すっかり忘れていたSOMPO123という超低コストアクティブファンドの上半期運用状況報告書が出たようです。
結果としてはまずます、といった感じ。
知ったのは水瀬さんとNightwalkerさんの記事。
まずは水瀬さんの記事。
外部リンク今度こそ“低コストなアクティブファンド”がインデックスを上回る?
そしてNightwalkerさんの記事。
外部リンクSOMPO123 先進国株式 2022上期は参考指数をアウトパフォーム
結論としてはアクティブファンドがインデックスを上回っているようです。
あと、SOMPO123の運用報告。
外部リンク2022年上期の運用状況(PDF)
では、ほぼインデックスなチャレンジアクティブファンドの状況などを見ていきましょう。
低コストなアクティブファンドならインデックスファンドを超えられるか
SOMPO123の魅力は超低コストな信託報酬です。
信託報酬が年0.077%で、投資銘柄数は123銘柄。
そして独自判断(アクティブ)で投資をすることで、MSCIやS&Pなどに指数を使うフィー(手数料)がかかならい分、コストを下げている仕組み。
分散されたポートフォリオはそれなりに指数に近づきます。
出典:ウォール街のランダムウォーカー
管理人も昔、単元未満株(S株やワン株などと言われ1株から購入できる制度)で日本株を100銘柄以上保有していましたが、実際には日経225とTOPIXの中間みたいな値動きでした。
なので、何となくベンチマークのMSCIコクサイインデックスに近いだろうなぁ、と感じています。
実際のところ上半期ベースでは指数をアウトパフォームした様子。
ベンチマーク指数▲4.55%に対して、SOMPO123は▲2.34%ということで+2.21%をアウトパフォームとなりました。
数字がマイナスなのは仕方ないですね。銘柄はかなりMSCIコクサイに類似するので。
またSOMPO123の懸念点として、水瀬さんのブログ記事を引用します。
123銘柄という相対的に少ない銘柄数に絞り込む過程で、企業の格付け情報を足切りに使っていることに懸念を表明しました。
よく言われることですが、財務がピカピカの優良企業の株価はなかなか動かないのに対して、ものすごいダメ企業が少しマシなダメ企業に改善した時、株価は大きく跳ね上がることがあります。
格付けでダメ企業を足切りすることで、このような株価上昇をも切ってしまうことになり、結局、市場平均に負けてしまうのではないかという懸念です。
このファンド、やはりアクティブなので銘柄選定をしています。企業格付けに基づいてるようですが、有名どころだとテスラが入っていない、など。
SOMPO123の組み入れ銘柄。
上位10社にカナダ株が入ってるんですね。
ベンチマークに良さそうなeMAXIS Slim先進国株式の組み入れ銘柄。
大枠は似てるけど、中身はちょっと違う。
信託報酬も安く、中身も先進国株式に近いので、似たような実績になるんじゃないかな、と思ってますがどうでしょうか。
今後も興味深くみていきたいと思います。
ちなみに個人的に買うかどうかですが、結論としては買いません。理由は指数に負けたら悔しいし、買ってもそこまで大勝ちしないだろうからです。
素直にeMAXIS Slim先進国株式で良いかな、と。
ただ、米国配当貴族指数などをベンチマークにしたSOMPO配当王とかが信託報酬0.077%とかで出たら応援で買っちゃうかも。
ちょっと話が飛んじゃいましたね。
今日は短いですが、低コストなアクティブファンドならインデックスファンドを超えられるか、というお話でした。
これからも低コストかつ硬派なアクティブファンドとして頑張って欲しいです。
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