山崎先生が新NISAの攻略法をズバリ書いていたので記事にてシェアします。すでに読んだ人も多いかもですが、管理人はぐうの音も出ず、同意しかありませんでした。
せっかくなので個人的に思ったことや、参考になったりしたことを記事にしようかな、と。
記事はこちら。
外部リンク新NISAの論理的に正しい唯一の活用法
切れ味鋭すぎるので苦手な人がいるかもですが超良記事です。(新NISAをビジネスにしたい大人の事情もあるだろうから、敢えて上記のようなタイトルにした、とも。)
では一緒に見ていきましょう。
【山崎元】新NISAの論理的に正しい唯一の活用法
原則は2つ|新NISAは大きく使う、ベストな商品のみに投資する
新NISAの原則は大きく2つだけです。
- 大きく使う
- ベストな商品のみに投資する
新NISAは1800万円という比較的大きな枠があるので、株式が右肩上がりと想定して投資しているなら、なるべく早めに埋めていくことが「最適」です。
そして使うのは全世界株式で良いと言ってます。
それぞれ見ていきましょう。
大きく使う
最速で年360万円×5年を埋めるのが最適ですが現実的にコレを出来るのは一部の人だけでしょう。記事中では特定口座で積み上げてきたリスク資産を移し替えることも推奨されていました。
新NISAは投資ツールというよりお金の置き場として考えるのが良くて、もちろん年360万円でなくても、若いサラリーマンなら月60万円×30年計画とかでも大丈夫です。(月3万円+ボーナス各12万が庶民の限界かな、とも。)
乗り換えたほうが良いのは、
年5%、複利で成長するストック
支払う税金も年5%複利で増えていく
からです。
詳しくは関連記事をお読みください。
関連記事【新NISA】300%リターンの銘柄も非課税枠に乗り換えて良いんですか?【特定口座の悩み】
記事を読んでいて参考になったので新NISAのお得度でした。特定口座に比べて年1%くらいメリットあり、というのはなるほどなぁ、と。
尚、NISA口座の中に運用資産があることのメリットの大きさだが、大まかには「年率1%の利回りに近いメリット」と考えておくといいだろう。
NISA口座の中で投資する対象の期待リターンを年率5%とやや控え目に見積もって、「5%の収益に掛かる税金約2割が免除されるからメリットは1%」と考える程度の概算だ。
無リスクで運用できる利回りやリスクプレミアム(リスクを取ることによって得られると期待される追加的な利回り。株式の場合年率5〜6%と考える研究者・実務家が多い)は時によって変化するので、メリットの大きさも変わるはずだが、「大まかに年率1%」と考えておくといいと思う。
株式リターンが5%として、税金払うと4%に落ちちゃうので1%は大きいですよね。
あと、地味に信託報酬も大切。
隠れコスト込みで0.2%だとしても、含み益に課税をされると年5%の株式リターンが実質3.8%程度になってしまいます。
こう考えると、新NISAは有利なお金の置き場となってきますね。
60歳から70歳くらいまで取り崩すためにS&P500積立をしてるけど、実際には大して豊かな生活にならないかも。妻の新NISA口座借りようか真剣に悩む。。
ベストな商品のみに投資する
投資商品については全世界株式インデックスファンドとありました。
まぁオルカンで良いでしょう。
これ以上に超長期に対して「最適」と呼べる商品は今のところ無いし、出てきたとしても劇的にリターンが変わることはないですし。
S&P500はどうなん?と思う人もいるかもですが、悪くはないですが、老後の取り崩しまで考えると長い人で50~80年くらいの投資期間になります。(20歳で投資を始めた人が100歳まで使い切ると80年に。。長期投資すごい。。)
50~80年をアメリカ一国に賭けるのは管理人並みの愚鈍さが必要かも知れません。
ただ、山崎先生はオルカンがおすすめだけど、いくつかのインデックスファンドを組み合わせるのも悪くない、とも書いています。
そういえばオルカン出るまではTOPIX40%、先進国株式60%とかでリバランスを推奨してました。
ただ、オルカン一本と比べて、圧倒的優位というワケでは無く、それよりはリバランス不要で管理がシンプルなことをメリットとしています。
「ベストな対象」を「複数のインデックスファンドの組み合わせ」と解釈して投資することも現実に悪くはないし、仮定の置き方によってはもっともらしいポートフォリオができる。仮に、筆者が自分の資産を投資する場合、3つか4つのインデックスファンドを組み合わせたくなるかも知れないとも思うのだが、仮にそうするとしても、それは「趣味としてそうする」のであり、その状態と「全世界株式のインデックスファンド1本との優劣は分からない」のが現実だ。
