ネット記事を見ていたら超面白そうなネタがありました。
年金に不安はあるけど、実際に年金だけで暮らしていけるか実践している人の話を読んでみるのは勉強になると思います。
記事はこちらで、コラムニストの大江さんです。
外部リンク「老後2000万円問題」は単なる作り話にすぎない…お金のプロが”年金だけ”で暮らしてみた結果
2024年は大江さんの訃報もあり寂し過ぎます。。しかし、意思は残るので語り継ぎたいと思います。
では、一緒に見ていきましょう。
お金のプロが”年金だけ”で暮らしてみた結果
今回勉強になったポイントは以下の通り。
- 年金だけで夫婦2人暮らしをやっていけるか実験した結果
- 「老後」は不安だけれど、関心はない
- 介護費用の平均は580万円
それぞれ見ていきましょう。
年金だけで夫婦2人暮らしをやっていけるか実験した結果
大江さんは70歳まで年金繰り下げをしたので、月額23万円ほどになったようです。
ただ、会社経営をしており、会社からの給料設定を月24万円にして、それだけで生活をしたけど、赤字にもならず夫婦二人で生活できた様子。
個人的には十分過ぎると思う金額ですが、現役世代でこれ以上に使ってる人も多いでしょう。
そう考えると、ある程度裕福だった大江さんでも月24万円あれば十分な老後生活を過ごせるというのは参考になりました。
管理人は低収入かつ非正規期間もあり、ここまで年金の期待はできませんが、新NISA等の取り崩しを含めれば何とかなるかな、と。
株式は長期ではインフレに打ち勝ってきたことにも期待しています。まぁ、何とか夫婦二人で年金14万円+取り崩し10万円は現実的かな、と。(新NISAが運用で3600万円まで増えれば年120万円取り崩しても30年は持つ、という雑計算w)
また、年金自体が少なくても、働く期間を伸ばして、繰り下げをすれば貰える年金も増えますね。
これは管理人も考えており、つみたてNISA+今までの資産を取り崩しつつ、副業などをしながら70歳から国民年金を貰うとかできたらなぁ、とか。
70歳を超えたら年金と新NISAを取り崩して生きていく、という感じ。
嫌じゃない仕事を自分でつくりながら、足りない分は今までの資産を取り崩す。なかなか良い60代な気がしますがどうでしょう。
問題はコレで月24万円くらいいけるかどうかですが、ヤバそうなら妻も少し働くとか、案外どうにでもなるんじゃないかとも思います。
他にも参考になったことなど。
「老後」は不安だけれど、関心はない
管理人は過度に老後を不安視していません。
それは必要な金額はどうにかなるだろう、と計算しているから。
ただ、ここを計算せずに不安な気持ちだけ持っているとしんどいだろうな、と思います。(そしてインデックス投資をしている人はここをしっかり計算して、自分事として老後を考えてるから、人生楽になった人が多いだろうな、とも。)
大江さんの経験でも全然老後に必要なお金や年金の試算をしていない人が多いようです。
ちょっと長いのですが記事より引用です。
私は年間100回以上も各地で講演をしていますが、そのうちの約半分ぐらいが、「老後のお金」がテーマの講演です。参加者の多くは50代ぐらいの方々ですが、私はよく参加者の人に質問をします。
「みなさん、老後は不安ですか? そう思う方は手を挙げてください」と言うと、ほとんどの人が手を挙げます。
ところが、次に「では、みなさん、自分が受け取れる年金額を知っていますか?」、そして「毎月の支出をきちんと家計簿につけていますか?」と聞くと、ほとんどの人が逆に手を挙げないのです。
でもこれは非常に不思議な現象です。なぜなら、老後が不安だというからには、実際の収入と支出がはっきりとわかっているから不安になると考えるのが自然だからです。
たとえば、「年金はこれだけしかない。自分の貯蓄はこれだけ。そして生活費がこれぐらいかかる。トータルで考えるとこれぐらい不足する。このままではいけない、どうしよう!」と考えるから、不安になるはずです。
ところが実際には、年金の額も生活費も把握していないというのですから、これでは不安も何もあったものではないはずです。
「あ、なるほど、みなさん、老後は不安ではあるけれど、関心はないんですね」と少し皮肉っぽく言うと、みなさん苦笑いされます。つまり、自分についての実態はよくわかっていないのだけれど、何となく、老後不安という「物語」に不安を感じているのです。
