つみたてNISAで米国株式に投資をする際、楽天VTI投信とeMAXIS Slim米国株式で悩む人は多いと思います。私もまだ悩んでいたりします。
同じ米国株投信で悩んでいる方の参考になると幸いです。
楽天VTI投信にした理由
凄く単純なことばかりです。笑って読み流して下さると幸いです。
信託報酬の比較は完全にスルーして書いています。
海外ETFだとVTIを買うから
つみたてNISAで投資する楽天VTI投信とeMAXIS Slim米国株式の両方が途中償還された場合、その資金で直接NY市場でVTIを買い付けます。
米国株式連動の場合、VTI(バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF)かVOOやIVV、SPY(全てS&P500ETF)という様々な選択肢がありますが、自分好みならVTIという事なのです。
パイを切り分けてはいけない
この言葉はゴットロックス家の寓話です。
ハイテクや高配当といった市場を出し抜く戦略を考えているより、言葉通り全てのパイ(VTIもしくはS&P500)をもっておく、というお話しです。
関連記事インデックス投資は勝者のゲーム簡単紹介:ゴットロックス家の寓話
全てのパイを保有するならVTIです。
単純に長期で保有して比較をしたくなった
正直、目に見える大きな差は出ないと思います。(出たらおかしい)
せっかく夫婦で二つのアカウントを使えるので、一年毎のお楽しみという感じです。ブログのネタとしても使えますが、好奇心優先です。
もともと、つみたてNISAは楽天VTI投信でいくと記事にしていたくらいです。
昔からVTIが欲しかった
ウィルシャー5000トータル・マーケット・インデックスという指数があります。
10年以上昔の「ウォール街のランダムウォーカー」で読んだ時に記載があり、昔から欲しかったのです。(自分の日記なので間違ってたらスミマセン。)
子供が単純に妄想してアレが欲しい、というのと変わりません。そして当時は海外ETFも買えずS&P500にも手が届かなかったのです。
ウィルシャー5000とは
米国のウィルシャー・アソシエイツ社が算出・公表する、米国の代表的株価指数のひとつ。
米国のニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダック市場で取引される、米国に本店を置く全ての企業を対象とする米国株式市場を最も広範にカバーする指数。
正式には「ウィルシャー5000トータル・マーケット・インデックス」という、時価総額加重平均型の指数。
引用元:野村證券
理由としては、単純に欲しかったものなので、20年くらいかけて保有と成長を見続けたい、という子供レベルの話です。
もしVTIの方が良い成績なら妻へのプレゼントにもなるでしょう。(失敗したら分散のため、と理由付けをします。)
VTIはS&P500に比べ米国株上位10社への依存が減る
どちらも時価総額ですが、銘柄数が多い分、上位銘柄の保有比率が少し下がります。
バンガードのPDF資料より引用になります。
PDFリンクバンガード・トータル・ストック・マーケットETF
PDFリンクバンガード・S&P 500 ETF
1社ずつは気持ち程度ですが、上位10社における割合はVOOの23.0%から18.7%に下がります。
あと、セクター別の比率も少し変わりますね。画像にある情報技術とテクノロジーは一緒ですが、PDF作成時期の差みたいなものと思います。
ちなみにリターンは気にするほど変わりません
引用はYahoo!financeです。
5年チャート
水色がVOO(S&P500)で少しリターンが高いです。AmazonやAppleのおかげでしょう。5年チャートで見ると、少しズレが出ています。
10年チャート
10年だと誤差レベルに落ち着きます。Yahoo!financeだと10年チャートがMAXのようです。
楽天VTI投信はS&P500よりも分散が効いている
VTIの銘柄数は約3,600社です。S&P500はその名の通り約500社です。
アメリカ株式の時価総額80%はS&P500でカバー出来ますが、残り20%を保有したいかどうかになります。
VTIで効果の期待は出来ませんが、個人的に小型株ETFが好きで保有をしています。
関連記事【海外ETF】米国小型株IJRの紹介。調べてみたら超優秀な実績!
下記で小型株効果を書いていますが、VTIを選ぶ主目的としては分散になります。
参考:過去に小型株が強い時期はあった
記事の中で使ったS&P500とIJRの長期リターン画像です。引用はGooglefinanceです。
これを期待するわけではありませんが、「ウォール街のランダムウォーカー」の中でマルキール先生がウィルシャー5000勧めるのも納得だわ、と思います。
とはいえ、IJRは小型株中の小型株ETFですので、VTIの比率の中では期待できる程の効果はないと思います。
15年以上、大型株に勝っているという事は、15年以上負け続ける可能性もあるという事です。ほとんどの人にはオススメしません。
まとめ
- 楽天VTI投信、Slim米国株式の両方が途中償還されたらNY市場で直接VTIを買う
- S&P500に比べて超大型株(上位10銘柄)への依存が減る
- 昔からVTIが欲しかった
妻名義の口座ですが、全面的に任せてもらっているので、趣味100%で楽しみつつ投資を続けたいですね。
関連記事です。
比較:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天VTI投信
本記事とは違った切り口での比較になります。三菱と楽天、どちらが信用できるかといった結論を出しています。
少しずつ読者様からの相談を頂くことが出てきました。10年以上前から読んでいますが、歴史の流れを生き延びた名著です。
つみたてNISAで長期的に投資を始めたら何度も読み直すので、お金を出して買う価値は十分にあります。ですが、ちょっとお高いので図書館をオススメします。
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