株式投資で資産形成したいけど20年後とか遠すぎて想像ができない。
こんなことを思う人は多いかもですね。
かくいう私も20年前には投資はしておらず貯金だけをしていたような気がします。(もう20年前だから正確なことは忘れてます…)
インデックス投資を始めてから17年以上経っており、めったなことがない限り20年という長期投資はクリアできるはず。今考えても良く飽きずに積立投資をしてきたな、と。
では、投資を始める前はどんな生活をしていたのか。そして投資を続けることができたモチベーションは何かあるのか。
ちょっと昔を思い出しながら記事にしてみました。
投資を始める前は給料の20%を貯金する生活
管理人が社会人として世に出たころは就職氷河期と呼ばれる時期です。
それはそれは仕事が無くて、ブラック企業ですら働かせて貰ってるだけありがたいという暗黒時代でした。
給料や待遇に対する不満はあるものの、何だか社会全体がリストラに怯えている、そんな記憶が残っています。
今よりもっと日本衰退という諦めに似た退廃感がありましたね。
しかし昭和を引きずった部分もあり消費は美徳という面も残っていて、同世代で貯金している友人はあまりいなかったような。
まぁ、給料も少ないしカツカツの生活だったというのもあるかも知れません。でも、けっこう飲みに行ったり、そこそこ遊んでいた記憶はあります。20代のうちは海外旅行も良く行ってましたし。
ただ何となく自己防衛をしなきゃ、という気持ちはあって、収入の20%は貯金に回していました。今となってはホント助かってます。
給料の20%を貯金するって大変そうに感じるかもですが、残り80%で生活するのは意外と何とかなるもので、余ったお金で最大限楽しめていた気がします。独身で若かったことが大きいんでしょうけど。
投資はしていないけど4~5年くらいは黙々と貯金をしていました。
今思えば現金も資産の一つなので、これも立派な投資であると思います。無リスク資産がなかったらリバランスも難しいし、暴落のときに心を支えてくれる重要アイテムですから。
ちなみに初めて買った投資商品はインド株投信ですが、安い値段で仕込んでおいて高くなったら売る、みたいな考えが出たのは為替だったりします。
海外旅行のとき、たまたま円高でドル転して次回の旅行で円安だったときに、これってドル現物を持っておけば儲かるのでは?みたいなところから投資を考え始めるようになります。
浅はかな人間だったのですw
実際に500ドルくらいを現物のまま残していたのですが、円高になって損したまま旅行で使っちゃったような記憶。
脱線し過ぎましたが、投資はしなくても貯金って
- タネ銭を貯めること
- 生活費をコントロールできる
というのは長期投資でもけっこう重要な部分を占めます。
なので、
- 将来が普段だから投資をしたい
- 早く資産形成したい
- いつかは労働から逃れたい
といった場合でも、まずは投資じゃなくて貯金からでも十分資産形成できると思います。
積立投資はマジでお金が貯まる!気付いたら資産になっていた
インド株投信やFX全盛のころに地味なインデックス投資に参戦しました。
何度か書いていますが、碌な商品がない時代でした。
とはいえ、インデックス投資の経典を読みつつ、いろんなブログで知識を仕入れながらコツコツと先進国株式を積立投資していましたね。(もう、名前すら覚えてません。)
今も投資というのは人に話すようなものではないので、ネット上での情報がありがたかったのを覚えています。私がブログでお金の話を書いているのも、何か役に立つことがあればという恩返し的な意味もあったり。
で、2006年くらいだったと思うのですが、信託報酬1%みたいな時代に海外ETFが登場します。
とは言っても、当時は最低25ドルの手数料が必要だったりしたので、手数料負けしないために100万円くらい投資信託を積み立てては解約して海外ETFを買うというリレー投資をしていました。
この頃には毎月ワンパターンで投資に飽きていたのも薄っすら覚えています。笑
リーマンショックに被弾して、しばらく市場も冷え込んでいた影響もありますね。今思えば仕込み時だったのですが。。
2012年くらいまでは、どうせまた急落とかでお金が減っちゃう、とか思ってる時代もありましたね。
リーマンショックまでは複利7.2%で運用して〇〇歳までにセミリタイアします!みたいなブログもあったのですが、数年間くらいはそういったワードすら出てこず、私に至っては株式リターンというのは6%とか無理じゃね?と思ってた時期です。
ところが2012年終盤、アベノミクス以降、為替と株式の急激な巻き戻しが起こります。
この時にやっと長期投資はまだ生きている!と思ったような気がします。リーマンショックでの暴落をうけて、4年間くらい耐え忍ぶ時代が続いたのかも。
またまた冗長になりましたが、リーマンショックを経験して、お金をすり減らしてまで積立投資を続けることができたのは、下記の本のおかげです。
- ウォール街のランダムウォーカー
- 敗者のゲーム
- 株式投資の未来
その中でもとくに有名な下記の画像を紹介して終わります。
15年で利回りとしては下限の4%くらいは何とかなっているような気もします。(実際にどれくらいのリターンになっているかはリレー投資とかしていて分からなくなってます。。)
その後、2017年、2019年のような暴騰期に恩恵をうけて、ブログを書きはじめて気が付いたら2000万円くらいが出来ていました。
おわりに|継続は力なりはホントだった
続けてみて分かったことですが、継続は力なりはホントでしたね。
途中で退場していたら無理だったと思います。どこかで散財してお金も無くなってたかも知れませんしね。
ただ分散された株式を長期で保有すれば元本割れの確率は大幅に減るという画像はホントに衝撃的で、この一枚で私の積立投資が続いたといっても言い過ぎではないかな、と。
個人的には4年くらいの低迷と、4回くらいの稲妻が輝く瞬間を経験しているので、これからも長期投資を続けると確信しています。(経済的理由から追加投資が厳しくなっても保有している株式はストロングホールドします。)
なかなか長期投資を信じ切ることは難しいと思いますが、読者様と一緒に投資を続けていたらと思っています。
お読み頂きありがとうございました。
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