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【爆誕】eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックス【詳しく紹介】

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eMAXISシリーズ(Slimじゃないほう)から新しい投資信託が登場します。高配当かつクオリティ重視の良さげな商品です。

知ったのはいつもお世話になっているみらいさんのtweet。

商品詳細が気になる人は分かりやすいインスタ投稿もあるので、こちらも是非どうぞ。

外部リンクeMAXISシリーズから新商品出ます(Instagram)

 

しかしバリュー優位のこのタイミングで出たということは天井警戒して良いかも知れません。。

とはいえ、せっかくなので商品特性を見ていきましょう。

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【爆誕】eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックス

まずは商品スペックから。

商品名 eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックス
連動対象 S&P500クオリティ高配当指数
信託報酬 0.33%以内
設定日 2023年1月12日
販売手数料 無料
信託財産留保額 なし
販売会社 SBI証券、楽天証券、マネックス証券

Slimシリーズではないので信託報酬が0.33%と高い感じがしますが、十分に低コストと思います。

ちょっと前に出たTracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)が異次元過ぎる信託報酬なだけです。(ちなみに0.1155%)

関連記事【詳しく解説】Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)は信託報酬0.1155%の超絶低コスト高配当投信

 

さて気になるのはS&P500クオリティ高配当指数とはなんぞや、ということ。

 

S&P500クオリティ高配当指数とは

S&P500クオリティ高配当指数はクオリティ・スコア及び配当利回りに基づき、S&P500の中で上位 200位以内にランク付けされる銘柄を選択します。

これらの銘柄を順位に関係なく組み入れるアプローチにより、クオリティ及び配当利回りの両方に対して幅広くかつバランスの取る戦略。

VYMのような時価総額加重平均でもなく、SPYDのような均等型でも無し。(配当貴族も均等型)

イメージとしてはHDVに近いかも知れませんね。

構成銘柄は均等に加重され、年 2 回リバランスされます。

 

画像の方がイメージしやすいです。

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上とここからの画像の出典はS&PのPDFより。

高配当・高クオリティ銘柄に注目し、安定したインカム収入を確保することが、魅力的な投資ソリューションとなる場合があります。

一番注目したいのは高配当というより、景気サイクルの移り変わり(2022年に体験したばかりですね)による下落をマイルドにすること。

株価は暴騰期よりも暴落をどう逃れるかが重要と思います。超長期で見るとボラティリティで削られる面は非常に多いので。管理人はリスクはリターンを蝕むという言い方を良くします。

 

実際にバックテストを見てみましょう。

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水色:高配当クオリティ

青色:S&P500

橙色:低クオリティ?

ちょっと古いのでコロナショックが含まれてませんが、S&P500をアウトパフォームしていますね。

リーマンショックはさすがに落ち込み大きいもののITバブル崩壊でダメージ受けてないのが大きいです。

ただ注意点として、ITバブル崩壊でダメージを受けたのはハイテク中心でバリュー優位なターンでもありました。

また、その後もS&P500をアウトパフォームしているのはシーゲル教授のいう配当は上昇相場のアクセルかと思います。景気低迷期に高配当再投資で安く仕込んだ株が暴騰相場でアホほど上がる、というアレです。

今後も通用するかは割り引いて見ておくと良いかも。

 

クオリティはどう決めるのかというとこんな感じ。

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ここらへん、HDVっぽい感じですね。

 

SPYDとS&P500高配当クオリティインデックスのセクター構成比較(ウエイトの違い)

面白いことにSPYDとの比較がありました。

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水色:SPYD

青色:S&P500高配当クオリティ

ぱっと見、水色のSPYDのほうが尖ってますね。

一番分かりすいのは不動産比率でしょうか。SPYDの欠点としてはコロナショックで体験した人も多いと思うんですが下り最速なこと。けっこう金融危機に弱いです。

じっくり持つことで旨みが出てくるスルメみたいな商品かも。

 

eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックスの弱気市場及び強気市場のパフォーマンス

上述しましたがeMAXIS S&P500高配当クオリティインデックスは弱気相場のあとの強気相場で真価を発揮します。

シーゲル教授の名言を引用紹介しておきます。

「下落相場のプロテクター、上昇相場のアクセル」

引用:株式投資の未来

高配当クオリティはこれを実践してるのかな、と。

 

これまたSPYDとの比較もありました。(ライバル意識?)

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水色:S&P500

青色:SPYD

橙色:S&P500高配当クオリティ

同じPDFなので色は統一して欲しいものの意味は通じるから良しとしましょうか。

ハイライトはリーマンショックでしょう。SPYDの欠点である金融危機の弱さが分かりやすいですね。S&P500高配当クオリティインデックスもそこそこ被弾してますがSPYDよりはマシという感じ。クオリティの差ですかね。(SPYDは単純に高配当均等型。)

その後は配当は上昇相場のアクセルが分かりやすい展開に。

 

eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックスとTracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)どっちを持つ?

eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックス、非常に魅力的ではありますが、最近登場したTracers S&P500配当貴族インデックスと悩む人も多いかな、とか。

管理人はすでに配当貴族投信を子供のジュニアNISAで10万円分プレゼントしたのと、旅行積立をしているのでこのままでいこうと思います。

 

何だかんだで信託報酬が0.2%の差があります。クオリティの差がリターンで出るかは不確実ですが、信託報酬の差は確実に取れるので。

20年、30年といった超長期での0.2%は複利でそこそこ効いてくる予感。

Slimで出てたら迷って半々にしてたかもw

まぁ似たような系統でHDVを持ってるのでこちらで満足しておきます。(これはこれでブラックロックの至宝だと思ってます。)

 

Twitterを見ていると他にも面白い意見があったので、こちらをご紹介して終わります。

 

楽天VIG、SBI・VIG、eMAXIS Slim連続増配を希望

つみたて次郎さんのtweet。

単純にVIG連動の投資信託を望む声もありますね。

意外と出たら人気出そうなんですが。。

管理人は好みとしては高配当クオリティやら配当貴族です。

 

ただ、高配当系が輝くのは低迷期での下落耐性、そのあとの高配当再投資により上昇相場のアクセルで爆上げしていくのは忘れずにおきたいですね。

結局は暴落を受けて生き残らないと恩恵を貰えません。たぶん普通にしてたらS&P500やNASDAQのほうが魅力的に見える時期が多いはず。

 

おわりに|eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックスは暴落とその後の「配当は上昇相場のアクセル」の恩恵を受ける投資信託

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商品名 eMAXIS S&P500高配当クオリティインデックス
連動対象 S&P500クオリティ高配当指数
信託報酬 0.33%以内
設定日 2023年1月12日
販売手数料 無料
信託財産留保額 なし
販売会社 SBI証券、楽天証券、マネックス証券

Slimシリーズじゃないのが残念ですが、非常に面白い商品を投入してくれました。

しばらく相場が低迷するかもだし、こういった商品を比較として持っておくと楽しめそうな感じはしますね。

 

今日はeMAXIS S&P500高配当クオリティインデックスの商品紹介でした。

 

お読み頂きありがとうございました。

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関連記事です。

【詳しく解説】Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)は信託報酬0.1155%の超絶低コスト高配当投信

ライバル?ともいえる配当貴族インデックスです。

こちらは異次元の信託報酬になっているので悩ましいところですね。

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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