氷河期世代の読者様より、倹約と投資である程度資産が貯まったので、資産形成しつつお金を使っていけるコツのようなものがあれば教えて欲しい、とメッセージをいただきました。
私なりの考えなどを回答記事として。(記事が遅くなって本当にスミマセン。。)
【ご意見ください】資産6400万円でお金を貯めること、使うことのバランス
まずは読者様の質問から。
いつもありがとうございます。
ななし様同じような年収帯の41歳男性です。毎日のブログに勇気づけられております。
拙い文章で大変恐縮ですが、掲題の件について、ななし様のご意見をお聞かせいただけないでしょうか。
これまで貯蓄と投資に励んできた結果、無リスク資産+リスク資産は約6400万円となりました。首都圏で生活しておりましたが、資産形成が進んできたことで、北関東へいわゆる地方移住をすることができました。これも、ななし様のブログを参考に投資に励んできたおかげです。本当にありがとうございます。
一方で、将来的な金銭的不安があり、お金を使うことに抵抗を感じる自分がおり、もどかしさを感じています。資産形成の途上の身のためかと思っています。私の資産と支出規模で、資産形成しつつも今後楽しくお金を使っていけるコツのようなものがあればお聞かせいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
ブログ記事に適当な内容であれば、使用いただいて全く問題ございません。
以下、私の家族構成や収入、資産や将来プラン等記載させていただきます。
【家族構成】
私(41歳)、妻(38歳)、息子(5歳)、娘(3歳)
【額面世帯年収】
私(約500万円)、妻(約200万円、現在時短勤務中。3年後からフルタイムで年収は約100万円up予定)
【年間支出】
約500万円(家のリフォーム積立3万円/月、車買い替え積立3万円/月、家電買い替え積立1.5万円/月、旅行費用や車関連費用等の定期的予定支出含む)。
【世帯資産管理方法】
お互いの財布は共通。資産管理は私が行う。妻はある程度任せてくれる。
【世帯資産構成】
現金(2200万円=うち1000万円は生活防衛資金、個人向け国債で350万円)、投資信託(3700万円、うち特定口座に約600万円あり。iDeCoに約200万円、残りはNISA関連口座)。
住宅ローン残債約1600万円、変動金利0.965%、66歳で完済予定)。築37年戸建。住宅ローン控除は受けられない住宅ですが、金利1%程度のため敢えて借りる方向としました。定期的な住宅維持費用として、今後40年で1000-1500万円程度あれば足りると地元不動産屋へ確認済)。
通勤で車2台必須で、現在は1000cc1台と、軽自動車1台保有。8年くらいで10万キロに到達するため、それぞれ中古で買い替え予定。予算150-250万/台程度。引退後は車一台に断捨離予定。
【今後の資産管理方針】
生活防衛資金1000万円、車買い替えや住宅リフォーム、日々の生活資金や予備費で1000万円を現金と個人向け国債で管理。残りは、eMAXIS Slimオルカン(除く日本)とSP500へ投資。
【教育方針】
子供たちは中学まで公立、高校と大学は私立で理系でも、好きな進路を歩ませて上げたいと思っています。下宿費用も出せるよう準備予定です。習い事含め、高校までは収入の範囲内で行い、大学費用は投資信託の取り崩しで対応予定です。
【引退年齢と老後資金】
私、妻とも60歳で引退のプラン。私が60歳時点で5000万円程度が目標。退職金は企業型DCのため不確定ですが、外国株式インデックス投信で運用中。夫婦2名で300万円程度予定。
年金支給までは、退職金とiDeCo、資産取り崩しで対応予定です(運用がうまくいかなければ、アルバイトで対応)。
長文となってしまい、誠に恐れ入ります。
ご多忙の折申し訳ありませんが、ご意見等お聞かせいただけますと幸いでございます。
引き続き、ななし様のブログを読ませていただきつつ、資産形成も頑張っていけたらと思っています。ななし様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
温かいお言葉とメッセージありがとうございます。
管理人が41歳(2017年)のときは資産1600万円くらいで、日々リストラに怯えていた時代でした。
41歳で6400万円というのは、となりの億万長者で書かれているような質素倹約かつ堅実な資産形成をされてこられたのが文章からも分かります。
自分で決めて地方移住を決めたのも羨ましいです。
結論から書くと子どもの教育費も老後資産も十分なので、思い出の配当作りに毎年一定額を拠出していく、というターンに来ていると思います。(金額は後述。)
リスク資産が一定額を超えると入金を頑張るより、資産効果のほうが強力だからですね。3700万円のリスク資産は5%の上昇で年185万円。月15万円の入金力に匹敵します。