※太字・装飾は管理人がしました。
皆さん、不安はあるけど無関心なんですね。
なので大江さんは老後不安をナラティブ(物語)と記事のなかで書いていました。
管理人も同じように感じます。
不安があるなら計算して、自分はどうするかを決めれば心が楽になるので。
不安に感じまくった結果、投資を始めてインデックスに辿り着き、15年ほど続けたあたりからお金の心配は減ってきました。
関連記事最近、あまりお金に興味が無くなってきた【たぶん幻想】
ちなみに老後一歩手前くらいの人は不安ばかりですが、自分が老人になった人たちは全く不安ではないようです。
こちらも参考になったので引用にて。
一方、すでに60代、70代になって、年金で生活している人は、「老後が安心だ」とは決して言いません。
そうでなくても年金受給世代は、若い人から「逃げ切り世代」などといういわれのない批判を受けていますから、「年金もらってありがたい。楽しい老後だ」などということは、思っていてもあまり言えないのです。
ですから、常に「老後不安」を顔に出して、ひっそりと暮らしているという人が多いと思います。
たしかに楽しい老後だと言ってる人はいませんが、全国旅行支援でも恩恵を受けたのは高齢者ばかりという感じでしたし、さもありなん。。
外部リンク【解説】「全国旅行支援」継続 “利用者の多くは高齢者”調査も 恩恵は“余裕ある”層だけでなく…
最後にもう一つ参考になったことを。
私が未体験な部分の介護です。
介護費用の平均は580万円
年金では生きていけないことも不安の一つですが、もう一つは介護が大きいでしょう。
管理人も祖母の介護でメンタルやばかったので、なるべくお金で解決したい気持ちもあります。ただ、今後はここらへんも高額になっていきそうな気もしますが。。
とはいえ、記事では介護金額の目安も出ていました。
また、80代前半までに要介護になっている人は4人に1人ということも数字ベースで知っておくと、備える参考になると思いました。
男性の平均寿命は85歳と考えていると、実際に介護状態になったあと生きるのは数年で、心配しているほど介護への不安は減るのかも。
こちら要支援介護認定者の年齢別割合。
とはいえ、長生きしちゃったリスクも考えると、まだまだ不安もあります。
では介護に要する期間はどれくらいでしょうか。
平均では61.1ヶ月(約5年)のようです。
中央値はもう少し下がるかも。
介護に要した費用など。
月平均8.3万円なので年間100万円。
大江さんは600万円を見積もっておけば良いのでは、と記事で書かれていました。
こういった数字ベースで用意するお金をもっと国が出せば老後不安も減ると思うのですが、不安を煽ることばかりですね。。
もちろん最頻値ではないので人によりますが、下記の引用は心に残りました。
もちろん介護期間も金額もあくまでも“平均”であって、最頻値ではありませんから、人によって状況はさまざまでしょう。
でも男性でいえば、平均寿命が81.47歳だということを考えれば、80代前半での要介護比率が26.4%という数字を見る限り、多くの人は実際には介護されることなく亡くなる可能性の方が高いだろうと思います。
もちろん若い人は寿命も延びていきますし、状況は人それぞれですが、管理人は上記に近い考えで良いかな、と思いました。
足りなさそう、もっと長生きしそうと思うなら、足りない分をどう用意するかを考えれば不安も減りますね。
ちょっと記事タイトルとズレ過ぎたのでそろそろ終わります。
大江さんの記事は参考になることが多いと思いますので、もし良かったらこちらも是非お読みください。
外部リンク「老後2000万円問題」は単なる作り話にすぎない…お金のプロが”年金だけ”で暮らしてみた結果
老後はたしかに不安です。
いつまで生きるか分からないし、少子高齢化で社会保障もどんどん悪くなるでしょう。
しかし不安な気持ちだけを持っているだけではしんどくなるばかりです。
私たちには投資という手段も、それを育てる時間もあります。
なので、過度に不安になり過ぎず、ざっくり計算をしながら、足りない年金額を投資でコツコツ積み上げていきましょう。
そしてお互いハッピーな人生を過ごしましょう!
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