40代、氷河期世代でリストラに怯えている人は多いのではないでしょうか?
私もそうでした。というか、リストラされました。
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もし仕事が無くなった場合、現場職というのは自分にとってありなのか。
もしくは絶対に無理なのか。そういった参考になれば幸いです。
3K(現場仕事・清掃作業)を選んだ理由はスキル無しが許されるから
ヒョロガリ管理人が3K現場仕事を考えたのは、営業数字のストレスから遠い仕事かな、と思ったからです。
自分の体力でできる現場仕事は悪くないのかな、と前々から悩んでいました。
ビルメンテナンスの仕事や、清掃の仕事などリタイアした人でもできる仕事ですね。
あと、選ぶ仕事によっては資格やスキルをそこまで厳しくいってこない会社もあるから。
※今回のお仕事だと中型免許が必要でしたが、管理人の免許は古いタイプなので対応できていました。
無理をして給料が高い仕事よりストレスが少なく、子供が成人するまで続けられるのは現場仕事かな、と思っています。
ですので、少しずつリサーチもしていました。
義父が色んな方面で顔がきくので、相談をしていたところ、田舎での清掃業をすすめられました。
まとめると以下のような事がポイントになりました。
- 人間関係や売り上げのノルマといったストレスはない
- 夏場の熱さや生ゴミの臭い、ずっと同じ作業の繰り返しがダメな人はいる
- 給料が安く、休みが少ない
- 労働時間は少なめ、自分一人で回るので時間の融通がきく
- 夕方までに仕事は終わるので家族との時間がもてる
給料が少ないのは、妻もパートに出るということで生活水準は今まで通りを維持できそうです。
一人で動く事と、経営者からは最低限の仕事ができれば十分と思われているため、ストレスは考えなくて良さそう。
比較的、仕事の終わりも早く、家族と時間も確保できるのも魅力。
実際のキツさや臭いなどは、やってみないと分からない部分があるので、口利きをしてもらい体験してきました。
氷河期世代でスキル無し。なので、いわゆる3K現場仕事を体験してきた
3K仕事といっても、管理人はヒョロガリなので重量物の荷運びはできません。
義父とも相談し、体力的に選んだのは清掃業です。
一言でいうとゴミ収集のお仕事ですね。
作業内容としては以下のようなものです。
- 企業向けのゴミを回収して、パッカー車や大型トラックのコンテナに入れる
- 生ごみ等の汚汁が出ている部分は清掃をする(水で流すだけ)
3Kとは「きつい」「汚い」「危険」の仕事なので、まぁ合っていると思います。パッカー車は危険ですし。
義父曰く、この業界も人手不足なので、しばらくは仕事が無くなる心配はないとの事。
43歳になった管理人だと若手みたいな感じでした。
では、体験したレビューを紹介しましょう。
3Kと思って体験した「清掃業」は意外にもアリかも
2日間で生ごみ(一般ごみ)と缶ビン、ペットボトルの回収を経験しました。
まずは良い面から紹介しましょう。
- 思っていたほど肉体労働ではなかった
- 生ごみの臭いはあるが耐えられないものでは無かった
- クリーンセンターやリサイクル業者の時間があるので本当に早く終わる
- 営業のストレスは確かにない
当初、義父が心配していたのは暑い中での作業と、生ごみの臭いや埃にまみれる事が大丈夫か、という事でした。
真夏に汁がたれるくらい放置された生ごみの臭いは、無理な人は絶対に無理でしょう。
管理人は慢性鼻炎のせいか、耐えられる範囲でしたね。埃や汁で汚れることも問題ありませんでした。
学生時代にホームセンターの倉庫担当をしばらくやっていたので、熱さ、埃は過去の経験の方が厳しかったです。
ゴミは軽いもの中心で重くとも10Kg以下でしたが、普段使わない筋肉を動かしたりして、かるい筋肉痛になりました。慣れたら体をつかう良い仕事かも。
瓶を詰め込んだゴミ袋は重いのですが、ゴミ置き場まで運ぶのでムチャ過ぎることは無かったですね。
確かにストレスは皆無だった
2日間、仕事をして2人のお手伝いをしました。
2人の話を聞いてみたところ、確かに数字や人間関係のストレスは感じません。
ゴミ収集と清掃は、決まった場所を回るので、基本は一人行動です。
朝、職場のトラック駐車場で職員と顔を合わせる程度。内勤の人と顔を合わす事もありません。
清掃の作業中も人と話すのは、クリーンセンターやリサイクル業者で挨拶をするくらいです。
決まった清掃先を1日20~30件程度回って終了です。
訪問先は様々で、ゴミの多い少ないがあるので件数や時間などは変わります。
たしかに慣れてくればストレスは低く、コツコツ仕事ができる人にとっては良い仕事と思いました。
ストレスから離れて清掃業を選んだ人も
1人は超大手電話会社で係長を務めていたようです。
