40歳前後という年齢は、お金について色々と悩んだりする時期です。老後のお金について心配をする時期でもあります。
私も老後への意識が強くなってきました。これは40歳を過ぎないと分かりにくい事なのかも知れません。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
批判を恐れず紹介します。合わせて理由も記載していきます。上記3つの投資信託に順位はありません。個人のリスク許容度だけの差です。
既に投資を始めている人には単なる参考ですが、今から投資を考える人の悩みを少し解決出来るはずです。
3つの投資信託の紹介記事も用意しております。お時間のある時にゆっくりとお読みください。
つみたてNISAが40代前後に最適な理由=入口がそのまま出口戦略となる
つみたてNISAは2018年から2039年の20年間、値上がり益に対して非課税という恩恵を受けられる講座です。
国からすると、非課税の投資用口座を作ったから「老後のお金は自分で頼むわ」という状況です。
40代前後にとっては必ず20年後には年金が目の前にきます。年金制度は維持していると思いますが、現在と同様の金額(インフレ考慮後)を貰える保証はありません。
ほとんどの人は減っている、と思うでしょう。
勝手に任されて、お金は自分で用意をして失敗したら自己責任という、とんでもない話ですが現実として日本で生きる以上は配られたカードで勝負するしかありません。
ただ、年間40万円を用意出来るとすれば、間違いなく老後の足しとして活躍します。なにせ国が用意してくれた非課税口座です。
20年×40万円=800万円ですので、年金で不足する老後の生活費3000万円という一般的に言われる金額の半分程度を埋めていく戦略です。
推奨する3つの投資信託は800万円で不足する1200万円から1600万円程を埋めるためのものです。
初年度に用意した40万円を20年後に約1.5~2倍の60~80万円として取り崩します。2年目に用意した40万円は21年後に取り崩します。実に簡単です。(入口=出口戦略)
これにより20年かけて1200~1600万円として使っていきます。
※単純に20年後の2039年時点では累計800万円がほとんど増えていない可能性が高いです。個人的な憶測だと1000万くらいかな?と。
また、相場状況によっては年60万円も取り崩せない時もあります。リーマンショックみたいなのが来たら、20年かけて倍になったものが半額となるリスクを常に抱えています。
反対に相場状況次第では、もっと良い数字も出ているでしょう。
つみたてNISAの利点
- 売った時点で、その分の非課税枠が無くなるので20年保有を続けやすい
- 積立金額が最大で月33,000円程度と用意をしやすい
- もし何かあった場合、売却して換金も出来るので流動性が高い
- 金融庁肝入りの投資信託なので途中償還リスクがかなり低い
20年かけて投資信託を倍にするは、年複利回り3.6%です。日本の年金運用はこれに近い数字を出しています。
株式の超長期リターンが6.7%と考えると何とかなりそうです。
初年度の年40万円を20年かけて60~80万円にする戦術としては悪くないです。
つみたてNISAや投資全般については、下記のページに色々と用意しております。
楽天・インデックス・バランスファンド均等型
楽天とバンガード社がタッグを組んで用意しているバランスファンドです。
投資が初めてで資金的な余裕は少ないけど、老後に向けて投資を考える人には一番推奨できる投資信託です。
株式だけでは変動リスクが高いため、株式半分、債券半分という黄金比率です。
よーいドンで投資を始めた場合、最終的に手にする利益を考えると、つみたてNISAから選べる投資信託で20年投資をした場合に確実に上位勢にくる優れた配分です。
株式のみの積極的な運用と比べても、かなり近いリターンを期待できるはずです。
楽天・インデックス・バランスファンド均等型については、別記事で詳しく紹介しています。初心者に限らず、万人にすすめられる投資信託です。
これにより悪質な商品を除外してくれます。金融庁というと良いイメージが無いかも知れませんが、つみたてNISAは非常に個人投資家に寄り添った制度です。金融庁グッジョブです。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
つみたてNISAと株式投信を選ぶ際、ほぼ最適解というべき組み合わせの商品です。
退職金に期待が出来たり、収支に余裕がある人は、リスク資産は「つみたてNISA」で管理して、無リスク資産は現金で考える。
余裕があったり暴落の時は特定口座でリスク資産割合を増やす。これだけで十分な期待が出来るでしょう。
新興国と日本を除く、世界の株式へ分散投資をしてくれます。日本で生活をしている事を考えると、これ一本で日本円だけに頼る不安を取り除き、通貨の分散効果も得られます。
選ぶべき理由は、恐るべき信託報酬の安さです。驚きの0.11826%です。これ以上に安い信託報酬の株式投信は私が知る限りありません。
ー三菱UFJ国際投信のホームページより引用ー
日本を除くため、アメリカの比率が65%となりますが、もしアメリカが没落をしたとしても、他の先進国に頼る事が出来るのは安心感があります。
組み入れ上位10社で全体の10%ほどを占めます。現時点では全てアメリカ企業ですが、もし他国からモンスター企業が登場した場合、自動的にそれを組み込み恩恵を受け取る事が出来ます。
新興国については、上記の考えで成長すればいずれ先進国に組み入れられます。世界の成長と企業の利益をまるっと受け入れるに最適な商品です。
つみたてNISAとeMAXIS Slim先進国株式の記事です。ほぼインデックス投資の最適解ともいえる投資信託と思います。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
アメリカを代表する企業500社へ投資をする商品です。
そもそも世界の株式比率のうち約50%がアメリカという事を考えると、これ一本で良いだろう、というのが個人的意見です。
分散投資を考えると、全世界への投資をした方が良いのでは?という意見もありますが、実際には売上ベースで見ると既に全世界へ分散されています。
ー大和投資信託タイムリーレポートより引用ー
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)も別記事で詳しく紹介しています。個人的には戦後において、しっかりとした実績を上げている指数です。
私個人としては、世界分散よりも米国のイノベーションと、世界支配をする企業の多さに任せる方へ期待を寄せています。
まとめ
- つみたてNISAを使い老後に不足するお金を今から準備をする
- 20年を通して積み立て、20年かけて取り崩す事で、老後資金として利用をしていく
- 選ぶべき商品は3つ
- 商品に順位は無くどれも個人の好みで決めて良い優良商品
人生100年時代と言われていますが、将来のことは誰にも分かりません。
今出来る事を淡々と続ける事はやっていきたいと思います。
お読み頂きありがとうございました。
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投資初心者で「つみたてNISA」を考えているなら最良の一冊です。難しい言葉を限りなく簡単に分かるように書かれた良書でもあります。
書評も書いていますので、もし宜しければどうぞ。
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