信託報酬0.05775%のオルカンが爆誕します。
Twitterはお祭り状態。
爆誕したけどeMAXIS Slimどうするんやろ😂😂
✅Trasersオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
✅AWCI連動
✅信託報酬年率0.05775%(税込み)
✅4月26日設定eMAXIS Slimが追随したら新NISAはオルカン確定やけど、どうなるか楽しみw
まさかこんなぶっ飛んだ数字のが出てくるとは😅
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) April 10, 2023
ざっくり商品紹介と懸念点などを紹介していきます。
信託報酬0.05775%のオルカン!Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス爆誕(トレカン)
商品名:Trasersオール・カントリー・インデックス
商品名はTrasersオール・カントリー・インデックス。
ここ最近、配当貴族インデックスをはじめ、超低コストで名乗りを上げています。(配当貴族インデックスに至っては海外ETFや東証ETFよりも低コストです。)
安過ぎワロタw 信託報酬年率0.05775%(税込み)
すべてを吹き飛ばす信託報酬年率0.05775%(税込み)というコスト。安過ぎワロタというかヤバい。eMAXIS Slim経営陣、頭抱えてそう。
VTの経費率が0.07%なのでヤバさが一層輝きます。
委託会社、販売会社、受託会社それぞれの取り分は0.0175%と、もう勢いで決めた感じしかない。一蓮托生。これで負けたら諦める所存。
指数はAWCI連動(オール・カントリー・インデックス=オルカン)
連動指数はAWCIでして、いわゆるオール・カントリー・インデックス=オルカンです。
eMAXIS Slim全世界株式が最強すぎて、これがいわゆるオルカンと呼ばれてますが、tracersオルカンと呼ばれるのでしょうか。。
AWCIはMSCIの指数なので、後述しますが実際の信託報酬どうなの?という問題も出てきます。
ちなみにAWCI連動で出ている投資信託。
出典:日興AM、最低コストのインデックスFを設定へ=信託報酬を0.05%台に半減
Trasersオール・カントリー・インデックスの設定日は2023年4月26日
設定日は4月26日ということで、完全に新NISAで覇権を獲るために作られた商品。
満を持して引き下げをした「たわら全世界」の経営陣も頭抱えてそう。。
オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)は徹底対抗してくるか
Tracersオール・カントリー・インデックスに魅力を感じる人もいると思いますが、皆さん気になるのはeMAXIS Slimのオルカンが徹底対抗してくるかではないでしょうか。
管理人もこちらのほうが気になります。
理由はいくつかあって、
- 日興アセットマネジメントが30年後も戦ってくれているか
- もし運用が続かずに早期償還されたら面倒
- それなら30年後も大丈夫だろうと任せた三菱UFJ国際投信のほうが良い気がする(eMAXIS Slim全世界が完全追随できなくてもSlimで良いかな、とも。今のままででも十分低コストだし。)
という懸念もあります。
Twitterできしやんも呟いていましたね。
日興オルカンの驚異的な信託報酬の水準は顧客にとってありがたいが、ここまで超低コストで
①適切な(指数へのパッシブ)運用ができるのか?
②20年30年後に存続してられるのか?など、疑問と不安があります。
そしてslimオルカンは追従するのか?持続可能なファンドであってほしいですね。 pic.twitter.com/LDK3U7fyN9
— きしやん@コツコツ熊本 (@oyagakoniosieyo) April 10, 2023
興味ある方はリプ欄をどうぞ。
Trasersオール・カントリー・インデックスの弱点はMSCI指数・AWCIの商標使用料かも
いくら何でも安過ぎるやろ、商標手数料どうなってる?と思っていたらその他費用になる様子。
つまり0.05775%+商標手数料となる可能性があります。
河童さんのtweetなども参考になります。
Tracersのオールカントリーは、指数の商標使用料を、その他費用として計上するとあります。僕の理解では、スリムシリーズは計上しておらず、運用会社が得る信託報酬から捻出しています。
MSCI社の指数使用料は高いと言われており、これの扱いが違うままTracersに対抗するのは難しいかな。 pic.twitter.com/pTqh1x1Jv1
— 河童@インデックス投資🌻 (@KappaProject) April 10, 2023
S&P500などもS&P社に商標使用料を払っています。
参考までに下記はETFのMAXIS米国株式S&P500(東証:2558)が払っている使用料。
S&P500の商標を利用するのに最大0.05%かかります。
まぁ、ここらへんはS&Pと交渉になるのですが、SBI・VOOが出たとき、eMAXIS Slim米国株式はこの部分を交渉したとか。
今回はMSCI・AWCIなのでどれくらいの使用料がかかるのかはネット見てるだけでは分からなかったです。
なので、急いで乗り換えなくても、実質コスト見てからで良いのかも。
もしくはeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)が徹底対抗するとしたら、商標コスト込みで○○みたいな表現をするかなぁ、とも思いました。
インデックスのフィー(手数料)についてはカンさんの記事が面白いですね。
外部リンクインデックス・ファンドの難敵、それは指数使用料(ライセンスフィー)です
こんな部分まで競争になってくる時代になるとは思いもしませんでした。
日本のインデックス業界も凄いことになってきました。(商品によってはアメリカで買うより低コストな気がします。)
そろそろ長くなってきたので終わりにします。
Tracersシリーズは配当貴族インデックスをはじめ頑張っているので個人的には応援したいですね。(新NISAで使うかは別。)
おわりに|Tracers MSCIオール・カントリー・インデックスの信託報酬0.05775%は今後のインデックス業界を揺るがすかも
商標使用料のところでケチをつけるようなことを書きましたが、チマチマ0.00001%を刻みそうだったコスト競争に日興アセットマネジメントがとんでもない商品をぶち込んできました。
つい先日引き下げたオルカンのコストの半分というトンデモ商品です。
ひょっとするとTracersS&P500、Tracers全米株式、Tracers先進国株式なんていう商品が登場するかも知れませんし。
今後のTracersシリーズに期待しつつ、オルカンがどう対抗するのかも楽しんでいきましょう。
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