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バランスファンドの逆襲、米国株以外が強い一ヶ月【長期ウォッチ投信】

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長期ウォッチ用に保有している投資信託を定期確認しました。

下記の投資信託は2019年1月1日に1万円ずつ買って長期ウォッチをしています。早いもので気付けば4年を超えました。

※リンクは詳細記事が新しいタブで開きます。

2018年に副業で稼いだ6万円がこんな育つとは思ってなかったけど身銭切りつつ遠目から確認できるのは良い体験になってます。(バランスファンド中心で6万円→8.3万円と大満足。)

 

コロナショック以降はすっかり株式100%のオールカントリーVSバランスファンドをウォッチする記事になっています。

【最初に結論】

全体的にプラスでしたがバランスファンドの活躍が目立つ一ヶ月でした。

世界情勢が不安ななか株式が反転して上がるような展開を感じますが、オルカンとバランスファンドを比較してみるとバランスファンドの勝利。

また、バランスファンドだけでなく、米国株に比べ伸びが悪かった日本株、新興国株の調子が良かったのか、とも感じました。分散投資の強さを改めて感じますね。

 

では、実際に保有している投資信託がどうなっているか見ていきましょう。

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バランスファンドの逆襲と債券のターン【長期ウォッチ投信】

ファンド名 損益% 評価額 先月比%
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 33.97 ¥13,398 1.43
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 56.79 ¥15,680 1.64
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 81.0 ¥18,104 0.39
eMAXIS Slim国内債券インデックス -2.84 ¥9,717 0.89
ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型 37.47 ¥13,747 1.80
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) 31.22 ¥13,122 0.73

オルカンは順調に0.39%のプラス。

珍しく国内債券が0.89%とボラティリティの少ない商品としては大きく上がりました。

恩恵を受けたのはニッセイ4資産均等型。こちらは国内債券、日本株式が効いています。オルカン+全世界債券の楽天バランス均等型に比べて大きなリターン。GPIFポートフォリオ優秀過ぎへんか…?

またSlim8資産均等型、Slim全世界3地域均等型もオルカンをアウトパフォーム。日本株、新興国株、債券など分散投資の強さを再確認できる一ヶ月でした。

 

2007年から2021年までのスパゲッティチャート。

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こうやって見ると8資産均等型でも十分資産形成できるリターンがあります。

 

国内債券はデュレーションが長いので金利低下局面になれば回復は大きいですね。景気悪くなると一気に回復するかもですが、わざわざリスク背負ってまで持つ必要はなく、個人向け国債変動か定期預金で良いと思います。

その他、オルカン、バランスファンド含め、本来持っているリスクの範囲内の動きです。

アメリカのインフレが落ち着けば全体的に良いセンいくのではないでしょうか。

 

ニッセイ4資産均等型は何だかんだいって強いですね。

ボラティリティ(値動きの幅)が大きすぎるとリターンを棄損するので、こちらも何だかんだで超長期で良いリターンが出るんじゃないかな、と期待しつつウォッチしていきます。

 

とはいえ、4年ホールドしているだけでバランスファンドは30%前後、オルカンだと80%超のリターンです。

腹落ちした商品を積立投資する。
何だかんだでコレが一番強いと思います。

 

その他思ったことなど。

NISAが統合されて、戦略が大きく変わるかも。。

今まで非課税口座の商品は一度売ってしまうと非課税枠は回復しませんでした。しかし生涯上限というのが出てきたことで、売却をしても上限枠以内であれば再度購入ができるというもの。

こうなってくるとNISAでオルカン買って、現金でバランス取ってるのがええんじゃないかな、と。。

リバランス面倒な人はニッセイ4資産均等型やSlimバランス8資産も良いと思います。

関連記事新NISA、バランスファンドありと思います!

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金額は小さいのですが、2019年1月1日に買ったオールカントリーは約4年で利回り80%となりました。

本来の株式リターンを考えると5回連続でサイコロ高めが出た感じです。買ったタイミングもラッキーでした。

 

国内債券インデックスは金利上昇局面が終わったら地味な存在に戻るかも。また、暴落となった時はコイツより頼りになる投信はありません。

現金と何が違うの?と思うかもですが、コロナショックのときは一気に+1.2%とかになっていました。

金融危機にリターンが出て、そのタイミングで安くなった株式を買う弾丸と考えると、単品で持つよりもバランスファンドの中に入っててくれると助かる商品ですね。

 

ちなみにコロナショック前の最高潮だった2020年2月23日。

長期ウォッチ投資信託20200223

【参考】コロナショック前

商品名 現在値 損益% 評価額
Slimバランス8資産均等型 10,302 16.3% 11,983
Slim全世界株式(3地域均等型) 9,416 17.6% 11,801
Slim全世界株式(オール・カントリー) 9,694 26.2% 12,241
Slim国内債券インデックス 10,147 1.7% 10,323
ニッセイ4資産均等型 10,850 12.7% 12,228
楽天バランス均等型 9,565 16.1% 11,107
ななし
ななし

3年前でさえ「もう株価は限界だ…」と暴落が叫ばれていましたが何だかんだでバイアンドホールドの勝利ですね。

 

おまけで暴落中も。

長期ウォッチ銘柄状況2020年3月15日

【参考】暴落中の状況

商品名 損益 損益(%) 評価額
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) -728 -7.29 9,271
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) -605 -13.85 8,615
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) -1,210 -12.10 8,790
eMAXIS Slim国内債券インデックス 120 1.20 10,121
ニッセイ・インデックスバランスF4資産均等型 -456 -4.56 9,544
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) -287 -2.88 9,712

関連記事長期ウォッチ|eMAXIS Slim国内債券インデックス以外全てマイナスに

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オールカントリーはピークから40%くらい下がった感じでしたね。売らずに投資を続けた人はめちゃ凄いです!

