日本株式、先進国株式(日本除く)、新興国株式を三分の一ずつ保有するeMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)という投資信託があります。
珍しいバランスファンドで、少し気になっている人はいるのではないでしょうか。私も気にはなっていました。
最近、意外と良いんじゃないか?と思い少し買いました。山崎元氏のTwitterを見ていると、当初から推奨投信とされていました。
記事内容は、自分なりに欲しいと思った経緯を書いています。
コア資産は変えず、サテライト的に新興国株式を保有している人の参考になるかも知れません。
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)が魅力的な点
私が思っている事は、3つのリスク資産を均等にリバランスしてくれるので良さそう。
これだけです。すこし説明するとノーベル賞取ったハリー・マーコウィッツ氏の、分散によるリスク低下はこれくらいで丁度良いのでは?という点です。
VT等の全世界株式や、MSCIコクサイの先進国株式では時価総額に引きずられます。2017年度の上昇相場でS&P500をけん引したのはFANG銘柄(ふぁんぐ)と呼ばれるGoogleやAmazonといった時代の寵児たちでした。
勝ち組銘柄に任せるのは良いのですが、良い時もあれば悪い時もあるという事で、日本・先進国・新興国で自動リバランスをしてくれるのは魅力的だな、と思っている次第です。
ここまでヘンテコ(失礼)な均等投資は珍しいです。しかし、特化している分、各指数が大負けしている時は、そこを買い込むという点。これは長期でみると期待ができます。
日本は人口減少を織り込んだ価格が付けられるので、そこまで心配不要です。先進国も欧州がぱっとしないものの、半分はアメリカなので安心です。
新興国は成長の罠に飲み込まれそうですが、3つの指数を均等でリバランスする事で、先進国や楽天VT投信一本より最終的には良いリターンを出すと思います。
細かい事は外部公式リンク三菱UFJ国際投信(ぶっちゃけeMAXIS Slim全世界株式ってどうなの?)を見る事が一番早いです。
実際に山崎元氏と、イボットソン・アソシエイツ・ジャパンCIOの小松原宰明氏、三菱UFJ国際投信取締役の代田秀雄氏、が対談で国別構成比率やら2002年からのチャートを分かりやすく紹介してくれています。
合成チャート
国別構成比率
リスクリターン
ー画像は全て三菱UFJ国際投信より引用ー
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)はメイン資産には躊躇するがサテライトとしては非常に面白い
現在保有しているメイン資産を変えるつもりもなく、新しく積み立てていくVTI投信に変更予定もありません。
他の投資ブログを見ても、これをコア資産とする!というところは出てこなさそう。。
純資産も増えないまま途中償還されたら困りますしね。(2018年11月30日に確認したら6億6千万円ほどでした。)
お小遣い投資の分がこちらに回ったり、楽天ポイントで購入している投資信託をこれにする、というのは面白いので少しウォッチを続けます。
関連記事です。
やはり魅力的な商品ではあるので、余剰資金で保有をしつつ長期的な動きを見ています。引き続き、資金追加もしながら長い目で育てつつ報告もしていこうと思います。
成長の罠をはじめに知ったのはジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」です。
10年以上前の本ですが良書です。私にとっては2000年以降に買ったベストバイです。買って損はしませんが、高いので最初は図書館を利用しましょう。
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