先日、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬引き下げがプレリリースされました。
2019年11月12日から税抜き0.104%以内となります。
外部リンク業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施(PDF)
投資の事を考えるのが面倒、という人に最適な現金とのバランスも紹介していきます。
2分ほどで読める内容ですので、ちょっとした参考になれば幸いです。
ほとんどの投資家は現金とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)だけで良いのでは
極論を言ってしまいますが、もうコレで十分なのかなと思います。
あと現金も入れてバランスを考えているのがミソですね。
当サイト(氷河期ブログ)のおすすめとしては、現金半分、全世界株式半分のカウチポテトポートフォリオです。
カウチポテトポートフォリオのメリット
- 株価が上がればラッキー
- 株価が下がった時は安く買えてラッキー
どちらの場合もポジティブに捉えることができますので。
長期投資なのにストレスを貯めるとしんどいですよね。これくらいの方が丁度良いです。
例えば、つみたてNISAを使っていて、月々投資に回す費用が5万円の場合、
- つみたてNISAに25,000円
- 現金保有に25,000円
を事前に証券口座に入れておく、といった具合ですね。
もしかすると、つみたてNISAが満額(33,333円)じゃないと思う人がいるかもですが、、、
普通に月25,000円を投資に回すとかめちゃくちゃ凄いことです。
Twitterとかブログを見ていると、毎月5万円とか10万円を投資するのが普通なのかと思いがちですが、たぶん世間とかけ離れていますからね。
周りに煽られず、自分のペースで投資をしていかないと疲れちゃいます。
あと、ズレが生じた場合は、つみたてNISAはボーナス時の投資設定ができるので調整も可能です。
管理人が使っている楽天証券の場合は、
「ログイン」→「つみたてNISA」→「積立注文」をクリック。
すると、つみたてNISA設定ページにいくので下の方にスクロールして、
赤枠部分の「ボーナス設定」→「する」をクリックし、金額と指定月を決めればOKです。
楽天証券の場合、楽天カードでの積立投資をすると1%の楽天ポイントが入るので、可能ならばそれも利用しましょう。
管理人はメインで楽天カードを使っていたので、投資用に2枚目の楽天カードを作りました。
決済用にふだん使う事がない楽天銀行を設定して、2年分くらいの予算を入れています。
そのせいか、つみたてNISAのことは全く意識することが無くなりました。
つみたてNISAは老後に取り崩す「じぶん年金」だと思っています。
歴史的に見れば株式が一番リターンを上げた事は確かですが、人は思っているほどリスクの許容度が高くありません。
なので現金でリスクを低減しつつ、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)でうまくいった時のリターンを取る。こんな感じで良いのかな、と。
もしリーマンショック級の下落があったとしても、下記画像のように考えておけばダメージはかなり低いです。
ましてや積立投資なので、
※画像が小さくてスミマセン。スマホの方は広げて見て下さると助かります。。
関連記事リーマンショック級の暴落を耐えきるポートフォリオ対策と考え方
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬が超低コスト
全世界株式ETFのVTが経費率0.09%です。(ちょっと前までは0.12%くらい。さらに昔は0.2%以上でした)
これを考えるとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の税抜き0.104%以内は凄まじいですね。
投資信託は信託報酬に加えて実質コストが若干かかりますが、配当の繰り延べ効果を考えると誤差とも考えられるレベルかな、と。
もうマニアな人以外、海外ETFは不要な次元になってきた気がします。
ちなみにですが、配当課税と繰り延べは20~30年くらいの長期投資ではあまり差が出ません。
関連記事読者質問|海外ETFの配当課税は、もしかして長期投資に向かないのでは?
tweetもしているのですが、過去何度も信託報酬を下げているeMAXIS Slimシリーズは安心感MAXなので、いかに保有し続けて長期投資をできるか。
今は、こういった分岐点にたっているのでしょう。
eMAXIS Slimシリーズは信託報酬を最安コストに合わせてしっかり落としてきましたね。
これからは、
✅本当に保有し続けて長期投資をできるか
という状態になっています。
一番良いのは、つみたてNISAの資金として3年分くらいを口座に入れて、投資自体を忘れてしまう事だったりします(笑)
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) October 16, 2019
eMAXIS Slimシリーズの信託報酬への熱意は、青井ノボル@sindanindexさんが参加した三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングを見ると納得できる人も多いと思います。
企業としての取り組み具合が伝わってくるので、保有されている方はぜひどうぞ。
今回、販売会社との関係で時間が掛かったということは無い。
Slimでは理念で擦り合っているので、そこはネックではない。純粋に運用会社として、この信託報酬で利益が出せるかどうか。
そこのジャッジだった。信託報酬が年0.1%を下回って、何かが発動した訳ではない。
今後、他社が滅茶苦茶なコスト水準で新規に設定した場合。
将来利益が出ると確信が持てれば、そこは引き続き頑張る。
外部リンクS&P500引き下げ直後のブロガーミーティングに参加
管理人個人としてはS&P500の国際分散で十分と思っていますが、やはり全世界へ分散をしておく方が安心感があります。
※こちらの画像もスマホの場合、広げて見て下さると助かります。
引用元:Credit Suisse Global Investment Returns Yearbook 2018(PDF)
ざっと120年前はアメリカの株価時価総額は世界の15%程度でした。
ただし、時価総額の多さ=株式リターンではない、という事も覚えておきたいですね。
全世界株式へかんたんに投資ができて、ファンド内で自動的に再投資をしてくれる。
ひと昔前までは夢のような存在でした。
それが叶ってしまったので、あとはリスクをコントロールするだけかな、と感じた次第です。
おわりに|現金とeMAXIS Slim全世界株式のみのポートフォリオだけで十分だと思う
インデックス投資は一気に大きく儲ける方法ではありませんよね。
そして、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を選ぶ人は長期投資のはず。
そうだとすれば、毎月コツコツと未来への仕送りをしつつ、リスクだけをコントロールするだけの楽な方法を選びたいですね。
投資はまだまだ先が長いので、一緒に頑張りましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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米国株投資となっていますが、長期投資する人にはオススメの一冊です。
一番刺さったのは「投資を人生のリスク分散として使おう」という考え方でした。
実際に私も投資をしていて助かったな、という事がチラホラあります。(今、無職で平気なのも投資のおかげ)
インデックス投資の本とは、また違った良さがあるので、人生のリスクヘッジ本としても良いかも。
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) October 18, 2019
投資、人生、どちらも先が無いので、ぜひぜひどうぞ。(図書館とかに置かれるのはまだ時間がかかると思うので。)
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