドル購入のコストが安いです。
楽天証券だと1ドルあたり25銭、住信SBIネット銀行でドル預金をすると1ドルあたり4銭ですみますね。
SBI証券と連携させておくと移転もスムーズ。
なので、証券口座はSBI証券、連携させて住信SBIネット銀行も開設ですね。VT(全世界株式)かVTI(全アメリカ)は、個人の趣向によります。
今はどちらも買付手数料が無料なのも嬉しいところ。
私ならVTIですが、VTとも書いているので読者様が腹落ちした海外ETFを選ぶ方が良いですね。
商品の完成度は、どちらも海外ETF指折りです。
SBIには自動ドル積立、海外ETFの自動購入もありますが、リスク許容度が重要になる部分ですね。
現在の積立投資をしながら期間を長めにとって、ゆっくり慣れていくと良いと思います。
初心者なら楽天証券もあり
楽天証券は、使いやすい画面とコールセンターへ連絡しやすいのがメリットです。
まずは慣れてみたい、ちょっと挑戦してみたい、という人にはおすすめ。
管理人もコストより使いやすさ優先で楽天証券を使い続けています。
もちろん楽天証券もVTI、VTの買付手数料は無料です。
関連記事海外ETF|手数料無料のVTIを買うか0.45%のVYMにするかで悩む
高配当のVYMとめちゃ悩んだ時期もありました。
SBI証券か楽天証券を選んでおけば問題なし
自分で少し設定をしたり調べたりする必要がありますが、そこを頑張る熱意があるならSBI証券+住信SBIネット銀行。
気軽に始めたいなら、質問がしやすい楽天証券となります。
公式リンク:SBI証券
公式リンク:住信SBIネット銀行
公式リンク:楽天証券
証券会社のホームページって、とりあえず良くある質問のループが続きます。他のサービスで感じたことがある人はいるかも。
楽天証券はいきなり問い合わせのリンクがあります。私は子供のジュニアNISAで結構助けて貰いました。
その経験から楽天証券をオススメをしています。
海外ETFにチャレンジする前に
つみたてNISAで買える投資信託のほとんどは海外投資が中心です。
そして必然的にドル建て商品を、円建てで見るので実質同じようなものです。私がはじめた13年前とは違っていて、信託報酬の差も十分許容範囲になっています。
また一番大きなメリットとして非課税というのは魅力です。
基本的には、つみたてNISAを使って、それでも余っている余裕資金で海外ETFを利用するのが王道と思います。
投資は余裕資金で
投資はあくまで余裕資金で行うものです。ブログやネットを見ているとごく一部の強者な方は、収入の大半を投資へ回しています。
普通に投資をしたい人が真似をすると、ストイック過ぎて続かないとかになると非常に勿体ないので、気を付けたいところですね。
自分で投資できると思っている半分くらいが、ちょうど良いかなと個人的にはいつも思っています。
最強ヘッジファンドのブリッジウォーター率いる天才レイダリオは、普通の人は自分が思っている以上に値下がりに対して弱いと良く言っています。
なので、株式はポートフォリオ内の30%程度が妥当かな、と。
私も子供の学費など全資産を入れたら、リスク資産は30%くらいな気がします。
レイダリオの本です。
お高い本なので、Amazonのレビューやイントロ部分だけ読んで、興味があれば図書館をオススメします。
人生100年時代に向けて、本格的な長期投資をしたい方にはまさにバイブルとなるでしょう。
おわりに
株式投資の良い点は、初心者もベテランも有利不利が無いということです。
違いを探すとすれば興味を持ったり、本を読んだり、ちょっとだけ自分でリスクを取れるかどうかと思います。
そういった意味で非常に公平です。ただ、リスク許容度であったり、自分のお金を市場に曝した経験値は時間がかかります。
余裕資金の中で、まずは勉強という事で始めると長い期間でみると良い経験になるのではないでしょうか。
私もまだ15年程度しか投資をしておりません。人生100年時代ではまだまだ未熟ものです。先は長いので、ともに頑張りましょう。
ご質問ありがとうございました。
お読み頂きありがとうございました。
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