月15万円って一般家庭だと大変過ぎる金額。
3700万円のリスク資産だと定年退職まで19年あるので、5%運用で9350万円、7%で回ってしまうと1億3300万円。。(インフレ込みの名目リターンだと7%はわりと普通かも。)
iDeCoだけ続けるにしても追加投資不要で人生を楽しむことにお金を使っていかないと、DIE WITH ZEROじゃないけど、老後に後悔しちゃいそうです。
私なんかが言わなくても十分お分かりかと思いますが、お子様が5歳と3歳という、最も可愛い時期です。お金は複利で増えますが、「子供と一緒に遊べる時間」には複利は効かず、目減りする一方です。 大学費用を100万円余分に残すよりも、今、家族旅行や体験に100万円使う方が、人生全体の満足度は高くなるはず。
うちの子どもは小学生になりましたが、今思うともっと抱っこしておけば良かった、もっと手をつないで散歩しておけば良かった、と小さい頃の写真を見るたびに思ってしまいます。
この時期はお金を使わなくても公園に行くだけでも十分楽しめますしね。
読者様のスペック

改めて読者様のスペックを一覧にしてみます。
■ 家族構成(4名家族)
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ご本人: 41歳(会社員・年収 約500万円)
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奥様: 38歳(現在時短勤務・年収 約200万円 → 3年後フルタイム復帰で約300万円予定)
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お子様: 息子(5歳)、娘(3歳)
■ 資産状況(総資産:約6400万円)
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現金・無リスク資産: 2200万円
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リスク資産(投資信託): 3700万円
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eMAXIS Slim オルカン(除く日本)、S&P500、iDeCoなど
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負債(住宅ローン): 残債 約1,600万円(変動金利 0.965%)
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築37年の戸建て(北関東へ地方移住済み)
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■ 収支・家計管理
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年間支出: 約500万円
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※将来の「リフォーム・車・家電」の積立(月7.5万円/年90万円)を支出に計上済み
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現在の余剰金: 年間 約65万円(手取りベース)
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3年後の余剰金: 年間 約140万円(奥様のフルタイム復帰後)
■ 将来プラン・教育方針
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教育: 高校までは収入の範囲内で。大学(私立理系・下宿まで想定)は投資信託の取り崩しで対応。
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引退: 夫婦ともに60歳。
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老後目標: 60歳時点で資産5,000万円(※現状のままなら大幅に上振れる見込み)。
私立理系、下宿まで想定しているので、ここが一番読めない部分ですが、それ以外は毎月のキャッシュフローだけでリフォームや車の買い替えなどを積み立てているので、心配することも無いはず。
たぶんリスク資産から十分に捻出ができそう。
ちょっとシミュレーションしてみましょう。
教育費と資産推移をざっくり試算してみる

教育費は確かに大きな支出ですが、現在の資産状況を考えると「難関」というよりは「すでに準備が終わっている山」といえます。
具体的な費用感と、現在運用中の3,700万円でどれほど余裕を持ってカバーできるかをシミュレーションしました。
