新NISAでは米国株を売ってオルカンにした方が良いんだろうか、と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
私もつみたてNISAがeMAXIS Slim米国株式だったので同じような悩みがあります。
さて、読者様からのご質問を記事にて回答しました。
では一緒に見ていきましょう。
【新NISAの悩み】米国株を売ってオルカンにしたほうが良いでしょうか?
米国株を売ってオルカンにするかどうか。
まずは結論から。
ほとんど利益が無い or マイナスの場合、
こちらは乗り換えOKでしょう。
それ以外はケースバイケース。
ただ、最後の売却、人によっては相続を考えるとオルカンとの付き合いが50年以上となるケースもあります。
例えば35歳で買ったオルカン新NISAを最終95歳で売却したとすると60年後の話になります。ここまでくるとホントに米国一本足打法では悩みが出てきますよね。
多少の税金なら支払ってオルカンにするのも良いかと。
精神的に納得しやすいの大切。
ケースバイケースというのはオルカンのリターンをどれくらい見積もるか、また、投資中にどれくらいの暴落を想定するかで変わるからです。
10年に一度、リーマンショック級の暴落があるとすると、残りの9年は平均年14%くらいのリターンを出す必要があります。これをどう考えるかでしょうか。
詳しくは下記にてどうぞ。
関連記事30年検証!新NISA「税金を払っても特定口座から移すべきか?」
あとは収入や現金の量で人それぞれになるかな、と思っています。
新規で1800万円の非課税枠を埋めていける入金力があったり、米国株が低迷していても続けられたり、追加で全世界や除く米国を積んでいけるようなキャッシュがあれば問題ないですし。
ただ、管理人はS&P500だけでも良いんじゃないかな、とも思っており、これはまた別の機会に記事を書こうと思います。
超長期での世界各国の株式比率推移などは参考になるかも知れません。とくに前覇権国のイギリスが落ちたあとのリターンなどを知っておくと良いかも。
こちらも詳しくは下の記事にて。
関連記事【最新版】世界各国の株式時価総額比率の推移1900年から2023年【超長期データ】
さて、上記のような話が一般的になりますが、読者様のご質問も管理人なりに考えていこうと思います。
頂いた内容はこちら。
はじめまして、いつもブログを楽しく拝見させて頂いています。
さて、私、現在金融資産を2200万程(voo900万、Slim米国300万、QQQ1000万)保有しておりますが、新NISAが始まるタイミングで、オルカンへ主軸を変えようかと思っております。
そこで、まずはQQQを切り崩してオルカン購入を考えていますが、このようなやり方は適切でしょうか?
それとも切り崩しは我慢して、イチからオルカン積立が良いでしょうか?
宜しければご知見頂きたく存じます。
これからも貴ブログを楽しみにして応援しています。
リスク資産2200万円というのは管理人と同じくらいなので親近感がわきます。
QQQ1000万円というのが強いですね。
ずっと持ち続けてても良さそうですが、長期低迷してるときに米国以外が伸びまくっているとメンタル大変そう。。(ITバブル崩壊からリーマンショックまで10年ほど耐え忍ぶ期間がありました。)
ここらへん時間軸をどう置くか、年齢はどうなのか、収入は、、、で変わってきます。
一気に置き換えるより、管理人のように月10万円(ここは読者様の収入で変更)投資しつつ、足りない分を今までの資産から取り崩すなどはどうでしょうか。
管理人は年間120万円を副業+配当で埋めたいですが、たぶん足りないのでまずは利益の少ない投信などを取り崩す予定です。
関連記事【積立?一括?】新NISAは毎月10万円×15年で埋めようと思う
さて、簡単なお返事などをメールでしていたところ、記事を書くより先にお返事をいただきました。
早速のお返事ありがとうございます。
当方46歳(同じく氷河期世代です)
始めた時期が良かったのか、
今後も御身体に気を付けて頑張ってください、
なるほど。
というか、5年で株式リターンで1000万円とか凄すぎませんか?
もちろんリスク資産に突っ込めた胆力、資金力も素晴らしいものがあります。ちなみに管理人が17年やってきた評価損益が900万円程度。。
年齢は管理人とほとんど同じなのですね。
年齢のこと、米国一本足打法への不安もあるので、腹落ちも問題ないと思います。
投資できる非課税枠は年360万円まで。
一気に売るのではないですし、新規入金できる金額もあると思うので、そこで足りない金額をQQQなど売って新NISAに移していくと良いのではないでしょうか。
ただ、つみたてNISAで投資しているものがありましたら、それは20年の非課税枠がつくので残しておく方が良いです。
5年前から投資とのことで、年40万円×5年=200万円の非課税枠。ここに新NISA非課税枠1800万円をプラスすると2000万円。大きいですね。
蛇足ですが、VOO、QQQどちらを売っていくかですが、チキンな管理人はどっちかが暴騰したら悔しいので半々ずつ売ります。
理想としては月10万円は新規投資。
これで年120万円。
残り240万円はVOO、QQQを売って成長枠を埋めていく。
5年後に残ったVOO、QQQは老後のタイムカプセルにしてはどうでしょうか。その頃にはVOOの配当で小旅行などできるかも知れませんし。
ちょっと入金できる余力やキャッシュ状況を聞いていないので、妄想でお答えになってしまいました。
今の含み益で浮かれるのではなく、将来を考えてオルカンに変えておこうか、というのは素晴らしいと思いました。リスク許容度についても大丈夫と思いますが、ここらへんを頭におきつつ、お互い乗り切っていきたいですね。
というワケで、今日は【新NISAの悩み】米国株を売ってオルカンにしたほうが良いでしょうか?というお話でした。
なかなか羨ましい相談でしたがリスクを取った特権ですね。お互いまだまだ大変な時期がありそうですが、ともに頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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ここらへんが皆さまに役立てば幸いです。
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