米中がHuaweiを軸にいろいろと揉めているけど、Huaweiってスパイ企業なの?
やっぱりスマホも使っていると個人情報とかもろもろ危険?と思っている人は多いでしょう。私もHuaweiのスマホを使っています。
やっと騒動も落ち着いてきたので、書くなら今のうちという事でもあります。
今、Huawei端末を使っている人はそのままで大丈夫です。来年度以降の新しいモデルを検討している人は、他社メーカーも検討しておくと良いかな、というのが実感です。
管理人は2年ほどHuawei端末を愛用していると共に米国株式については12年以上保有を続けています。
ちょっとした小話として参考になれば幸いです。2~3分で読めます。
なぜHuaweiは米国から排除されているのか
一言でいうと次世代通信の5Gはアメリカが覇権を握るためです。
日本だとHuaweiはSIMフリースマホのイメージが強いですが、主たる事業は通信機器メーカーです。携帯の基地局を作っているメーカーと思うと理解しやすいかな、と。
Ericsson、Nokiaといった欧州勢を押しのけ、世界最大の通信機器メーカーとなっています。
5G覇権を握る最有力候補という感じです。日本だと4GはauとソフトバンクがHuawei製ですね。
個人情報を抜いたりとかは、正直Amazon様もGoogle様もApple様もされているので、今さら感はあります。
そもそもアメリカ自体がドイツのメルケル首相の電話を盗聴していると問題になっていたのが5年前です。一般人レベルだと通信で繋がるものは何でも抜かれていると思っておく方が健全でしょう。
一方で、通信規格というのは戦略的な意味合いを持ちます。5Gを抑えられるのは、制空権を握られるに等しく、商売なら仮想シルクロードの権益です。
アメリカではHuaweiの基地局を使わずEricsson製が主力になっていますね。
アメリカ、西側諸国(ドイツ、フランスもHuawei排除に動きました)も含め、中国に5G覇権を渡さない。なので、徹底排除の構えを見せています。
政治状況含め、5GやHuaweiについては猫組長の記事が圧倒的に面白いです。
外部リンク元経済ヤクザが読み解く「中国を落としたアメリカが狙う次の標的」
猫組長という名前ですが、記事は超一級品です。リンクは新しいタブで開かれます。
米中経済戦争で株式はどうなるのか
正直、分かりません。分かっていたら、とっくに大金持ちになっていますからね。。
ただ新興国株式あたりはジェットコースターみたいな相場になっても不思議ではないです。
というか、数年前にチャイナショックで世界的に株価下落があったので、何かあれば日本も世界も回避不能な気がします。
リスク資産半分、無リスク資産半分の私は、株が普通に成長すればラッキー、株が下がれば安く変えてラッキーというカウチポテトポートフォリオです。どちらに転んでもソファでゴロゴロして結果を待ちます。
自分の欲望丸出しですが、アメリカの動きは歓迎です。ドイツもフランスも強引にHuawei排斥側に立たせたアメリカさん、マジ恐ろしいです。
Huaweiのスマホを使っているけど買い替えた方が良いの?
心配性な人は買い替えを考えても良いと思います。
管理人は買い替えて間もないので、そのまま使います。普通に使いやすいですし。
基地局は規制されてもスマホは対象外です。そもそもアメリカのAmazonで普通にHuaweiのスマホは売っています。
https://www.amazon.comでHuawei P20と検索したらAmazon’sChoice扱いされてました。
今回の一件があっても、新機種のMate20Proは売れていますし、Amazonを見る限り値崩れは起きていません。というか、SIMフリーというカテゴリでは売れまくっています。
2018年12月21日時点では、UMIDIGI A3という格安スマホが1位に来ていました。
2位、3位は色違いでHuaweiP20liteが入っていますね。これ買っておけば外れは無しという端末です。
4位以降もUMIDIGIとHuaweiがせめぎ合って、12位にやっとASUSが入ってくる状態です。
外部リンクAmazon売れ筋ランキングリンク
※1時間ごとに更新されています
売れている間は良いが、今後販売は減っていくかも…
米中の経済戦争はあるものの、Amazonという市場経済の中では大きな動きになっていません。
それよりもUMIDIGIという新しいメーカーを見て買いそうになっています。
OPPOやXiaomiといった中国メーカーの勢いも強いですし、ASUSが凋落したようにSIMフリー=Huaweiといった図式は変わっていく可能性は十分にあります。
少し前になりますがロイターの記事です。中国メーカーのZTEは部品供給を絶たれて経営破綻をしています。
外部リンク米国が中国ZTEへの製品販売7年間禁止、貿易摩擦の悪化も
Huaweiは独自でSoC(パソコンでいうCPUみたいなもの)を開発しているくらいですので、多少のことでは乗り越えてきそうですが、液晶は外注品です。ジャパンディスプレイ(JDI)も良く使っていましたし、内部部品も日本製が多いです。
資本主義側vs共産主義側となった場合、部品調達を含めてどうなっていくかは分かりません。もしかすると価格競争力が落ちて日本では見向きもされないようになる日が来るやも知れません。
今回の件を抜きにしても、栄枯盛衰が早い業界ですからね。
ちなみにスマホを使っていてデータを抜かれるという心配ですが、スマホから抜かなくても4G基地局を抑えられているので、抜こうとすれば余裕で抜かれるので心配してもあまり意味がないと思います。
個人的には魅力的な商品が、技適も取れていてSIMフリーなら次の機種も使うと思います。
まとめ
個人的な解釈になってしまうのですが、まとめると下記です。
- 米中が5G覇権を巡って争っている
- 経済戦争で中国がへこみ過ぎた場合、株式市場が冷え込む事はありそう
- Huaweiのスマホは個人的に気にっているが栄枯盛衰も激しいので将来は不明
スマホの代替先はありますが、資本主義に変わるものは現在のところありません。私の老後を含め、今後も資本主義経済の発展は期待をしたいです。
関連記事です。
上記で少し出たHuaweiの主力スマホP20liteの記事です。android端末は発売後半年もすればガッツリ値落ちするのですが、この機種はまだ安売りにならず頑張っています。
商品自体は2018年の中でもコスパ最強クラスの商品です。
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