先日、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の中の人が重要なtweetをしていました。
短文ですがお付き合いいただけると嬉しいです。
tweetはこちら。
#GPIF がお預かりしている #年金積立金 は、2019年に厚生労働省が実施した公的年金の財政検証によると、おおむね50年程度は本格的に取り崩す必要が生じない資金です。一時的な市場の変動に過度にとらわれず、長期目線に立った運用を行っていくことが重要です。詳しくはHPへ☟https://t.co/Wgh0bosvHl
— GPIF (@gpiftweets) February 20, 2024
これ、あまり知られていないのですが、GPIFが運用しているのは少子高齢化で資金繰りに困ってくる50年後のための資金なんですね。
ちなみにGPIFの運用リターンは最近の株高、円安を受けて3.99%まで膨れ上がりました。
リーマンショックを考えると十分なリターンですね。
現在の4資産均等型ポートフォリオはイボットソンのデータだと期待リターン4.5~5%程度なので、徐々に近い数字になってきているイメージ。
GPIFの運用額が50年複利で運用されるといくらくらいになるか計算してみました。
- 運用額 132.4兆円
- 利回り 3.99%
- 50年複利運用
すると、936兆円くらいになる様子。
936兆円の4%だと運用益だけで毎年37.4兆円。すご。。
運用しつつ、チビチビ年金支払いをしてくれると、子供世代には安心材料の一つになれば良いなぁ、と。
運用イメージ
現役世代が減る分をGPIFが穴埋めしてくれると知っていると不安が少し減りますね。
GPIFのサイトでもしっかり書かれています。
現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに充てられなかったものが、将来世代のために積み立てられています。
GPIFはこの年金積立金を、国内外 の資本市場で運用して増やしています。
年金積立金の運用収益や元本は概ね100年の年金の財政計画のなかで、将来世代の年金給付を補うために使われます。
年金財源全体のうち、積立金からまかなわれるのは約1割です。
積立金から賄う1割の分かりやすい画像など。
主力は現役世代からの保険料と国庫負担なのですが、GPIF積立金も重要なポジションかな、と。
また、現在は少子高齢化でお先真っ暗に感じますが、私たち氷河期世代が亡くなるころには老人と現役世代の比率も徐々に改善されていく気もします。
そうなると年金の負担も減ったりするんじゃないかな、とか。(もちろん厳しいのは厳しいでしょうけど。。)
年金を無くすことは出来ませんし、無くなることはないでしょう。(無くなるときはベーシックインカム導入かと。)
私たち世代が多額の年金を貰うのは厳しいですが、子供世代には、今より少しはマシな状態で受け渡しできるようGPIFが引き続き頑張ってくれると嬉しいな、とも思いました。
GPIFによると、おおむね50年程度は本格的に取り崩す必要が生じない資金とのこと。
これを堅持して50年間の長期運用をして貰いたいですね。
今日は短いですが俺たちのGPIF、今後50年の長期運用をするというお話でした。
GPIFの運用は個人投資家の参考になる面も多いです。手堅い運用を見習いつつ、私たちもコツコツ資産形成をしていきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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