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S&P500、約53年間の年間リターンは9.3%(算術平均)

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Gazさんが素晴らしいtweetをしていたので記事にて紹介します。

S&P500の基本ともいえる話ですが、知識として持っておくといざというときに強いです。

tweetはこちら。

リーマンショック以降の投資環境は恵まれていたと思う。約53年間の年間リターン(算術平均)は9.3%

2020年のコロナショックも2022年でも1年以内に下落相場は収束しており、長期的な株安を経験してないと楽観的な見方をする投資家は増えるはず。

 

大きめの画像で見てみましょう。

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ITバブル崩壊、リーマンショックを含めての平均リターン9.3%はヤバいですね。

日本だとここ数年の円安も加わって無双。

画像では20%近いマイナスを出した2022年も円安のおかげで日本人投資家は無風でした。

今のS&P500は割高、NASDAQ100は値動きが激しいから、と下がるのを待っていて結局買えなかった人も多いかも。

ちなみにNASDAQ100を買えなかったのは管理人ですね。恥ずい。。

Gazさんが書かれているように長期的な株安を経験していないと低迷期に持ち続けられるか不安も残りますが、案外含み益バリアが強力なのでリーマンショックを経験している人ほど米国株に注力出来なかったという可能性もありそう。

 

ただし、この平均9.3%というのは算術平均なので注意が必要です。

ここらへんもGazさんは流石でして次のtweetを用意していました。

同じ期間の幾何平均を計算すると、年間リターンは7.8%

インデックス投資としては上出来。NISAをキッカケとして投資を始めた人は幸運な投資家です。

一度株価が失速すればシミュレーション通りとはなりませんが、逆に暴落はチャンスだったりもします。

 

こっちの画像のほうを保存して持っておくと低迷期のお守りになるかも。

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黒色の弧を描いたラインが幾何平均7.8%ラインです。

これを見て幾何平均を超えてる期間と言うのが意外と少ないんだな、感じれる人は積立投資に向いているかも知れませんね。

ポイントとしては

  • 算術平均>幾何平均
  • 幾何平均を下回っているときは期待値を積み上げている

ということでしょうか。

管理人が積立投資をしてきたほとんどの期間が幾何平均を下回っているのを改めて気付きましたが、思ったより投資って儲からないし期待せんほうがええよな、となっていたのは間違いじゃなかったw

ただ、結果としてやはり幾何平均(いわゆる期待リターン)を下回っているときに淡々と期待値を積んでいたから現在の資産状況を産んでくれたのも事実。

 

で、幾何平均って何?と言われると算数すら怪しい管理人は上手く説明できなくてスミマセン。

株式は値動きがあるので幾何平均で計算しないといけなくて、私たちが良く目にするような算術平均より数字が小さくなる、というイメージを持っておくと良いかな、と。

もし良ければ、たまに紹介している当サイトの記事も読んでくださると嬉しいです。

関連記事【リスクはリターンを蝕む】株式投資で複利リターン6%は期待し過ぎの可能性大!

※リンクは新しいタブで開きます

 

動画だとかず先生のYouTubeが分かりやすいです。

外部リンク「算術利回りと幾何利回りの違い」「インデックス投資で複利でウハウハ?ほんまに?」「みんなが想像しているほどリスク商品は複利は効かない」

 

話を戻します。

もう一度幾何平均の画像です。

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今のところ弧を描いた幾何平均の黒いラインを大幅に超えている感はありません。

これを見ると今がバブルという感もなく、普通に積立投資を続けてて良いかな、と。

あとは、このラインを大幅に割っているときは期待値を積み上げるチャンスと思って投資額を増やしてみよう、とか思いながら見ると面白いですね。

株式の長期リターンは6.7%と習ったんですが、、という人がいるかもですが、たぶん上記の画像はS&P500の数値を追っただけでインフレ調整していません。

シーゲル教授の神画像はインフレ調整後のリターンなので、実際には近い数字になるかな、と。

 

ちょっと話がぼやけてしまったんですが、けっこう長期で投資を続けないと複利を体験するのは難しいです。

あと、頭で想像しているほど資産は増えていきません。

しかし積立を続けるうちに着実に期待値も積み上げているので、なかなか資産が増えないなぁ、と言う人はこの画像をたまに思い出すと良いのではないでしょうか。

 

というワケで今日はS&P500、約53年間の年間リターンは9.3%(算術平均)というお話でした。

期待し過ぎないけど悲観もしない。

こんな距離感で投資を続けていけると最高ですね。ともに頑張りましょう。

 

お読み頂きありがとうございました。

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関連記事です。

【リスクはリターンを蝕む】株式投資で複利リターン6%は期待し過ぎの可能性大!

インデックス投資の利回りの低さに気付いたあと、そこから逆算して計画を立てれたら老後はほぼ安心ですね。

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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