アルゼンチンのインフレが想像以上にヤバいようです。
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記事によると昨年同時期に比べて64%の上昇。。
これは庶民の生活にとって大ダメージで、抗議デモが起こっているようです。
アルゼンチンと言えば肥沃な土地を持ち、高い食料自給率を誇っていましたが、それでも食料品のインフレに苦しんでいる様子。
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こう思うと、まだまだ日本は恵まれているほうなのかも知れませんね。
ちょっと思ったことは、アルゼンチンの個人投資家ってどうしてるんだろう、ということでした。
投資で資産増えても購買力ベースで見ると前年比64%のインフレはダメージが大きすぎます。
調べてみたところ、こっちもヤバいことになっていました。
どうやら仮想通貨で資産防衛をしているようです。暴落が続いているけどおかまいなしの状況。
自国の通貨安に対してドルを持つというのも制限されているのが大きいようですが。
ちょっと長いですがロイターからの引用。
アルゼンチンは通貨ペソが今年に入って対ドルで14%も下落し、信認が傷ついたことが仮想通貨普及の引き金になった。個人が購入できる米ドルに月200ドル(約2万5600円)の上限を設ける資本規制も仮想通貨の利用促進に拍車をかけている。
4月の年間インフレ率は58%に上昇し、年内に70%に達する可能性がある。テラUSDやテザーなどステーブルコイン(法定通貨の価値に連動する仮想通貨)の価格が下落し、ビットコインが1年4カ月ぶりの安値を付けるなど、仮想通貨はこのところ大きく値を下げているが、それでも魅力的なのはこの高いインフレ率が原因だ。
ブエノスアイレス州のIT専門家、ビクトール・レブレロさん(44)は、月200ドルの上限までペソをドルと交換した後は、余裕資金を毎月ステーブルコインとビットコインで貯蓄している。ペソ建ての定期預金はしていない。
「基本的にその方が失うものが少ないから」とレブレロさん。「アルゼンチンのインフレ率は60%から70%だけど、定期預金の金利は30%から35%だから追いつかない」
これらを見て、何となく思ったのが日本の将来ってけっこうマズくないか、ということ。
もともとアルゼンチンは1900年初頭まで先進国でした。工業化に乗り遅れてしまい、先進国から新興国へ落ちた唯一の国とも言われています。
日本は工業化のおかげで先進国入りしたものの、今の状況を見るといずれ先進国の座から落ちるかも、と思ってしまいます。
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そうなったとき、今やってる資産形成だけで何とかなるのかな、と不安になったり。。
今の資本主義では大丈夫かもですが、次に来るイノベーションに乗り遅れると悲惨な未来が待っているかも知れません。
株式は超長期でインフレ耐性がありますし、実際にはそんな困ることもないでしょうけど、改めてコツコツ資産形成しつつ、本業も大切にしたいな、と思いました。
今日はまとまりがないですが、アルゼンチンのインフレを見て感じたことでした。
何とかこのインフレを生き残り、下がった株式を買い、爆裂に儲かった老後を目指しましょう。
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