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20年投資するということの難しさ

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水瀬さんの記事を読んでいたら愚直に20年投資する、ということの難しさを感じました。

記事はこちら。

外部リンクeMAXIS Slimシリーズ全13本を毎月1万円×20年積み立てたらいくらになるのか?

※リンクは新しいタブで開きます

AERA dot.(アエラドット)で掲載されていたデータのようです。

ちょっと思うことなどを記事に。

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20年投資するということの難しさ

まずは

eMAXIS Slimシリーズ全13本を毎月1万円×20年積み立てたらいくらになるのか?

という部分から。

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出典:eMAXIS Slim徹底検証! 投信を毎月1万円×20年積み立てたらいくらになるか〈AERA〉

20年前というとまともなインデックスファンドがほとんど無く、あっても信託報酬が1%を超えてた時代ではあります。

あくまでデータ上という前提で。

あと毎月1万円を20年積み立てたものなので、ドルコストと長期積立の参考になりますね。

 

個人的所感|ひたすらインデックスを積み立てるという強さ

一番思ったのが長期積立は強い、ということ。

TOPIXや国内債券、海外債券も頑張っています。

見やすく一覧にしたもの。

商品 240万円がいくらに? 増加率
米国株式 987万円 311%
先進国株式 796万円 232%
オールカントリー 724万円 213%
新興国株式 557万円 132%
TOPIX 474万円 97%
外国債券 347万円 45%
国内債券 272万円 13%

オルカンに20年積み立てたら3倍くらいになった、というのは魅力的な結果ですね。

とはいえ、ここ10年間、米国株が強すぎたので印象に引っ張られ過ぎないように注意したいところ。

S&P500に投資をしていたら4倍ですが、次の20年はTOPIXくらいになる可能性も十分あるので。(というか10~20年前は米国株なんて不人気商品でした。)

 

ここ20年というと日本株、TOPIXはぱっとしないイメージでしたがそれでも約2倍になってますし、つみたてNISAを20年続けたら1.5~2倍くらいにはなる、という感じで思ってる管理人としては十分かな、と。

今、米国株に投資をしている人は20年後も米国株がNo.1だろうと思って賭けてそうなんですが、15年前くらいにその地位にいたのは新興国株式でした。

結果としては20年積み立てて132%なので思ったよりダメだったなぁ、となっても、まぁそこそこ良かったね、となる気もします。

 

ただ、この続ける、というのが案外難しいところ。

 

20年、折れずに積み立てるのは難しい

水瀬さんの記事で印象に残った部分です。

もちろん、ランキング上位の株式100%のインデックスファンドを、20年間心折れずに積み立て続けるのは、かんたんなことではないと思います。

私も20年間積立投資をしてきましたが、自分のリスク許容度を考慮して債券も20~30%組み込んでリスクを下げながら積み立ててきたにもかかわらず、○○ショックのような暴落が何度もあり、精神力が試される場面も数多く体験しました。

水瀬さんくらいの人でも精神力が試されるんですよね。。

個人的には一時期海外債券を組み込んでいたんですが途中でやめちゃったのを思い出しました。思った以上に値動きするので。

で、結局、リスクコントロールは現金でええやん、となって今に至ります。

 

比較的買いやすい新興国インデックス投信が出て10数年になりますが、ずっと一定比率で買い続けてきた人とかどれくらいいるんだろう、とかも思いました。

管理人は昔の海外ETFが多いので、先進国株式を積立てはIVV+EFA+EEMというなんちゃって全世界株式を目指していて、途中からVTが登場して、気付けば日本のインデックスファンドのスペックが高まり過ぎて今に至る、という感じです。

今はと言うと米国株一本でまぁ良いか、昔欲しかったけど買えなかったし、失敗しても何とか老後の足しにはなるだろうという緩い考えでつみたてNISAをやってます。

 

ここ15年でも暴騰しているものを見て誘惑が多かった

15年くらい積立投資を続けているのですが、この期間でさえ誘惑は多かったです。

  • 新興国株式
  • 仮想通貨(私はあまり刺さらなかった)
  • 米国株式
  • 高配当株式
  • ハイパーグロース
  • レバナス(こちらもあまりでした)

などなど。

やはり他人が儲けているのを見ると自分も乗っかりたくなったのは多々ありますね。お恥ずかしながら。

結局うまく乗れなかったり大きくBETしてない、とかで大した影響はないのですが。。

ただ、高配当からハイテクへ乗り換えた人は厳しい状況かも知れません。

個人的にはやっと高配当が報われるターンが来たのでホクホクなので、ハイテクが報われるターンまで愚直に続けるのが良いかな、と。

 

わりとカンタンに20年とか続けるとか書いていますが、誘惑も多いし大変なことが多いなぁ、と。

それでも続けることの大切さを改めて思う機会となりました。

つみたてNISAはこういった誘惑よりも非課税というハイパーメリットがあったので良い制度だったな、と。半面、新NISAは利確しても簿価で非課税枠が回復しますが、うまく使いこなせるかどうか難しい気もします。

 

おわりに|20年続けるのは難しいけど続けていこう!

幻想的な風船につかまって空飛ぶ男の子

続けることってホント難しいです。

とくにSNSなどで色んな情報が入ってきてしまう時代だとなおさら。。

しかし、多少ブレがあったとしても投資を続けること自体は大幅なプラスではありますね。

ここの部分を忘れず、あと20年くらい続けていけたら良いなぁ、と。

 

これからも色んな誘惑が出てくると思いますが、読者様と一緒にコツコツ投資を続けていけたらと思います。

ともに頑張っていきましょう。

 

お読み頂きありがとうございました。

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水瀬さんと山崎先生の共著です。

時代に合わせて改訂版が出るのは良いですよね。

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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