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簡易版パーマネントポートフォリオが珍しく低迷している

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以前、記事にて好評だった簡易版パーマネントポートフォリオが歴代史上最大のマイナスになっています。

これは逆張り派の管理人としてはインするタイミングかと思い自分用備忘録として記事に。

 

簡易版パーマネントポートフォリオとは何ぞや、という方もいるでしょうから詳しくは画像と関連記事にて。

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引用:暴落に強いパーマネントポートフォリオ(インスタ)

資産形成1年生で有名な亮平さんがやってる投資法です。下落率が低いわりに意外とリターンが高いという有能ポートフォリオだったりします。

 

詳細はこちら。

関連記事【鉄壁】簡易版パーマネントポートフォリオが想像以上に凄かった件

※リンクは新しいタブで開きます

 

最近はインフレ、利上げということで、株式、ゴールド、長期債ともに芳しくありません。

はて、今はどんな感じなんだろうと調べたら思いのほかダメージを受けていました。

さくさく結論から。

年度 簡易版 VTI GAP
2004 0.70% 3.00% -2.30%
2005 10.80% 6.30% 4.50%
2006 13.20% 15.70% -2.50%
2007 16.10% 5.40% 10.70%
2008 -0.10% -37.00% 36.80%
2009 8.20% 28.90% -20.70%
2010 21.20% 17.40% 3.80%
2011 13.40% 1.00% 12.50%
2012 7.50% 16.50% -9.00%
2013 -10.90% 33.50% -44.30%
2014 10.30% 12.50% -2.30%
2015 -4.30% 0.40% -4.70%
2016 7.60% 12.80% -5.20%
2017 14.80% 21.20% -6.40%
2018 -3.10% -5.20% 2.10%
2019 21.70% 30.70% -9.00%
2020 21.50% 21.00% 0.50%
2021 7.80% 25.70% -17.90%
2022 -16.10% -19.70% 3.60%

まだ今年は終わっていないけど、2013年以来の大きなマイナス。

というか、ゴールドと長期債を入れてるのにVTIに勝ったり負けたりしつつも、最大損失は2013年の▲10.9%というのがスゴイと思っています。

2022年はVTIに買っているものの▲16.1%は遡れるデータ上では最大マイナスです。

 

ただし、まだまだ損失が伸びる可能性はもちろんアリ。

今度は年度ごとの最大下落を見てみましょう。

年度 簡易版最大損失率 VTI最大損失
2004 -1.20% -1.20%
2005 -3.30% -7.00%
2006 -10.70% -8.50%
2007 -4.50% -10.10%
2008 -21.50% -48.00%
2009 -8.30% -27.40%
2010 -4.90% -16.20%
2011 -8.10% -20.30%
2012 -7.20% -10.10%
2013 -15.00% -5.70%
2014 -4.10% -7.60%
2015 -9.40% -12.10%
2016 -9.70% -11.30%
2017 -2.80% -2.70%
2018 -8.70% -20.00%
2019 -2.70% -6.80%
2020 -15.40% -35.00%
2021 -6.60% -5.20%
2022 -16.90% -24.40%

世界的に株高で経済が回復しだした2013年は金利も上がっていたんですかね。株式(VTI)にボロ負けかつマイナスも二桁%

ただ、二桁マイナスは珍しいことでは無い感じ。

今のところコロナショック以上、リーマンショック未満といったところでしょうか。VTIの最大損失率を見ると、まだまだ総悲観ではなさそう。

株式はともかくゴールドとか長期債は何となく欲しいなぁ、となっています。(値ごろ感で買っていつも失敗するんですけどw)

とりあえずVTI、GLD、TLT(長期債ETF)の長期&直近チャートを見てみましょうか。

VTIが出来て以降の長期チャート。

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長期債とはいえ、TLTはやはり債券なんだなぁ、と。

反対にGLDはVTIよりも値動き荒く、安定資産とは思えないレベル。10年以上かけた長大なカップウィズハンドルを形成してる感じで笑えます。

2013年に簡易版パーマネントポートフォリオがボロ負けしてるのはGLDのせいだったんですね。

カップウィズハンドル(Cup with handle)はテクニカルパターンで、ティーカップの持ち手のようなチャートになっていることからそう呼ばれています。

 

直近1年チャート。

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GLDはインフレ耐性も強いものの、それでも下げてますね。VTIも厳しいし、TLT(長期債)は▲22.08%と株式よりもダメージ大きい。

VTIではないけど、PayPay証券でQQQとGLDを持っているので、TLTだけ買ってなんちゃてパーマネントポートフォリオを作ろうかな、とか。

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GLDとQQQは良い感じでバランス取ってます。

 

こういった欲望で動くと失敗しやすいので、大人しくS&P500かオルカンを買って気絶で良い気もしますけどね。

株式もそこそこ下がっているので買いやすいレベルになってます。20年、30年で見れば今後10年はどこで買ってても買い場かも知れませんし。

ただ、管理人は下がりまくってる長期債はちょっと買うかもです。

 

買った場合、進捗含めまた記事にしたいとおもいます。

今日はパーマネントポートフォリオが珍しく低迷している、というお話でした。

 

お読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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