金利も低いし国内債券インデックスなんて持っていても意味がないだろう。むしろ金利上昇で損するだけだろう。
そう思っている人は多いと思います。私も同じです。
記事内容は現在、国内債券インデックスを買おうか悩んでいる管理人が改めて調べたものになります。
管理人は11月の余剰金でたぶん購入をします。※2019年1月1日に購入しました。長期ウォッチ2019年
※2019年1月1日に購入しウォッチしています。2019年6月状況、2020年1月状況など
当サイト(氷河期ブログ)での結論としては、ありきたりですが今は個人向け国債か現金の方が良い、です。
本当に保有するに値しないかどうか。国内債券クラスは持った方が良いか?
そう考えている方の参考になれば幸いです。
国内債券インデックスをわざわざ買う理由
あくまで私が買う理由です。当サイト(氷河期ブログ)では普通に定期預金をオススメしています。
関連記事金利0.2%!債券代わりに住信SBIネット銀行の定期預金を使おう
ざっくり書くと5つ
- 余剰金を投資信託で運用しているので暴落対策として欲しかった
- 現金で保有しておくと株式投信の誘惑がある
- 国内債券を実際に保有してみないと分からない事もあるウォッチリストに入れたかった
- 失敗しても余剰金なので問題ない
- 金利上昇による基準価額下落があっても株式に比べ損失が圧倒的に少ない
老後資産の運用では無いので、興味本位な部分が大きいです。
昔からしっかり保有しようと思いつつ機会が無かった商品です。
せっかくなので暴落対策費代わりに一緒に国内債券も保有してしまえ、という形になります。
余剰金の追加投資は子供の成長と共に出来なくなっていくと思いますが、長期ウォッチはしたいところです。
持っている余剰金の投資信託
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等)
- ニッセイ・インデックスバランスファンド4資産均等型
上記3商品です。もしかすると、楽天インデックスバランスファンド均等型を追加するかも知れません。
関連記事生活での余剰金は運用で働いて貰う。投資信託が最適な理由も説明します
個人向け国債も検討しましたが…
圧倒的に個人向け国債が有利なのですが、1万円以上、1万円単位と細かく区切れないので国内債券投信にしました。
昔のように円MMFがあれば良かったのですが、金利が低くなりすぎてネット証券ではほとんど見なくなりました。。
詳しくはWikipediaマネー・マネージメント・ファンド(通称MMF)をご参照ください。
今回はサテライト運用ですので、多少の失敗は経験(ブログのネタ)くらいの気持ちで選んでいます。
普通の人にはやはりオススメはしにくいですね。
eMAXIS Slim国内債券インデックス
一番、純資産額の多いニッセイ国内債券インデックスファンドを選ぼうかと思いましたが、正直どれを選んでも変わらないのでeMAXIS Slimシリーズにしました。
信託報酬は激安の年率0.15012%ですが現在の国債利回りを考えると微妙です。
個人向け国債変動10年なら2018年11月時点で0.09%の利回りがあります。
個人向け国債は基準金利に0.66をかけたものですので、日本国債10年の利回りは約0.13%程度です。
保有している金利の高い国債もあるので、もう少し上を期待できますが、金利上昇が続くと損失する可能性の方が大きい気がします。
やはり手出しすべきでは無いような気がしますね。
ベンチマークはNOMURA-BPI総合
NOMURA-BPI総合指数 (のむらびーぴーあいそうごうしすう) 日本の公社債(国債や社債など)市場の動向を表す代表的な指数。
インカムゲインを考慮した時価総額加重平均型の指数で、野村証券が算出しています。
債券投資の際の主要なベンチマークとされており、多くのETF、投資信託がベンチマークとして採用しています。
iFreeS&P500の概要紹介もそうですが大和証券系の説明は非常に分かりやすいですね。
ちなみに大和証券グループも同様の国内債券総合指数を持っていますがほとんど誰も知りません。
国内債券インデックスのリスクは?
株式に比べ安全ですが、やはりリスク資産には変わりはありません。
比較的安定しているように見えますが、マイナス4%程度は見ておく必要があります。画像はeMASX Slim国内債券の目論見書より引用しています。
国内債券インデックスのデュレーションは2018年11月現在で約9年ですので、金利が1%上がると9%くらい債券クラスは損失があります。
デュレーションとは?
将来受け取ることのできる利息や償還金(キャッシュフロー)の現在価値の合計を計算し、それぞれのキャッシュフローを受け取るまでの期間に、キャッシュフローの現在価値合計に占める割合を掛けて合計し、計算します。一般的に、クーポンが同じであれば、残存期間の長い債券ほどデュレーションは長くなります。同じ残存期間であれば、クーポンが低い債券ほどデュレーションが長くなります。
少し前まで6~7年くらいだったと思いますが、金利低下にともない長くなっています。
日本の長期金利が2%くらいまでくれば、国内債券インデックスは真の価値を発揮してくると思います。
今だと金利上昇リスクを引き受ける代わりに、期待できるリターンが少なすぎますね。。
個人的には1年間で長期金利が2%も上がったら、住宅ローン抱えている人達が大変な事になりそうなので、あまり心配していません。
私の無リスク資産はネットバンクの定期金利中心なので、むしろプラスになります。
株式市場も大変なことになっていそうですし、個人で心配をしても仕方ないところかな、と。
ちなみに、海外のヘッジファンドが過去に何度も日本国債を空売りしていますが、死屍累々で日銀伝説を増やしただけでした。
金利が上がると債券が下がる理由
金利が上がると債券価格は下がります。
これを文字で説明しようとすると難しいのですが、やはり大和証券は頼りになります。圧倒的に分かりやすい画像があるので引用させていただきます。
図で見るとめっちゃ分かりやすいですね。
金利が上がると今まで保有していた債券の魅力が下がる=価格も下がるです。
あとは、株式市場からの避難先として債券を欲しがる人が増えれば、魅力が上がって価格も上がるという事もあります。
たまに株式と債券が逆相関と言われるのはこちらですね。
画像のイメージを思い出せば、金利と債券の関係で混乱する事は減ると思います。
国内債券インデックスの長期チャート
画像ほとんどの投資信託で長期チャートが無いため、野村アセットマネジメントより引用しています。
2006年あたりから綺麗な右肩上がりです。
それだけ金利が下がってきたということ。
後半、急に上がっているのはゼロ金利突入の時期ですね。
素人目には見通しは暗いようにしか見えませんが、長期チャートを見ていても最大下落率は10%未満ですみそうです。
まとめ|eMAXIS Slim国内債券インデックスはリスクのわりにリターンが少ないので保有はおすすめできない
- 余剰金での運用をSBI証券でしている
- 自分がオススメ出来る投資信託を中心に保有しているが値動きは大きい
- 暴落に備えての対策もしたいので国内債券も欲しい
- 一般的には利回りより金利上昇による値下がりの方がダメージが大きそうなのでおすすめはしない
国内債券については、定期的にウォッチして報告をしていきたいと思います。お読み頂きありがとうございます。
関連記事です。
もし国内債券を保有するとしたら、楽天ポイントを貰いながらの運用が効果的です。株式投信でも使えるので、まだ未設定の方はどうぞ。
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