営業職で、日々ストレスと長時間労働に疲弊。43歳で清掃の業界に入ってきました。
管理人とおなじ年齢の時に、仕事や業界、生き方をガラリと変えたリアルな話が聞けたのはラッキーでしたね。
人生100年時代ですから、いろいろな価値観をとりいれて人生を考えていきたいです。
人生折り返し地点での良い機会になった
管理人はもう43歳です。
20年間、営業や人材管理でいろいろと経験もさせて貰いました。
しかし老後までのあと20年くらいをどのように過ごすか。どんな仕事をするのか。
いろいろと考える2日間でしたね。
積んだままのLIFE SHIFT(ライフ・シフト)を早く読まなければ、と思いました。
2019年8月で現在の仕事が終わります。
失業手当もあり、しばらくはセミリタイアをする予定。
休んでいる間には浄化槽管理士の講習なども受けながら、今までとは違った道も見つけようと思います。
関連記事氷河期世代の43歳が無職になるので1年ほどセミリタイア体験しようと思う
氷河期世代と3Kは思いのほか、良い結果をうむのではないか?
人生再設計第一世代と言われますが、国からの施策でロストされた人生が戻ることはないでしょう。
社会から助けもなく、ずっと梯子を外された状態の就職氷河期世代は、かなりの人数がいるはずです。
それならば、せめて3K仕事をストレスがすくなく、長く安定して勤められる状況を作っていく方が、税収や雇用対策にも良い気がします。
以下のポイントが揃えば、良い落としどころが見えるかも知れませんね。
- 低ストレス労働
- 低賃金だが社保あり
- 適正時間労働
キャリアが形成されないまま、正規職になり切れなかった同世代も多いので、こういった部分への財源投入を望みたいですね。
氷河期世代、40代スキルなしでも正社員になりやすい浄化槽管理士という資格
ちょっと書いた浄化槽管理士という資格ですが、仕事で食いっぱぐれるというのは無さそうな感じです。
資格も無事に取ることができました。
他の記事でも書いたので引用をします。
ホワイトカラーにこだわらなければ楽でキチンとした仕事は意外とあったりします。
- 浄化槽の水質管理をするのは法律で決まっていること
- それを出来るのは浄化槽管理士という資格が必要
- 国家資格でインフラに関するので食いっぱぐれがない
- 一部デメリットは現場職かつ都市部では仕事が少ない
ほとんど知られていませんが、けっこう強い資格です。
40~50年前に浄化槽を積極的に作って、浄化槽管理士もいましたが団塊の世代が退職していき現在人手不足な状態。
40代でも十分若手だし、マジで仕事があります。
案外、誰も知らないので穴場的で美味しい仕事と思っています。
関連記事ホワイト現場職|氷河期世代へのおすすめ資格は浄化槽管理士かも
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まとめ|スキルが無い氷河期世代管理人は3Kの仕事に就くかも
- 営業数字のストレス生活から逃れたい気持ちがある
- 3Kと呼ばれる清掃・ゴミ収集の仕事を体験した
- 生ゴミの臭いはキツイが耐えられないものでは無かった
- 人間関係も仕事の内容もふくめ、ストレスの無さは大きく感じた
管理人は人生後半戦に差し掛かっています。
幸いにして、ある程度の老後資産と、子供の大学資金は確保済みです。
これから始まる後半戦は、収入が少なくとも、ストレスが少なく子供と過ごせる時間は多い。そんな風に人生をシフトしていきたいと思っています。
お読み頂きありがとうございました。
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当初はホワイト系工場を検討していました。
頼れる人はいないけどホワイト系工場を探してみたいという人は転職エージェントが良いですよ。
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実際に仕事もしっかりと出してきてくれます。
関連記事氷河期世代43歳が転職エージェントで面談をしたら仕事先を鬼のように出してきた話
ライフシフトを読んでみたところ、人生後半戦を考えるめちゃくちゃ良書でした。
マンガ版の方がサクッと読めて良いかも。
人生100年と考えると働くというステージは複数回ある、というお話です。読むと勇気を貰えます。
実際にはレビューを見てみると参考になるかも、です。
関連記事です。
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20代、30代と投資をしてこなかったら、かなり暗い未来だったと思います。
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