いつまで続くのこのインフレ
このままじゃ老後計画狂っちゃう
と不安になっている人はいませんか?
まぁ、管理人のことなんですけど。
こういった不安状態のときこそ悪質な金融機関はものを売りやすいチャンスです。
山崎先生が「インフレだから資産運用しないとまずい」は正しいのか?という記事を書いていました。いつもの山崎節に加えて、なるほどなぁ、と感じたのでシェアします。
知ったのはいつも愛読しているNightwalkerさんの記事。
外部リンク「インフレだから資産運用しないとまずい」は正しいけど正しくない件
山崎先生の記事はこちら。
外部リンク「インフレだから資産運用しないとまずい」は正しいのか?
では、一緒に見ていきましょう。
気を付けたいインフレ対策で買うべき商品【リスク資産に応じてオルカンでOK】
まずは結論。
インフレ、インフレと言われて焦りますが、インデックス投資をしている人は十分インフレ対策をしてますし、今まで通りでOK。
株式はインフレリスクも織り込んでリターンを出してきました。
山崎先生の記事より引用です。
株式のようなリスク資産のリターンは、「無リスク資産(例えば短期国債の利回り)+リスクプレミアム」として形成されることが期待されるが、無リスク資産の利回りを「インフレ率+実質金利」だと考えると、インフレ率の期待値は資産価格が形成されるときに織り込まれている。
例えば、株式の理論価格は、利益成長率と割引率(=無リスク金利+リスクプレミアム)が引っ張り合う形で形成されるが、インフレ率は両方に影響する。両方に対するインフレの影響が同じなら株価は変化せずに、将来の期待リターンはインフレ率を反映して変化しているので、「インフレ対策」としては何もしなくていい。
実際には、利益成長率(の予想)と無リスク金利に対する影響には時間差があるので、例えば以下のようなリターンの変動パターンが考えられる。
インフレの利益成長率への影響が先に表れつつも実質金利が低下する「インフレの前半」にあっては、(理論)株価は上昇しやすい。逆に、利益成長率への影響よりも実質金利が大きく上昇する金融引き締めが行われる「インフレの後半」の時期には株価が下落しやすいといったパターンが一例だ。
こうしたパターンを考えて、リスク資産への投資を増減するのが資産運用だというイメージを持つ方がいるかもしれない。しかし、その種の調整はうまくいかないのだ。
※太字・装飾は管理人がしました。
ついつい身の回りの商品が値上がりして購買力がどんどん減ってくるので、将来利回りも含めて不安になっちゃいますが、株式はインフレの期待率も織り込んでいますね。
というか、シーゲル教授の神画像しかり、米国株200年の長期平均リターンはインフレ調整後で6.7%でした。
というワケでとくに慌てることなく、今まで通りの資産形成で良いんだな、と。
ただ、遠い未来のリターンはそうですが、現実問題として生活が苦しいのは事実。ここらへん耐え時ではあります。
人によっては育ち盛りの子供がいて大変だったら投資ペースを抑えるなど変更が必要かもですね。我が家もコレ以上のインフレがきたら年40万円の投資も厳しいですし。
まずは投資と同じで生き残ること大事。
幸いにして私たちが知っている優良企業は商品・サービスの値段を上げることで企業利益をしっかり確保してくれています。(代わりに給料上がってないと私たちは生活が苦しくなる。。)
株価とは企業が稼いだ金額に収れんするので、いまの騒ぎが落ち着いたときはそれなりのリターンを出してくれるでしょう。
なので、株を売らずに生き残ってさえいれば良いのかな、と。こういった鉄棒ぶら下がり系の我慢大会は苦手ではないので今まで通りいこうと思います。
問題はこんなときこそ稼ぎ時とインフレ対策として金融商品などを売ってくる業界。
記事の最後部分で紹介していましたが参考になったので。
こういった商品には気を付けたい
またまた山崎先生の引用です。
投資家は「大変だ!」と脅かされると、「何かしなければならない」と反応しがちだ。そして、心配に関連して何かを行うと、心配の要因自体の生起確率が低下したかのように少し安心する。本当は不要なのに民間生命保険会社のがん保険に加入する、賢くない人と同様の反応だ。
実際は対策したからといって「がん」や「インフレ」になる確率が変わるものではない。しかし、商品のマーケティングを行う側は顧客側のこうした心理を思い切り利用するはずなので、注意したい。
繰り返すが、結論としてインフレが続いても資産運用は普通通りでいい。筆者の個人的見解としては、全世界株式のインデックスファンドを、個人が負担できるリスクに応じて売り買いしないで「じっと持っている」運用をお勧めする。
ところどころ山崎節がピリリときいてますが、結論としては「じっと持っている」運用がお勧めという親切心。
さて、気を付けたい商品はこちら。
- 金、商品への投資
- FX(外国為替証拠金取引)
- 外貨預金・外債・外貨建て保険
- 株式ファンド(たとえば「インフレに強い銘柄」のテーマ・ファンド )
- 不動産
- 現物ファンド
- 仕組み債
最後に仕組債については
ついでに載せておいたが、100%ダメだ。売りに来た金融機関とは即刻絶縁すべきだ。また、仕組み債を個人向けに売らせている金融庁も悪い!
といった厳しめの注意も。
仕組債は別として、それ以外の商品が悪いワケではありません。
ただ、インフレ対策として・・・という場合は、株式ファンドのように割高感たっぷりで売ってくるでしょう。なので、それに乗る必要はない、と。
気を付けるべき理由など。
金やコモディティ
人が予想している以上のインフレは本当に来るのか? 小さな確率に賭けるには、商品投資は非効率的である。
外貨預金・外債など
今後も円安が続くと決めつけて大丈夫か? それ以前に、同じだけ円安になるなら、もっと効率のいい投資対象があるのだから100%ダメ。
株式ファンド
「インフレに強い銘柄」のテーマ・ファンドが企画されてもおかしくない。商品そのもので相場を張るより筋がいいが、手数料が高いだろうし、せっかくの投資信託なのに分散に偏りがあるのはいただけない。
不動産
不動産自体はインフレであってもなくてもいいのだが、「インフレ対策は不動産しかない」「インフレだから借り入れの返済が将来楽になる」などとあおられて、過大な投資と借り入れを行わないようにご注意申し上げる。
現物ファンド
ワイン、ウイスキー、アートなどの現物に投資するという触れ込みのファンドにも要注意。インフレ以前に、ファンドの仕組みが怪しくないかの段階から問題な場合が少なくない。
ワインは草www
(内藤忍さんのワインファンドを揶揄ってる?)
資産形成は長期目線です。
たぶんあと何回か暴落とインフレとバブルを体験するはず。
なので、こういったケースにも慌てず、自分の投資をコツコツ続けていくように頑張っていきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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