ネットを見ていると面白い記事がありました。
先日、つみたて投資の終わり方を出版したカンさんの記事です。
外部リンク『全世界株式インデックス(除くアメリカ)』で日本は組入れ1位。でも上位10銘柄に入っているのはトヨタだけ
タイトルからして複雑な気持ちになりますw
そういえば米国を除いた株式指数があるのですが、時価総額比率だと日本が二番手になるんですね。
ちょっとカンタンに指数のおさらいと現状確認をしていきましょう。
米国株を除いた全世界だと日本が1位という意外な事実
個人的にeMAXIS Slimシリーズで出して欲しい商品の一つとして、全世界株式(除く米国)があります。
理由としては米国株との分散ですね。
ここ数年は米国株人気(10年前は不人気でした)が続いたので、コア資産が米国株ばかりという人も多いと思います。
もちろん管理人も同じ。
今のところ海外ETFを使えば一撃解決ができます。
- VXUS(FTSE Global All Cap ex US Index)
- VEU(FTSEオールワールド (除く米国)インデックス)
あたりが有名どころ。
VXUSはVTの米国抜き、VEUはオルカンの米国抜きと思っておけば大丈夫です。経費率はVXUS(0.07%)、VEU(0.08%)です。
指数のおさらいは終わって本題。
皆様、VTやオルカンなどで良く知っている通り、世界株式の時価総額1位は米国が圧倒的なんですが、二番手は日本なんですよね。
画像はオルカンの比率で代用。
二番手と言っても規模は米国の1/10くらいになってますが。。
除く米国で見るとこんな感じ。画像はカンさんの記事より。
先進国ではイギリスを押さえトップ。
GDPでは抜かれちゃいましたが株式時価総額だとまだまだ中国よりも大きいんですね。
個人的には意外とカナダが大きくて驚きました。(失礼)
カンさんの指摘で面白かったのが全世界株式での日本の立ち位置が変わっているということ。
米国株を除いてトップなのに、上位10銘柄に入っているのがトヨタだけとなっています。
イメージとしては米国株が圧倒的で、あとは世界的有名企業がランクインという感じでしょうか。日本だとトヨタが何とかランクイン。
上位銘柄はこちら。
スマホだと見にくくてスミマセン。
テクノロジーで上位に入った先進国がオランダのみ、というのも寂しいですね。韓国はFTSEかMSCIのどちらが先進国にしていたからギリギリSamsungもカウントして良いかも。
ハイテクの伸びを考えるならVTIとVWOみたいな分散で良い気もします。
さて、上記を見て日本はオワコンかというとそんなことはありません。
上位銘柄に入れたのはトヨタだけですが、FTSE Global All Cap ex US Indexの採用銘柄7,843のうち日本企業は1,395社もある、とのこと。
点で見ると世界戦では厳しいものの、面で見ると依然存在感がありますね。(とはいうものの、ちょっと前までは全世界のうち日本株は9~10%あったのが今は5%に減っている現実もあります。)
点というかエース企業がここ30年くらいでどう変わったかは、以前の記事で紹介したハルさん作成の画像が分かりやすいかと。
1989年の株式世界時価総額トップ50
↓
2022年の株式世界時価総額トップ50
世界は刻一刻と変わっていくので、時価総額で自動調整してくれるオルカンは一番楽ですね。
私が資産を取り崩すであろう30年後とかどうなっているか分かりませんし。
ついでに米国株、全世界株式、除く米国全世界を比較したチャートも載せておきます。
- 緑:VTI
- 紫:VT
- 水色:VXUS
ここ10年では米国を入れる入れないでパフォーマンスにとんでもない差が出ています。
さて、次の10年はどうなるんでしょうか。米国を入れたら水色だったみたいな未来はやめて欲しい。。
今日は短いのですがこのへんで。
そういえば私の資産のうち米国株比率はどれくらいだろう?と思ったので、明日はここらへんを調べたいと思います。
お読み頂きありがとうございました。
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