大学4年間の費用目安(1人あたり)
入学金・授業料・施設費などの「学費」に、下宿の場合は「生活費」を加算します。 (※私立理系は学部により差がありますが、平均的な金額で算出します)
| 進路パターン | ①私立文系(自宅) | ②私立文系(下宿) | ③私立理系(自宅) | ④私立理系(下宿) |
| 4年間の学費計 | 約450万円 | 約450万円 | 約600万円 | 約600万円 |
| 4年間の生活費 | ー | 約480万円※ | ー | 約480万円※ |
| 合計(概算) | 約450万円 | 約930万円 | 約600万円 | 約1,080万円 |
※下宿代・生活費を月10万円仕送り×12ヶ月×4年として計算。
もしお子様2人ともが最もお金のかかる 「④私立理系・下宿」 に進んだ場合、合計で 約2,160万円 が必要になります。
毎年の支払いで一番キツイときで年間540万円のキャッシュアウト。(ワイの年収より多いやん。。)
大学無償化とかの話もあるし、大学授業料のインフレがあっても実質これくらいで見ておけば良さそうかな、と。
運用資産(3,700万円)でどれくらいカバーできるか
現在のリスク資産3,700万円が、お子様の大学入学時(13〜15年後)にいくらになっているか計算します。(年利5%想定・追加投資なし)
| 経過年 | 年齢 | 状況 | 年初資産 | 学費取崩額 | 運用益(5%) | 年末残高 |
| 13年後 | 54歳 | 兄1 | 6,981万円 | ▲270万円 | +336万円 | 7,047万円 |
| 14年後 | 55歳 | 兄2 | 7,047万円 | ▲270万円 | +339万円 | 7,116万円 |
| 15年後 | 56歳 | 兄3・妹1 | 7,116万円 | ▲540万円 | +329万円 | 6,905万円 |
| 16年後 | 57歳 | 兄4・妹2 | 6,905万円 | ▲540万円 | +318万円 | 6,683万円 |
| 17年後 | 58歳 | 妹3 | 6,683万円 | ▲270万円 | +321万円 | 6,734万円 |
| 18年後 | 59歳 | 妹4 | 6,734万円 | ▲270万円 | +323万円 | 6,787万円 |
| 19年後 | 60歳 | 卒業後 | 6,787万円 | 0円 | +339万円 | 7,126万円 |
3700万円パワー、ヤバい。。
実際は相場が荒れているときがあるかも知れませんが、その時こそ無リスク資産の出番ですね。
子ども二人分の学費+仕送りがヤバい金額ですが、資産収入が強いので持ち出しが6割程度で済むのも大きい。お金はパワー。
もし無リスク資産を使い過ぎていても6年も低迷したら老後はウハウハのターンが来そうですし、リフォームを遅らせる、退職金を全て無リスク資産にする、など対策はいくらでも出来そうです。
結論:運用益だけでお釣りが来ます
お子様2人が大学に通う期間(今から13年後〜19年後)の資産状況を見ると、
-
大学費用の総額が最大約2200万円
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学費を拠出しても60歳時点の資産は約6700万円
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2,200万円を取り崩しても、元本の3,700万円を一度も下回ることなく、さらに資産は増え続けます。
今の3,700万円をそのまま運用し続けるだけで、教育費をすべて賄った上で、なおかつ老後資金として十分すぎる金額が残るということです。
ここに無リスク資産もあるし、家もある。
自信をもってお金を使って良いかと。
ちなみに現在の年収、生活レベルだとリフォーム代などを貯金していても余剰金が出てきます。
不安があるなら、余剰金を半分投資、半分は思い出の配当として使っていくのはどうでしょうか。
給料の余剰金は半分を投資、半分を思い出の配当として使っていく
年間生活費500万円ということなので、
現在(~3年後まで)
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ご主人(500万円): 手取り 約400万円
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奥様(200万円): 手取り 約165万円(時短勤務・社会保険加入想定)
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合計: 約565万円
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年間支出: 500万円