では、ポートフォリオとしての優劣がはっきり分からないことを前提とすると、この場合、投資対象を1本に絞るとリバランスの配慮が不要になるなど、管理がシンプルになることのメリットが大きいことに気づく。
つまり、筆者のような趣味に逸脱しかねない投資家も、理屈を考え、メリット・デメリットを比較すると、全世界株式のインデックスファンド1本に絞る方が賢いということに気がつきそうだ。自分のお金を運用する場合があれば、やはり筆者もそう考えることにする。
管理人も自分が亡くなったあと妻が相続するだろうし、ということで新NISAはオルカンで埋める予定です。
まとめ|新NISAは(1)できるだけ早くNISA口座に資産を集めて、(2)全世界株式のインデックスファンド1本で運用すればいい
まとめるとこうなりますね。
新NISAは、(1)できるだけ早くNISA口座に資産を集めて、(2)全世界株式のインデックスファンド1本で運用すればいい。なすべきことは、それだけだ。
投資できる資金の額と、その中でリスク資産に振り向けられる金額は個人差があるかも知れないが、「リスク資産に投資する部分」の扱いについては、本稿の前提条件の下に、この方法のみが正解だ。
大きな前提条件は、(A)株式市場に投資する適切なタイミングを選ぶことはできないが期待値としては株式投資が有利だと考えていることと、(B)良い銘柄やファンドなどをライバルよりも上手く選べない時にはライバルの平均を持つのが有利だと分かっていることの2つだが、タイミングを選ばずに有利な場所で、平均値にフルインベストしてじっとしている以上に合理的な投資方法はない。
スッキリしぎて投資アドバイザーとか仕事無くなっちゃいます。。(投資ブログとかは他の人のお金気になるからあまり関係ないと思うので当サイトは好きに続けますw)
あと、重要な部分ですが、投資できる資金と、振り分けられるリスク資産に個人差がある、と書いている点ですかね。
最後にアクティブファンドについて。
ビジネスで手数料を稼ぎたい金融業界の「大人」たちは、「成長投資枠」という言葉を使ってくる
新NISAは積立枠が年120万円、成長投資枠が年240万円あります。
これを狙って金融業界がコア・サテライト戦略で売りたいアクティブファンドなどを売ってくることを予想していました。
というか、確実にやってくるでしょう。(金融業界の思惑とプッシュもあって計1800万円の枠になった恩恵もありそうですが。)
山崎先生はこれを大人の事情とバッサリ切り捨てています。
「コア・サテライト運用」は、それ自体が論理矛盾を形にした恥ずかしい実例なのだ。
プロがやっているからといって、個人投資家は真似しない方がいい。プロにはプロなりの「大人の事情」があるのだ。個人投資家は大らかに嗤ってやって欲しい。
お金の置き場所として使うなら全部コアで良いでしょう。
というか、管理人もサテライトする余裕ありませんし。。強いて言えばS&P500積立がサテライトという感じでしょうか。
ただ、無駄に高いアクティブファンドを買うのはどうかと思いますが、新NISAを使って高配当戦略をしたり、一部を米国ハイテク株などに投資するのは良いとも思っています。
ここらへんは個人の好みもありますし、余程のミスをしない限り、とくにETFや投資信託なら倒産でゼロになるということもなく、まったく貯金していないより余程マシな老後を過ごせます。
長くなってきたのでそろそろ終わります。
おわりに|新NISAの論理的に正しい唯一の活用法は大きく使い、オルカンを買うこと
長々となりましたが、新NISAの使い方については
- 大きく使う(なるべく早く埋める)
- 買うのは全世界株式インデックスで良い
ということでした。
1800万円というとなかなか大変な金額ですが、コツコツ投資をしながら埋めていく、で良いんじゃないでしょうか。
管理人は転職くり返したり、低収入なので退職金や年金が期待できませんが、普通の人だとそれなりに年金など期待できそうです。
そこに新NISAで運用したものを取り崩していけば、そこそこ豊かな老後が送れるんじゃないかな、と。
せっかくの良い制度。お互いうまく使いながらが資産形成していきましょうね。
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山崎先生の記事はこちら。
外部リンク新NISAの論理的に正しい唯一の活用法
投資ブロガーだとなまずん、水瀬さんが取り上げてましたね。
いろんな人の考え方は参考になるので良ければ是非どうぞ。
外部リンク新しいNISAの使い方の“正解”は……
外部リンク山崎元氏による「新NISAの論理的に正しい唯一の活用法」と守るべき投資の大原則
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