コロナショック前の高値 26.2%
現在の損益率 81.0%

バイアンドホールド最強ぅ!

 

バランスファンドは暴落と急回復を通してみても安心してみることができました。コロナショックでのマイナスが小さかったのも好印象。

投資なんて、ちょっと退屈くらいで良いと思います。

実際、管理人もカウチポテトポートフォリオというリスク資産半分、現金半分といった比率なので同じような感じです。

 

何だかんだでオールカントリーが強すぎるので改めてチャートを確認してみました。

 

オールカントリーVSバランスファンド

 

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青色:オールカントリー
ピンク:楽天バランス均等型
緑色:ニッセイ4資産均等型

上述しましたが持ってるリスク通りの感じですね。

バランスファンド対決では為替ヘッジで離れたり近づいたりです。

 

それにしてもオルカン強すぎですね。。半面、円高・株安になったときの覚悟もしておきましょう。(管理人は諦めて積立して忘れておく予定。)

ただ、永遠に上がり続ける相場は無いし、株式の平均リターンは超長期で6.7%と考えるとバランスファンドが輝くターンもきっと来るでしょう。

しかし、ここ数年相場が好調だったので含み益バリアもあり、意外とメンタル大丈夫だった人も多いのではないでしょうか。

 

たられば話ですし、買った時期がコロナ直前で大金突っ込んでたらこんな考えは出来ないので注意が必要です。

 

今思い出すとコロナショックで管理人が平気だったのは、過去に買っていた資産がほとんどマイナスにならなかったのが大きいのかも。

ガンガンお金は溶けてたけど、長い時間かかってもそのうち回復するやろ的な何かがあったと思います。

 

バイアンドホールドを改めて実感

管理人は無能なので個別株は触っていないんですけど、仮に何度もトレードしたとして、運以外の要素でオールカントリーをバイアンドホールドしたより上手く運用できないでしょう。

しかし2019年1月1日に買った投信ですが、

  • 純正オールカントリー:81.0%(先月80.6%)
  • 楽天バランス均等型:31.2%(先月30.4%)

と、かなり高リターンなんですよね。お気楽運用の楽天バランス均等型も年7%以上で回ってますし。。

 

よくあるパターンとして、瞬間的には爆益が出ていても、

  • 銘柄乗り換えをミスしたり
  • 分散している銘柄が足を引っ張ったり
  • 調整後すぐに資金投入できず上昇を逃したり
  • 税金や手数料を取られたり

といったことで、頑張ったのにオールカントリーどころか楽天バランス均等型にすら勝てないという結果に終わってそうです。

というか、実際に楽天バランス均等型に勝てない投資家さんも多いかも。。

 

ななし
ななし

雑談ですがアクティブ運用してるとS&P500ベンチマークは嫌になるほど強いです。味方にすると超心強いけど、敵にすると恐ろしい子。

 

実際にはオールカントリーだけでなく暴落時のキャッシュも必要

オールカントリーを持っているだけで約4年ちょいで80%というのは、インデックス投資の基本と凄さを思い出せてくれるに十分な数字です。

ただ、投資をしていると必ず大きな調整や大暴落と付き合う必要があります。損するタイミングだけ上手く逃げるとかはできませんので。というか、逃げることができても暴騰の瞬間に飛び乗るのは不可能。

これを忘れず、コツコツと買いながら、大きな調整や暴落がきたら余剰金で淡々と買い増しをする。そんな風に投資を続けていきたいですね。

新しいNISAがはじまれば成長枠240万円というのがあるので、暴落が来たら突っ込んで気絶でいこうと思っています。

 

この考えをコツコツやっていくなら難しい商品選びとかは何も考えず、オールカントリーと現金だけで十分なんではないでしょうか。。

おわりに|バランスファンドの逆襲、米国株以外が強い一ヶ月だった

海を進むヨット

管理人は新NISAの非課税枠をオルカンですべて埋めます。つみたてNISAではS&P500でしたが非課税無期限となったので方針転換がありました。

実際にオルカン保有してみると

バイアンドホールド最強

を感じる月でもありました。

過去にコロナショックがあっても4年経てばそこそこリターンが期待できるのが分かりやすくなってきました。あとはTPOIX、国内債券がそれぞれ1/4も入ってるニッセイ4資産均等型ってどうなの?と思ってましたが抜群の安定性だなぁ、とか。

 

今月は安定した一ヶ月でしたが、まだまだ油断できない市況が続きます。しかし暴落で逃げずに投資を続けた人が勝利したのは記憶に新しいです。

悲観しすぎずにコツコツと一緒に頑張りましょうね。

 

お読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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