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年間収支: +65万円(月々約5.4万円の黒字)
3年後~(奥様フルタイム復帰後)
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ご主人(500万円): 手取り 約400万円
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奥様(300万円): 手取り 約240万円
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合計: 約640万円
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年間支出: 500万円
-
年間収支: +140万円(月々約11.6万円の黒字)
年間支出500万円の中に、すでに「将来の積立(月7.5万円=年間90万円)」が含まれていますので、上記の黒字分(65〜140万円)は、積立とは別に浮く、純粋な余剰金となります。
教育費や修繕費が見えない不安もあるでしょうから、半分だけ運用に回して、残りを散財しても十分過ぎる金額かと。
個人的におすすめは奥様への使途不明金と自分への超自由資金、その次に家族旅行です。投資は半分でなく、月3万円くらい積立投資に回しつつ、残りは家族の思い出や、生活の質を上げるために使うのが良いのではないでしょうか。
もしくは、年間収支プラス分のざっくり半分=30万円を家族の思い出予算として使い切るのも良いと思います。
関連記事【金より思い出】老後資産100万円を取り崩そうと思う→理由は子供との旅行
参考までに一馬力管理人は現在、給料は年間40万円だけ投資に使う。副業収入は半分を投資、残りは家族旅行などに使っています。
NISAを埋め終わったら新規投資を止めようと思っていますが、このタイミングで子どもが高校生なので、新規投資どころか取り崩しが始まってそうな予感。。
ちなみに月3万円を積立投資していても60歳時点で1000万円近くになります。(5%リターン想定)
ここに退職金やiDeCoが入ってきます。
たぶん定年後のアルバイトとかは考えなくて良いんじゃないでしょうか。逆に健康のためにすこし働くという感じになるかも。
あと、共働きの場合、小1の壁があるので、奥様が仕事大好き!という感じで無ければ、資産状況を見ながら仕事の負担などを相談して良いかもですね。
うちは専業主婦なので大丈夫でしたが、下校も早いですし、夏休みなども長いので、けっこう共働き大変なイメージ。ただ、こういったときこそお金の使いどころなのかも。私などはそう思って散財してきました。
ちょっと長くなり過ぎたのでこのへんで終わるようにします。
おわりに|41歳で資産6400万円あれば明日から使い始めても大丈夫

読者様は41歳で資産6400万円。
これは今までの堅実な生活、倹約があってこその資産。
そして3700万円のリスク資産は今後20年で想像以上の富を生み出してくれます。(というか、普通に老後資産として3000万円作れる人ですら、かなり少ないかと。)
なかなか生活を切り替えてお金を使うのは難しいと思いますが、子どもが小さい時期はあっという間に過ぎていきます。子どもが中学生になったら友達や部活優先になるとすれば、早ければ残り8年くらいしかゴールデンタイムがありません。
あとお金で奥様の負担を減らせるとか最高じゃないですか。普通の家庭だと、どこかで無理が生じるので。お金で解決できることに使うとかも良いかも。
時間があればDIE WITH ZEROを読んでみるのもおすすめ。忙しかったらAmazon Music Unlimitedで月1冊無料でオーディオブックが聞けるので、30日無料を使って聞くのも良いですよ。ラジオ講座的な感じで聞けるし、投資をしていれば耳読書で十分理解できるので。
関連記事【無料】DIE WITH ZEROが無料で聞ける【Music Unlimited】
今回はメッセージありがとうございました。
自分でもリスク資産を使って住宅購入を考えてみようかな、と思いました。(これは流石に皮算用過ぎるかも。。)
リスクを取った分、リターンもありましたし、今後も恩恵がありそうですね。もちろん大変な時期もあるかもですが、ともに頑張っていきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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旅行はホント若いうちが行きやすいですね。とはいえ、泊りで数泊とかは子供さんが小学校に入ってからでも十分かも。将来老後資産を取りい崩す参考とかになれば。

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