野村アセットマネジメントが低コストインデックスファンド「はじめてのNISA」シリーズ(愛称:Funds-i Basic)を7月10日に新規設定すると公表しました。
当初は野村證券だけで販売を開始し、順次拡大予定です。
新NISAを見据えて超低コスト商品のラインナップとなっております。
では、早速見ていきましょう。
信託報酬0.05775%の全世界株式が野村アセットから登場|Funds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー)
気になる商品はこちら。
出典:野村アセットマネジメント
S&P500もeMAXIS Slimと同コストですが、気になるのはオールカントリー連動の商品ですね。
信託報酬は0.05775%と業界最安のTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(トレカン)に合わせてきました。
リリース情報ではここらへんの情報は分からず。。
ただ、2024年4月より「総経費率」が義務付けになるので、追々分かってくるでしょう。
関連記事【朗報!】投資信託の「総経費率」が義務付けに|2024年4月より
オルカン人気にあやかり、全世界株式は一昔前では信じられないコスト水準になってきました。
指数が少し違いますがVTの経費率が0.07%です。
100円単位から買うことができて配当自動投資もしてくれるオルカンの総経費を考えると海外ETFのトップ商品と遜色ない状況。
個人的には三重課税を回避できるオルカンのほうが優れている気もしています。
三重課税については下記などを。
関連記事どっちが良い?|楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
超低コスト商品がどんどん増えてくるのは嬉しいですが、一方で残念なこともあります。
野村アセットマネジメントでは既存のFunds-iシリーズがあるのに、こちらはほったらかしです。。
Twitterでもやはり言われていますね。
オール・カントリーはともかく、同じ株価指数に連動するインデックス投信がすでにあるなら、新規設定せずに、例えば「Funds-i(ファンズアイ)」シリーズの運用管理費用(信託報酬)を下げればよいと思うのですが…。
— 竹川美奈子 (@minakotakekawa) June 23, 2023
野村アセットマネジメントから「はじめてのNISA」ってシリーズ名で5つの投信が出るみたい
・日本株(TOPIX / 日経225)
・米国株(S&P500)
・全世界株式(オルカン)
・新興国株式新商品もいいけど、Funds-iの信託報酬下げてくれてもええんやで pic.twitter.com/jLG1L2Hp8e
— みらいよたろう@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) June 23, 2023
しがらみも理解したいところですが既存顧客への切り捨てになるので、ここらへん業界全体で改善してもらいたいな、とも。
とはいえ、競争によってここまで投資環境が良くなってきた現実もあるので、素直に喜びたいと思います。
新NISAも始まりますし、特定口座等で持っていた商品はコツコツ乗り換えていく機会にもなりますしね。
というワケで今日は短いですが信託報酬0.05775%の全世界株式が野村アセットから登場というお話でした。
お互い腹落ちした商品をコツコツ買い続けていきましょうね。
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関連記事です。
どっちが良い?|楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
最近誰も言わなくなった感がある三重課税です。
管理人はそこそこ本家VTを保有しているので新NISAが始まったら売って乗り換えを考えています。(税金で悩みますけど。。)
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